西伊豆町のガラス文化とガラスの魅力を広める
西伊豆町は、もともとガラスの原料となる「珪石(けいせき)」の産地だった。1939(昭和14)年から約70年間ほど採掘が行われ、日本のガラス文化を支えてきた歴史がある。「黄金崎クリスタルパーク」は、その歴史を伝えていくために設立されたという施設なのだ。
(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須地区にある「黄金崎クリスタルパーク(こがねざきクリスタルパーク)」は、広大な自然の中に、モダンな佇まいがひときわ目を引くガラスのテーマパークだ。
現代ガラスの美術館や体験工房、カフェ、ショップなどがそろい、さまざまな芸術作品とともに体験を通じて、ガラスが持つ奥深い魅力を知ることができる。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
西伊豆町は、もともとガラスの原料となる「珪石(けいせき)」の産地だった。1939(昭和14)年から約70年間ほど採掘が行われ、日本のガラス文化を支えてきた歴史がある。「黄金崎クリスタルパーク」は、その歴史を伝えていくために設立されたという施設なのだ。
(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
「黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム」のテーマは現代ガラス。常設展示室には、国内外の現代ガラス作品が展示されている。
フロアの中央には巨大なガラスのオブジェがそびえ、それを囲むように作品が並ぶ。天井が高く、柔らかな自然光が射し込む空間は、開放感いっぱい。作品はケースに収められていないため間近で眺められ、ガラスの美しさを細部まで知ることができる。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
企画展示室では、さまざまな視点から現代ガラス作品の魅力を伝える企画展を開催する。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
また、「ミラクルクリスタルワールド」では、世界各国の万華鏡作家の作品をはじめ、さまざまな万華鏡が展示されている。幻想的できらびやかな世界は、もう子どもの頃に遊んだ万華鏡の概念が変わるほど。いつまでも眺めていたくなってしまう。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
ガラスの魅力をより味わいたい方やクラフト好きな方は、体験工房でオリジナルの作品づくりに挑戦してみよう。
ステンドグラスやサンドブラストなど、簡単なものから本格的なものまでさまざまなメニューがあり、人気のジェルキャンドルは、小さなお子さんでも体験可能だ。ガラスの器に好きな色の砂を入れ、その上にガラス小物を置いたら、透明なジェルを注いで完成。1時間ほどででき上がる。
専門のスタッフに教えてもらいながらどの色にしようか、何を置こうか、考える時間も楽しい。旅の記念に、いかがだろう。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
館内のカフェとショップにも立ち寄ってみよう。
軽食なら、西伊豆の伝統食である「塩かつお」を使ったパニーニやポテトがおすすめ。塩かつおの濃厚なうまみが、クセになる味わいだ。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
ドリンクには黄金崎の夕陽や海をイメージした、黄金崎ゼリーをぜひ。容器の底面にあるライトを点ければ、ゼリーがキラキラと輝いて、思わず写真を撮りたくなる。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
ショップでは、西伊豆を拠点に創作活動を行うガラス作家たちの作品が購入できる。どれも一つひとつ丁寧に作られた、個性豊かな作品ばかりだ。(写真提供:黄金崎クリスタルパーク)
ガラスの世界を楽しんだ後は、すぐ近くの「黄金崎公園」にも足を運んでみたい。夕暮れ時になると岩肌が陽の光を浴びて黄金色に輝く光景は、感動すること間違いなしだ。
黄金崎クリスタルパーク(こがねざきクリスタルパーク)
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2204-3
アクセス:伊豆箱根鉄道 修善寺駅より東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間72分)、「黄金崎クリスタルパーク」バス停下車すぐ
伊豆急下田駅より東海バス「宇久須」行に乗車(乗車時間76分)、「黄金崎クリスタルパーク」バス停下車すぐ
TEL: 0558-55-1515
URL:https://ikoyo-nishiizu.jp/crystal/
営業時間:9:00〜17:00(ミュージアムの入館は16:30、体験工房の受付は16:00まで)
※カフェ営業時間は10:00~17:00(月・金・土日祝、および夏季期間のみ営業)
休館日:年中無休(作品入替メンテナンス等による休業日あり)
ミュージアム入館料:大人(高校生以上)800円、小人(小・中学生)400円、シニア(65歳以上)700円、幼児(未就学児)無料
※65歳以上は年齢確認あり
※障害者割引あり(手帳をお持ちの方ともう1名)
※賀茂郡及び下田市(賀茂地区)の小中学生は割引あり(図書カードや身分証明書を提示。付き添いの大人も割引あり)
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