<東海バスフリーきっぷでバス旅へ>フォトグラファーが行く、南伊豆途中下車の旅①
2026/03/19
GENIC編集部フォトグラファーモデルコース下田南伊豆河津
『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の南伊豆(下田・河津)エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーのMayu Yamaguchiさんが出かけた1泊2日のぶらりバス旅を紹介。
「石廊崎・下田2日券」を使って東海バスに乗り、窓枠に切り取られた絵画のような風景や、ふとした瞬間の光を探しながら旅をする。心に留まった景色を丁寧にシャッターに収めて。彼女が感じた南伊豆の魅力を、写真に切り取った風景とともに辿る。
東海バスで海と山のどちらも。1泊2日の南伊豆旅
フィルムカメラとデジタルカメラを持って、南伊豆の海辺から自然豊かな山の撮影スポットまで、景色を楽しみながらのんびりと巡る1泊2日の写真旅。1日目は、白浜神社やペリーロード、河津七滝へ。2日目は、川津来宮神社や動物園「iZoo」を訪れた。
「いいな」と思ったら、次の停留所で降りてみる。東海バスのフリーきっぷがあるからこそ生まれる、そんな自由なリズム。のんびりとした旅が好きな人にぴったり。
下田駅から東海バスで「白浜神社」へ


バス旅は、下田駅前から。駅前にある東海バス下田駅前案内所で、東海バスフリーきっぷ「石廊崎(いろうざき)・下田2日券」を購入。初めて降り立つ下田駅に、すでに気持ちが高まっている。駅の空気や、何気ない風景。それもバス旅の一部として、カメラに収めながらバスを待つ。
東海バス「板戸一色(いたどいちき)」行き(S31 系統)に乗り、海沿いを走って最初の目的地「白浜神社」へ。
品川駅 7:04発
JR東海道新幹線 こだま703号
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熱海駅 7:42着 / 熱海駅 7:57発
JR東日本伊東線
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伊東駅 8:19着 / 8:20発
伊豆急行線
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伊豆急下田駅 9:22着 / 10:00発
東海バス
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松崎 10:11着
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静かな時間が流れる「白浜神社(伊古奈比咩命神社)」

バスに揺られること約11分。「白浜神社」バス停で降りると、目の前に「白浜神社」(しらはまじんじゃ)が姿を現す。静岡県下田市にある、伊豆最古の宮と伝わる神社で、その歴史はおよそ2400年に及ぶ。伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)を祀り、縁結び、子育て、商売繁盛、海上安全のご利益で知られている。
白浜大浜海岸の美しい海に面して立つ鳥居が象徴的な、伊豆を代表するパワースポットのひとつ。


真っ赤な大鳥居は、真っ白な砂浜によく映える。そのコントラストの美しさは、ファインダー越しに見ても溜息が出るほど。冬の澄んだ光と海の透明感を伝えるために、あえて空を多めに入れて、海辺に立つ鳥居を写す。

砂浜に立つと、つい貝殻やシーグラスを探してしまう。手のひらにちょこんと乗せてシャッターを切る。良い旅になる予感がする、お気に入りの一枚。


波打ち際で夢中になって探していると、足元へ寄せる波の透明さに目を奪われる。太平洋側で、これほど透き通った海を見るのは初めて。静かな感動が広がる。


白浜神社の本殿へと向かう。きらめく海の景色から一転、森の静謐な空気が迎えてくれる。境内を歩いていると、木々の隙間から光が降り注ぐ木漏れ日のスポットをいくつも発見。見つけるたびに、その神聖な輝きを何枚も写真に収める。


伊古奈比咩命神社(白浜神社)では、令和7年1月1日より4種の御朱印紙が用意されている。どれにするか迷い、海岸の鳥居と朝日が描かれた一枚を選ぶ。


参拝後に引いたおみくじは『小吉』。「春先の旅が良い」とある。それはきっと、「またバスに乗って伊豆へ来なさい」という神様からのメッセージなのだと、都合よく解釈する。


