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【南伊豆・531Coffee&Bake】青野川のほとり、日常を彩る「小さなご褒美」

2026/04/08
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南伊豆南伊豆町
【南伊豆・531Coffee&Bake】青野川のほとり、日常を彩る「小さなご褒美」

531カフェ テラス席

 

南伊豆の穏やかな時間が流れる、青野川沿いの遊歩道。

川面をなでる風を感じながら歩いていると、ふと目に留まるシルバーに輝くトレーラーハウスがあります。

「531(ゴーサンイチ)Coffee&Bake」

そこは、南伊豆の自然豊かな景色の中に、まるであつらえたかのように溶け込む小さなカフェです。

白を基調とした清潔感のある佇まいは、どこか異国の映画のワンシーンを思わせる雰囲気。2024年に3周年を迎え、店内を改装したことで、待望のイートインスペースも誕生しました。

店主との心地よい距離感に、ひとりでも気兼ねなく羽を休められる空間。テラス席ではペットと一緒に、ただ流れる雲を眺める。

観光の合間でも、いつもの日常の延長でも。ここは、訪れる人を等身大のままで受け入れてくれる場所です。

 

531カフェ 店内

 

531カフェ 店内

 

531カフェ テラス席

 

移住から紡がれた、あたたかな居場所

移住から紡がれた、あたたかな居場所

店主の森朝子(ともこ)さんは東京の出身。

 

もともとはサーフィンをきっかけに伊豆を訪れていましたが、「豊かな自然の中で子育てをしたい」と願い、10数年前に家族とともに南伊豆への移住を決めました。

 

東京で飲食店を営んでいた両親を手伝いながら、心の中にずっと温めていた「いつか自分の店を持ちたい」という夢。

 

その想いが、お子さんが成長したタイミングで形になったのが、この場所です。

 

店名の「531」は、お子さんの誕生日(5月31日)に由来しています。

 

家族への愛情がそのまま店の名になり、その柔らかな空気が店全体を包み込んでいる。だからでしょうか、ここで過ごす時間はどこか優しく、心にそっと寄り添ってくれるような温かさがあるのです。

 

531カフェ テラス

 

心を満たす、一杯のコーヒーと手作りの味

心を満たす、一杯のコーヒーと手作りの味

531カフェ スムージー

 

カウンターに立つ森さんが丁寧に淹れるのは、メニューに合わせて豆を使い分ける本格的なドリンク。

 

ほろ苦さと甘みが絶妙なキャラメルラテや、ミルクの甘みが際立つカフェラテは、冷えた心まで解きほぐしてくれるような「ほっとする一杯」です。

 

また、地元産のイチゴやブルーベリーを贅沢に使ったスムージーも人気。旬の果実をギュッと閉じ込めた味わいは、季節の移ろいを感じさせてくれます。

 

店内に漂う甘い香りに誘われて、つい手が伸びてしまうのが日替わりの焼き菓子。

 

国産小麦の風味を活かし、地元農家から届く果実を盛り込んだスコーンやマフィンは、少し大きめサイズです。

 

「家庭的な手作りの味を大切にしたい」と語る森さんのこだわりが詰まったお菓子は、自分へのご褒美にはもちろん、大切な誰かへの「お福分け」にもぴったり。

 

さらには、自家製ベーグルやフォカッチャを使った具だくさんのサンドイッチもあり、ランチタイムの心強い味方になってくれます。

 

531カフェ スコーンとマフィン

 

531カフェ ベーグル

 

何気ない「南伊豆のひととき」を持ち帰る

何気ない「南伊豆のひととき」を持ち帰る

531カフェ サンドイッチ

 

ランチのあとに立ち寄る人、犬の散歩の途中に一息つく人、明日の朝食にと焼き菓子をテイクアウトする人。

この場所では、旅人と地元の人の時間が、ごく自然に混ざり合っています。

森さんが目指すのは「ただ食事をするだけの場所ではない」カフェ。そこには、何気ない会話や笑顔がいつもあふれています。

川のせせらぎをBGMに、ドリンクを片手にぼーっと過ごす。

それはとても些細なことのようでいて、何より贅沢な「南伊豆の時間」なのかもしれません。

 

もし南伊豆を訪れたら、ぜひ青野川の遊歩道を歩いてみてください。そして、この小さなトレーラーハウスを見つけたら、迷わずその扉を叩いてみてほしい。そこには、あなたの旅をそっと彩る、優しい記憶が待っているはずですから。

 

531カフェ 入口付近

 

531.coffee.and.bakeの基本情報

531.coffee.and.bake(ゴーサンイチ コーヒー アンド カフェ)

住所:静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂240-1

TEL:080-7799-5232

営業時間:10:00~16:00

休業日:月曜日・火曜日

駐車場:あり(4台)

アクセス:伊豆急下田駅より東海バス「下賀茂/子浦/伊浜」行に乗車(乗車時間24分)、「熱帯植物園」バス停より徒歩約3分

 

 

 

この記事を書いた人

Kojiro Takamoto

大阪府出身、南伊豆町と東京都の2拠点生活を送る会社員。伊豆下田経済新聞のライターとして伊豆半島南部の魅力を発信しています。

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