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<東海バスでぶらりバス旅へ>フォトグラファーが行く、東伊豆途中下車の旅①

2026/03/16
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GENIC編集部フォトグラファーモデルコース東伊豆町熱川稲取
<東海バスでぶらりバス旅へ>フォトグラファーが行く、東伊豆途中下車の旅①

東海バスを使って静岡県の東伊豆(熱川・稲取)エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーのKimura Hinamiさんが出かけた1泊2日のぶらりバス旅を紹介。
バスにゆっくり揺られながら、海沿いの街をスケッチするように写真を撮り歩く一人旅。伊豆には、心がほどけるような瞬間がいくつも待っていた。彼女が感じた東伊豆の魅力を、写真に切り取った風景とともに辿る。

 

 
 

 

 
 
 

のんびりとワクワクが混ざり合う、東伊豆バス旅

車窓から差し込む光がやわらかく揺れる移動の時間が、とても心地いい。海沿いのきらめきも、山の緑の深さも、バス旅だからこその風景をゆっくりと味わう。潮風を感じる稲取、朝の光が気持ちいい熱川、そしてかわいい動物たちと過ごす癒やしの時間。のんびりとワクワク、そのどちらもを味わった、1泊2日の東伊豆へのバス旅を綴る。

 

 

 

 1日目スタート

 

稲取駅から東海バスに乗車。最初の目的地は動物園

 

東海バス車内

 

東海バス車内

 

天気にも恵まれ、東伊豆旅が穏やかにスタート。伊豆急行 伊豆稲取駅から伊豆アニマルキングダム行きバス( S02 系統)に乗り込む。乗車時間はおよそ10分ほど。バスが走り出すと、車窓には海や山、町の風景が次々と流れていく。伊豆らしい空気が少しずつ漂ってくるのを感じながら、「ああ、旅が始まったんだ」と静かに実感する。アニマルキングダムに近づくにつれ、住宅街や商店が並ぶ街の景色から、緑の多い景色へと変わっていく。最初の目的地である「伊豆アニマルキングダム」と描かれた看板が目に入った瞬間、思わず心が弾んだ。大人になっても動物園を訪れると、子どもの頃のワクワクした気持ちがよみがえり、胸が高鳴る。

 

 

品川駅 7:34発

JR東海道新幹線 こだま705号

熱海駅 8:10着 / 8:26発

JR東日本伊東線、伊豆急行線

伊豆稲取駅 9:36着 / 10:16発

東海バス

伊豆アニマルキングダム 10:29着
すぐ

かわいい動物たちに癒やしをもらえる「伊豆アニマルキングダム」

かわいい動物たちに癒やしをもらえる「伊豆アニマルキングダム」

伊豆アニマルキングダム

 

「伊豆アニマルキングダム」は、いわゆる動物園とは少し違う、複合型のレジャー施設。「動物/自然と触れ合うアニマルゾーン」と「遊園地・アトラクションがあるプレイゾーン」、「ゴルフステージがあるスポーツゾーン」で構成されていて、さまざまな楽しみ方が用意されている。動物との距離が近く、自然の中で遊べる多彩なアクティビティが豊富なのも魅力。

 

伊豆アニマルキングダム

 

キリンやシマウマ、サイが、山に囲まれた自然の中に溶け込むように存在していて、“自然と共存する動物園”のよう。まるでサバンナを冒険しているような気分になりながら、「ウォーキングサファリ」へ。ここでは、草食動物たちが放し飼いにされたエリアを歩くことができる。キリンやシマウマがすぐそばにいる距離感に、思わず足を止める。

 

伊豆アニマルキングダム

 

伊豆アニマルキングダム

 

背の高いキリンの首と、青空や緑を一緒にフレームに収めると、スケール感と解放感のある1枚に。キリンが近くに来たらシャッターチャンス。非日常感のある、この場所ならではの写真が自然と増えていく。

 

伊豆アニマルキングダム

 

伊豆アニマルキングダム

 

次は小動物と至近距離で触れ合える「わくわくふれあい広場」へ。ミーアキャットやヒツジ、ヤギたちが自然の中でのびのびと過ごしている。さまざまな動物たちが共存するこの雰囲気も、写真に残しておきたい。

 

伊豆アニマルキングダム

 

