【熱海・cafe Blue moon】サイフォンで至高の一杯を。マスターこだわりのジャズカフェ
熱海銀座商店街を抜けた先にある「cafe Blue moon(ブルームーン)」。商店街の先にそっと佇むカフェは、店主のこだわりが詰まった音楽とコーヒーが調和する空間です。その魅力をご紹介します。

元ラーメン店を全面改築したカフェ・ブルームーン
扉を開けた瞬間、ふわりと漂うのは、サイフォンで淹れたコーヒーの香り。
カフェ・ブルームーンは2023年4月30日にオープンしました。今では想像もできないかもしれませんが、ここは元々、ラーメン店があった場所。創業90年を超えたラーメン店「濱(はま)よし」を全面改装し、ジャズカフェとして生まれ変りました。しかも、店主は「濱よし」三代目だった柳下隆さん真紀さん夫婦。
隆さんの「いつかジャズ喫茶をやりたい」という夢を叶えた、こだわりの店へと変貌を遂げたのでした。

こだわりの店内はリラックス空間
隠れ家のような店内は、アンティーク家具と隆さんが若い頃から集め続けた3000枚を超えるレコードコレクションが出迎えてくれます。
ヴィンテージのレコードプレーヤーとスピーカーも設置。店内に流れるジャズミュージックは隆さんのこだわりのもの。時には小粋に、時にはしっとりと、贅沢な音楽が、空間にゆるやかに溶け込んでいきます。


選び抜かれたコーヒーと、優しい味わいの手作りスイーツ
ブルームーンで味わえるのは、世界各地から選び抜いたスペシャリティコーヒーと、真紀さんの手作りスイーツ。おすすめは、やさしい甘さが広がる「オーガニックバニラシフォンケーキ」。ふわっとした口当たりで、コーヒーとの相性も抜群です。
ほかにも「自家製コーヒーゼリー」や「バニラアイスクリーム」など丁寧に仕立てられたスイーツが揃います。


「熱海でも本格的なコーヒーを気軽に楽しんでもらいたい」と語る隆さんの思いを感じ取れる一杯。その味わいは、日常の少し先にあるご褒美の時間を演出してくれます。
銀座町の裏路地で、ジャズと珈琲に包まれるひとときを。ちょっと立ち止まりたくなった日に、ふらりと訪れたくなる場所です。その一杯に込められた産地の物語と焙煎の技術が、またひとつこの店の静かな魅力を深めています。

cafe Blue moonの基本情報
cafe Blue moon(カフェ ブルームーン)
住所:静岡県熱海市銀座町5-9
営業時間:13:00~18:00
休業日:不定休
アクセス:熱海駅より、東海バス「お宮の松経由紅葉ヶ丘またはひばりヶ丘、網代旭日町、上の山、熱海港」行に乗車(乗車時間5分)、「銀座バス停」バス停下車、徒歩約3分
熱海駅より徒歩約15分

この記事を書いた人
堀尾さよ
熱海市在住。「熱海経済新聞」でも活動するフリーライター。
普段はカステラまんじゅう「ANNDOT」の店員。
地域と人がつながるあたたかい場をつくります。
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