白浜神社をたっぷりと満喫したら、東海バスでスタート地点の下田駅へ戻る。お腹が空いてきたところで、ちょうどランチタイム。
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白浜神社
基本データ
<住所>静岡県下田市白浜2740
<TEL>0558-22-1183
<利用料金>境内参拝自由(無料)
<受付時間>9:00〜16:00(受付は15:30まで)
<休業日>年中無休
<駐車場>あり(約60台、参拝者に限り1時間無料)
行き方・アクセス
<電車>伊豆急下田駅から東海バス「板戸一色」行き、または「下田海中水族館」行きで「白浜神社」下車すぐ
<車>東名高速道路 沼津IC、または新東名高速道路 長泉沼津ICから約1時間30分
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白浜神社 12:13発
東海バス
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伊豆急下田駅 12:25着
約15分
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新鮮な海鮮ランチがいただける「下田海鮮 厨」

下田駅から散歩しながら向かったのは、「下田海鮮 厨(くりや)」。下田の人気観光地ペリーロードに2024年にオープンしたお店。メニューには、地元の新鮮な海の幸や旬の味を活かした和食料理が並ぶ。

新鮮な地魚を贅沢に使った「海鮮ちらし御膳(味噌汁付き)」をオーダー。

運ばれてきた瞬間、その色彩の美しさに心が躍り、すかさずシャッターを切る。どの海鮮もぷりぷりとして臭みがまったくなく、新鮮さが伝わってくる。
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下田海鮮 厨
基本データ
<住所>静岡県下田市三丁目13-13
<TEL>070-1621-7419
<利用料金>メニューによる(目安:2,000円~5,000円)
<定休日>不定休
<駐車場>なし
行き方・アクセス
<電車>伊豆急下田駅から徒歩約15分
<車>東名高速道路 沼津IC、または新東名高速道路 長泉沼津ICから約1時間40分
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下田海鮮 厨
すぐ
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ただ歩くだけで楽しい「下田ペリーロード」

お腹も満たされたところで、レトロな雰囲気が漂う「下田ペリーロード」を散策する。平滑川(ひらなめがわ)沿いの石畳を進むと、水辺にはカルガモが集っている。まるで時が止まったかのような、ゆったりとした情緒が漂う。路地に連なって並ぶのは、伊豆半島で採掘された「伊豆石」を使った家々。東京では出会えない景色に、シャッターを切る手が止まらない。


バスに乗り込む前に、下田港にも立ち寄り。山に囲まれた入り江型の下田港は、とても波が穏やか。天気のよい日には、青い海と空、船のコントラストが利いた一枚を写すことができる。
再び下田駅に戻り、東海バスに乗って次の目的地を目指す。
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下田ペリーロード
基本データ
<住所>静岡県下田市三丁目
<TEL>0558-22-3913(下田市役所 観光交流課)
<利用料金>散策自由(無料)
<定休日>散策自由
<駐車場>近隣の市営駐車場を利用(有料)
行き方・アクセス
<電車>伊豆急下田駅から徒歩約15分
<車>東名高速道路 沼津IC、または新東名高速道路 長泉沼津ICから約1時間40分
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下田駅から東海バスに乗って、「河津七滝温泉」へ

下田駅から東海バス修善寺駅行き [蓮台寺駅・河津七滝・本立野経由](C65系統)に乗車する。「河津七滝(かわづななだる)温泉」バス停までは、約34分の道のり。
車窓は海の景色から、次第に山の景色へと変わっていく。車内に響くエンジン音、光の当たり方で表情を変える木々の風景。バス旅ならではの贅沢なひとときを噛み締める。
下田ペリーロード
約15分
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伊豆急下田駅 14:00発
東海バス
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河津七滝温泉 14:34着
約3分
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心身ともにリフレッシュできる河津七滝「大滝 滝見台」
「河津七滝温泉」バス停で降りて徒歩で約3分。河津七滝の中でも最大の落差を誇る「大滝(おおだる)」へ。

大滝を間近で望める展望スポット兼休憩所「滝見台」。展望台から眺めるその姿は、まるで大自然が描いた水墨画のようで、圧巻の一言。マイナスイオンを全身で浴びながら、力強い滝の音に癒やされる時間は、心身ともにリフレッシュできる贅沢タイム。
ここでの撮影は、水しぶきと周囲の深い緑のコントラストを捉えるため、あえてシャッタースピードを調整。水の流れが少し滑らかになるよう表現した。