ホワイトタイガーやライオンなど、動物園ならではの迫力ある動物たちに出会える「猛獣館」。百獣の王と呼ばれるライオンも、ここではどこかゆったりとした表情。すやすやと眠る姿が思いのほかかわいらしく、パシャリ。

 

伊豆アニマルキングダム

 

伊豆アニマルキングダム

 

「アニマルパラダイス360」は、自然に近い環境で動物たちの息づかいを間近に感じられるエリア。顔の横の白い毛が特徴的なコモンマーモセットや、ピンクが鮮やかなフラミンゴも近くで撮影でき、動きや表情を生き生きと捉えることができる。

 

伊豆アニマルキングダム

 

遊園地ゾーンの観覧車やメリーゴーランドをフレームに入れ、遠景に海や山を加えると、自然とレジャーがミックスした東伊豆らしい1枚に。

 

伊豆アニマルキングダム

 

園内の売店で味わえる、伊豆の恵み。伊豆産の柑橘を使った「伊豆みかんソフト」は、さっぱりとした甘さが心地よく、ひと休みにちょうどいいスイーツ。

 

伊豆アニマルキングダム

 

東海バス車内

 

アニマルキングダムをたっぷり楽しんだあとは、東海バスで稲取駅に戻る。歩き回ってお腹も空いてきたところで、ランチタイム。

 

伊豆アニマルキングダム

 基本データ

<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3344

<TEL>0557-95-3535

<営業時間>4月1日~9月30日 9:30~17:00、10月1日~3月31日 9:30~16:00

<休業日>不定休

<駐車場>あり

 

 料金

(土日祝)大人(中学生以上)2,800円/小人(4歳から小学生まで)1,400円

(平日)大人(中学生以上)2,500円/小人(4歳から小学生まで)1,250円

 

 行き方・アクセス

<電車・バス>伊豆急行線「伊豆稲取駅」から伊豆アニマルキングダム行きのバスで約10分、終点下車

<車>東名高速「厚木IC」から小田原厚木道路経由、135号線で稲取へ/東名高速「沼津IC」から414号線、県道14号線経由、稲取へ

 

 

伊豆アニマルキングダム 13:26発
東海バス

伊豆稲取駅 13:39着

すぐ

心温まる和食ランチがいただける「お食事処 絆」

心温まる和食ランチがいただける「お食事処 絆」

お食事処 絆

 

伊豆稲取駅近くにある「お食事処 絆」は、若いお母さんが一人で切り盛りする、温かみのあるお店。落ち着いた雰囲気の店内は、足を踏み入れるとまるで実家に帰ってきたような安心感。注文したお任せ定食は、豚肉と厚揚げの煮物をメインに小鉢が並び、懐かしさを感じる味わい。「ここにまた戻ってきたいと思える店にしたい」と店主が語ってくれたとおり、どれも美味しく、居心地よく、また戻ってきたくなる。

 

お食事処 絆

 基本データ

<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町稲取568-2

<TEL>080-3634-8889

<営業時間>11:00〜20:00

<休業日>日曜日

<駐車場>なし

 

 行き方・アクセス

<電車>伊豆急行線「伊豆稲取駅」から徒歩で約1分

<車>国道135号などを経由

                

 

 

お食事処 絆

約14分

江戸時代から続く伊豆の文化に触れられる「文化公園 雛の館」

江戸時代から続く伊豆の文化に触れられる「文化公園 雛の館」

ランチでお腹が満たされたあとは、歩いて「文化公園 雛の館」へ。稲取温泉は、雛のつるし飾り発祥の地として知られている。文化公園 雛の館では、江戸時代から続く雛飾りの文化を紹介。雛祭りの時期以外でも、伊豆に受け継がれてきた美しい伝統に触れられる。館内には、大小さまざまな雛のつるし飾りや人形が並び、色鮮やかで華やかな空間が広がる。

 

つるし飾り

 

雛のつるし飾りの間を歩いてみる。鮮やかな色彩と細やかな手仕事が光を受けてきらめき、まるで空間全体が舞台装置のよう。

 

文化公園 雛の館

 

文化公園 雛の館

 

