伊豆七不思議の1つ「神池の淡水」
大瀬崎の先端の真ん中には、不思議な現象は伊豆七不思議の一つに数えられている「神池」と呼ばれる不思議な池がある。
何が不思議かというと、海からすぐの場所にあるにもかかわらず、池の水は海水ではなく淡水となっているのだ。
その証拠に神池には淡水魚である鯉が群遊している。
一説によると富士山の水が地下から湧出しているとも伝えられているが、真偽は定かではない。(写真提供:沼津市)
大瀬崎は、静岡県沼津市にある駿河湾に約1km突き出した岬で、別名・琵琶島とも呼ばれている。
国の天然記念物となっているビャクシン樹林が群生しており、ビャクシン樹林の群生地としては国内最北端の場所となる。
大瀬崎の一番の見どころは、駿河湾越しに世界遺産「富士山」を眺めることができるところだ。
大瀬崎は古くから海越しに見る富士山の名勝地と知られ、その知名度は広く、海外でも富士山ビュースポットとして、その名を知られている。
筆者おすすめのビュースポットは、県道17号線沿い展望スポットだ。
ここからは大瀬崎越しの富士山を眺められるビュースポットとなっている。
駐車スペースに限りがあるが、空いていればぜひ立寄ってほしい。(写真提供:沼津市)
大瀬崎の先端の真ん中には、不思議な現象は伊豆七不思議の一つに数えられている「神池」と呼ばれる不思議な池がある。
何が不思議かというと、海からすぐの場所にあるにもかかわらず、池の水は海水ではなく淡水となっているのだ。
その証拠に神池には淡水魚である鯉が群遊している。
一説によると富士山の水が地下から湧出しているとも伝えられているが、真偽は定かではない。(写真提供:沼津市)
約1500年前に建立された「大瀬神社」は、古くから駿河湾漁民の信仰の象徴、海の守護神との神を祀る神社として、多くの人々の崇敬を集めている。
この神社では、海上安全を願う人々が赤い褌を奉納する風習があり、境内では多くの赤い褌が奉納されている。
未来に残したい漁村の施設を水産庁が選定した「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれている。
「大瀬神社」には、漁民の描いた絵馬や漁船模型が多数奉納されており、それらは静岡県の指定有形民俗文化財に指定されるなど貴重なもの。
絵馬には古くからの駿河湾漁民の暮らしぶりが描かれており、 絵馬を見ることで当時の暮らしをのぞくことができる。
毎年4月4日の例大祭には、「天下の奇祭」として知られる「大瀬まつり」が開催される。
大漁旗で飾りたて、女装した青年達を乗せた踊り船が到着すると、船から海に向かって俵を投げ入れるのだ。
そしてそれを泳いで拾った青年たちが神社に大漁と航海の安全を願って参拝。
遠くは蒲原・由比から、近くは静浦・内浦・西浦等多くの地区から集まるそうだ。
当日は地場産品の販売や太鼓演奏、福引きなども行われ、お祭りらしく賑やかな雰囲気に。ぜひこの日をねらって訪れたいものだ。(写真提供:沼津市)
豊かな自然に恵まれた大瀬崎周辺の海は、日本有数の透明度を誇り、スキューバダイビングのメッカとして1年を通して多くのダイバーが訪れる。
内海と外海の海相の違いがはっきりしており、水がきれいでサンゴ等も海中に華麗な花を咲かせているおり、海中生物は約700種類生息していると言われている。
「美しい・清らか・安らげる・優しい・豊か」という評価軸に基づき、環境省が選ぶ「快水浴場百選」にも認定されており、また水質も環境省が定めている国内最高レベルの「AA」の評価を受けておりその水質は折り紙付き。
ダイビングをしなくても、シュノーケルがあれば浅瀬でもきれいな魚を見ることができ、小さな子どもでも海水浴を楽しむことができる。(写真提供:沼津市)
住所:静岡県沼津市西浦江梨
TEL: 055-964-1300(沼津観光協会)
URL:https://numazukanko.jp/spot/10009
アクセス:沼津駅より東海バス「江梨」行に乗車(乗車時間67分)、終点「江梨」バス停にて戸田交通の予約制乗合タクシー「ふじみgo!」※に乗り換え(乗車時間6分)、「大瀬岬」より徒歩約10分
※「ふじみgo!」は事前予約が必要となります。詳しくはこちらをご覧下さい
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/access/bus/taxi.htm
伊東市在住の「Izu Letters」ドローン担当。最近、職場の先輩が筋トレを始めたため、筋トレ話でマウントを取ることに快感を感じている。引き続き筋肉マウントをするために、日々の筋トレにも今まで以上に熱が入り、普段の倍以上のメニューをこなしている。好きな作家は「Testosterone」。
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