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【伊東温泉観光・文化施設 東海館】昭和レトロな趣の旧老舗旅館で、日本の伝統美に触れる

2022/03/04
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Takeshi Kusakabe伊東市東伊豆
【伊東温泉観光・文化施設 東海館】昭和レトロな趣の旧老舗旅館で、日本の伝統美に触れる

「伊東温泉観光・文化施設 東海館」は、JR伊東駅から徒歩7分、松川(伊東大川)沿いに建つ木造3階建ての温泉旅館だ。1928(昭和3)年に稲葉安太郎(いなばやすたろう)氏によって創業され、1997(平成9)年にその歴史に幕を閉じるまで、長きにわたり多くの人々に親しまれた。2001(平成13)年7月26日からは伊東温泉の新たな観光名所として一般公開されている。

昭和初期の職人たちによる創意工夫あふれる建築物

伊東温泉観光・文化施設 東海館内観

伊東温泉観光・文化施設 東海館_外観創業当初

創業当初の「東海館」は現在よりも小規模であったが、湯治客から団体客への客層の変化に合わせ館内を増築していった。ヒノキやスギといった高級木材、変木(へんぼく)と呼ばれる、形が変わった木々をふんだんに使用。各階を当時評判の棟梁が腕をふるったため、それぞれ趣が異なる造りとなっている。

また、書院の欄間(らんま)や障子には幾何学模様や網干し状のデザインが施されており、当時の職人によるすばらしい技術の一端を垣間見ることができる。1949(昭和24)年には望楼(ぼうろう)が完成し、現在の姿となった。当時、周囲には高い建物がなく、望楼からの眺望はすばらしかったと言われている。

「伊東温泉観光・文化施設 東海館」では、古き良き昭和の旅情が感じられる

東海館内観①

伊東温泉観光・文化施設 東海館外観②

訪れてまず目に入るのががっしりとした玄関だ。昭和初期の温泉情緒漂う風格のある玄関には旭(あさひ)と鶴の彫刻が飾られており、ここで記念撮影をする人も多い。館内に入ると廊下や階段、客室入口といった随所に当時の建築美を感じることができる。見どころは3階にある120畳の大広間。東側には舞台があり、唄や踊り、温泉浴客の宴席で賑わった当時の様子を思い起こさせる。

昭和レトロな喫茶室や温泉も

東海館喫茶飲み物

伊東温泉観光・文化施設 東海館喫茶内観

館内の見学後には1階にある喫茶室に立ち寄るのもおすすめだ。昭和レトロな雰囲気を感じながら松川を眺めのんびりとした時間を過ごすことができる。

 

伊東温泉観光・文化施設 東海館小浴場

伊東温泉観光・文化施設 東海館大浴場

土日祝日限定で利用できる温泉で旅の疲れを癒すのもおすすめ。大小ある浴場は床から壁まで総タイル張りとなっており、こちらも昭和の温泉情緒を感じることができる。大浴場にある唐獅子彫刻の湯口は、玄関の彫刻も手掛けた森田東光(もりたとうこう)氏の作品。
なお、大小2つの浴場は、男女時間で入替制となっている。

伊東温泉観光・文化施設 東海館の基本情報

伊東温泉観光・文化施設 東海館(いとうおんせんかんこう・ぶんかしせつ とうかいかん)

住所:静岡県伊東市東松原12-10

TEL:0557-36-2004

URL:https://itospa.com/spot/detail_52002.html

 

この記事を書いた人

Takeshi Kusakabe

伊東市在住。丘サーファー。「Izu Letters」ドローン担当。優先順位は、筋トレ、プロテイン、ゴルフ、ゲーム、ドローン、サーフィン。筋肉を活かしたゴルフは圧巻の飛距離!記録よりも記憶に残る300ヤードマグナムの男。

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