12月の河津七滝周辺では、鮮やかな紅葉の残り香と、寒さに負けず咲くサザンカなどの冬の花々を見ることができる。季節が移ろうその姿が、訪れる人々を楽しませてくれる。
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河津大滝
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡河津町梨本(大滝周辺)
<TEL>0558-32-0290(河津町観光協会)
<利用料金>散策自由(無料)
<定休日>散策自由(天候により遊歩道閉鎖の場合あり)
<駐車場>あり(有料・無料あり)
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線 河津駅から東海バス「河津七滝」または「修善寺駅」行きで「大滝入口」下車、徒歩約3分
<車>東名高速道路 沼津ICから約1時間30分
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大滝 滝見台
約1分
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旅のひと休みに寄りたい「一休茶屋」
大滝 滝見台でリフレッシュしたあとは、「一休茶屋」で休憩。大滝の遊歩道のすぐそば、徒歩約1分の場所にあり、滝を見たあとすぐに立ち寄れる便利な立地。甘いものが欲しくなるころ。吸い寄せられるように暖簾をくぐる。


温かいおしること甘酒をいただく。身体がじんわりと温まり、身も心もほぐれていくのを感じる。甘さが染み渡り、ふっと肩の力が抜ける。
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一休茶屋
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡河津町梨本380-6
<TEL>0558-36-8928
<駐車場>あり(無料)
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線 下田駅から東海バス修善寺駅行き「河津七滝温泉」下車すぐ
<車>東名高速道路 沼津ICから約1時間30分
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「河津七滝温泉」バス停から東海バス河津駅行きのバス(C50系統)に乗り、河津駅方面へ。本日の宿へと向かう。
「河津駅」バス停で降りて歩いていると、ちょうどマジックアワーの美しい時間に遭遇。我慢できず、宿の隣にある浜辺へ、少しだけ寄り道をすることに。

急いでカメラを構え、夕焼けのグラデーションと、海面に映る幻想的な光を収める。予定外に訪れたこの美しい瞬間を、逃さずに捉えることができた。
河津七滝温泉 15:40発
東海バス
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河津駅 16:04着
約7分
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全室オーシャンフロント「河津温泉郷 海遊亭」
宿泊するのは、2025年1月にリニューアルされた「河津温泉郷 海遊亭」。ロビーに足を踏み入れた瞬間、大きな窓とその向こうに広がる青い海が目に飛び込んでくる。その開放感に、思わず息をのむ。
ソファに腰を下ろし、ウェルカムドリンクのコーヒーをいただきながら、ほっと一息。セルフでかき氷を作れるサービスもあり、子連れの家族も楽しめそうな心温まるおもてなしが印象的。全12室という隠れ家のような宿は、落ち着いた雰囲気に包まれている。


海遊亭は、すべての客室が海に面したオーシャンフロント。露天風呂を備えた客室では、潮騒の音をBGMに、より贅沢な入浴を楽しめる。小上がりにベッドを配した和モダンな部屋は、心身をゆったりと休められる、ゆとりある空間。

旅の楽しみといえば、やはり夕食。伊豆の海の幸をふんだんに盛り込んだ、「金目鯛」と「鮑」の会席をいただく。伊豆の恵みを心ゆくまで堪能する。


伊豆名物の「山葵丼(わさびどん)」。初めて自分で山葵をすりおろしてみる。すりたてならではの爽やかな香りが鼻を抜け、ふわりと広がる。おかかとの相性も抜群で、自然と箸が進む。季節を感じる料理の数々に、心もお腹も満たされる贅沢なひととき。
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『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の南伊豆(下田・河津)エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーのMayu Yamaguchiさんが出かけた1泊2日のぶらりバス旅を紹介。
「石廊崎・下田2日券」を使って東海バスに乗り、窓枠に切り取られた絵画のような風景や、ふとした瞬間の光を探しながら旅をする。心に留まった景色を丁寧にシャッターに収めて。彼女が感じた南伊豆の魅力を、写真に切り取った風景とともに辿る。