【下田・雑忠】築170年のなまこ壁に抱かれて。歴史の息づかいと温泉に癒やされる、私だけの隠れ家
下田の街を歩いていると、ひときわ目を引く美しく壮大な格子模様の壁が現れます。
下田市登録まち遺産第1号にも認定されている、築170年超の歴史的建築物「なまこ壁の家・雑忠(さいちゅう)」。かつて西国と江戸を結ぶ風待ち港として栄えたこの町で、海運業や廻船問屋を営んできた名門・鈴木家の邸宅が、2025年秋、一棟貸しの宿として新たな一歩を歩み始めました。
「これまでは一族だけで守ってきたこの場所を、もっと下田のために役立てたい」
そんなオーナーの想いから、歴史の面影をそのままに、現代の快適さを調和させた上質な空間へと生まれ変わった雑忠。一歩足を踏み入れれば、そこには下田の繁栄を支えた先人たちの息づかいと、静謐な時間が流れています。
選べるふたつの客室。時代を旅する贅沢なプライベート空間
敷地内には、趣の異なるふたつの客室が用意されており、それぞれ貸切で贅沢に過ごすことができます。
◇ 奥座敷(定員6名)

大正初期、5代目当主の隠居所として建てられた空間。 6畳2間の和室と板の間からなり、窓の外には伊豆の植生をそのまま移したかのような、美しい緑が風にそよぐ中庭が広がります。
長い一本木を使ったダイナミックな梁(はり)や、職人の手仕事を感じる不規則なゆらぎのある窓ガラスなど、現代では決して手に入らない貴重な建具が、空間の贅沢さをそっと引き立てています。

深く澄んだ井戸水が絶えず注がれる古池を眺めながら、畳の上をごろりと寝転ぶ。ただそれだけで、日々の忙しさで強張っていた心が静かにほどけていくのを感じるはずです。
◇ 離れ(定員6名)

昭和10年代、代議士を務めていた6代目当主が、時の政治家などを迎える迎賓館として建てた特別な場所。障子の精緻な組子(くみこ)や欄間(らんま)など、随所に職人の粋な技と、当時の最高峰の美意識が散りばめられています。

贅沢な「和」の美しさにどっぷりと浸りながら、まるで昭和の文豪にでもなったかのような、背筋がすっと伸びる心地よい非日常を味わえます。
源泉かけ流しの湯で、旅の疲れを芯から潤す
歴史ある建物の魅力に、さらなる極上の彩りを添えるのが温泉です 。
下田の豊かな恵みである温泉を「源泉かけ流し」で愉しむ贅沢 。どこか懐かしさを残すレトロなタイル張りの湯船に身を委ね、じんわりと体が温まっていく時間は至福のひとときです 。
ひんやりとした石の感触と、歴史を刻んできた木々の温もりに包まれながらの湯浴みは、旅の記憶をさらに深いものにしてくれます。
この宿を拠点に、下田を楽しむ
正面玄関をくぐってすぐの土間(ミセ)は、かつて商人たちが活発に行き交った場所。太い大黒柱が支えるこの開放的なスペースでは、時には地域の飲食イベントや展示会が開かれ、今もなお新しい文化の交差点となっています。

「この宿を拠点に下田の街を楽しんでほしい」というオーナーの想いから、宿の機能はあえてシンプルに。下田の「旧町内」と呼ばれるエリアの中心に位置する雑忠からは、下田の味を楽しめる飲食店や、歴史ある町並みに徒歩でアクセスすることができます。
地元の鮮魚に舌鼓を打ち、歴史的な小道を散策し、夜は雑忠に戻って温泉に浸かる。そんな一連の流れは、単なる観光旅行以上の、この町に浸る経験となるはず。
170年以上の月日が紡いできた物語に包まれる場所。ここで、あなただけの特別な下田の時間を過ごしてみませんか。
雑忠の基本情報
源泉かけ流し なまこ壁の宿「雑忠(さいちゅう)」
住所:静岡県下田市一丁目9-15
駐車場:あり
アクセス:伊豆急下田駅から徒歩5分

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下田の街を歩いていると、ひときわ目を引く美しく壮大な格子模様の壁が現れます。
下田市登録まち遺産第1号にも認定されている、築170年超の歴史的建築物「なまこ壁の家・雑忠(さいちゅう)」。かつて西国と江戸を結ぶ風待ち港として栄えたこの町で、海運業や廻船問屋を営んできた名門・鈴木家の邸宅が、2025年秋、一棟貸しの宿として新たな一歩を歩み始めました。
「これまでは一族だけで守ってきたこの場所を、もっと下田のために役立てたい」
そんなオーナーの想いから、歴史の面影をそのままに、現代の快適さを調和させた上質な空間へと生まれ変わった雑忠。一歩足を踏み入れれば、そこには下田の繁栄を支えた先人たちの息づかいと、静謐な時間が流れています。