野菜に見立てた雛やデコレーションされた雛、人形と組み合わせて飾られた雛など、色合いも表情もさまざま。見ているのも写真を撮るのも楽しい。展示数が多く、天井から吊るされる場所も高さも異なるため、撮影時は背景や手前をぼかして立体感を出すと、雰囲気のある1枚に。つるし飾りの色や素材感を際立たせたいなら、館内のやわらかな灯りを活かし、光の向きや影を意識して撮影を。

 

文化公園雛の館

 基本データ

<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729

<TEL>0557‑95‑2901

<営業時間>9:00~16:00 ※1~3月は9:00~17:00(最終受付16:30)

<休業日>展示・公開期間以外は休館(季節・イベントに応じて変動あり)

<駐車場>あり

 

入館料

大人 500円(小学生以下無料)

 

 行き方・アクセス

<電車>伊豆急行線「伊豆稲取駅」から徒歩で約15分

<車>国道135号などを経由

                

 

 

 

散歩しながのスナップが楽しい「稲取温泉街」

散歩しながのスナップが楽しい「稲取温泉街」

稲取温泉街

 

稲取温泉街

 

文化公園 雛の館から伊豆稲取駅へ徒歩で戻る途中、「稲取温泉街」へ寄り道。海沿いに広がる落ち着いた温泉街には、昔ながらの旅館や商店が軒を連ねている。青い海や情緒ある路地、坂道の先に広がる海と空の風景が印象的で、スナップ撮影が楽しい場所。路地や坂道を入れたり、空を広めに入れたりと、構図のバリエーションも豊富。

 

稲取温泉街

 

少しレトロな看板も、いい味を出してくれるアクセントに。旅の空気感が伝わる1枚。

伊豆稲取駅から東海バスで「熱川温泉」バス停へ

伊豆稲取駅から東海バスで「熱川温泉」バス停へ

スナップを楽しんだら、歩いて伊豆稲取駅へ。伊豆稲取駅から東海バス大川公民館行き(S01系統)に乗り、約23分で「熱川温泉」バス停へ。

 

東海バス 車窓

 

東伊豆 景色

 

バスに揺られながら窓の外に目を向ける。海沿いの景色や山の緑など、伊豆らしい景色がゆっくりと移ろっていく。住宅街や商店街が次第に自然の景色へと変わり、温泉地が近づいてくるにつれて、気持ちも自然と高まっていく。

 

 

文化公園 雛の館

約1分

稲取温泉街

約16分

伊豆稲取駅 16:01発

東海バス

伊豆熱川駅 16:23着

約7分

一人旅ならではの贅沢時間を過ごせる「ホテル志なよし」

一人旅ならではの贅沢時間を過ごせる「ホテル志なよし」

ホテル 志なよし

 

「熱川温泉」バス停に到着する頃には、周囲は少しずつ薄暗くなり、街にはぽつぽつと灯りが。その空気感がなんとも心地いい。

今回宿泊する「ホテル志なよし」は、海沿いに佇む温泉宿。どこか懐かしさを感じさせる昭和レトロな雰囲気と、穏やかで落ち着いた空気感が魅力。スタッフの方々の丁寧で温かな対応も印象的で、一人でも気兼ねなく過ごせる。館内は広すぎず、移動しやすいのも一人旅には嬉しいポイント。

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

ロビーには落ち着いたソファスペースがあり、部屋以外でもゆったりと過ごせそう。チェックインを済ませたら、まずは色とりどりの浴衣の中から、自分の好きな柄を選ぶ。どれにしようか迷うひとときも楽しく、旅気分がさらに高まる瞬間。部屋に荷物を置いてひと息ついたら、館内散策へ。

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

館内には昔ながらのカラオケルームやゲームコーナーもあり、どこかレトロでかわいらしい雰囲気に心がくすぐられる。子どもの頃を思い出すような、穏やかな時間が流れている。思いがけずエモい1枚が撮れる、絶好の撮影スポットでもある。一通り館内を回ったあとは、楽しみにしていた夕食の会場へ。

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

海の近くならではの新鮮な魚料理を中心にした夕食。豆乳鍋のようなほっとする一品に、金目鯛の煮付け、カニ、鮑といった“海の旅館”らしい贅沢な料理が並ぶ。どれも出来立てで美味しく、伊豆の恵みに感謝しながら、ゆったりと食事をいただく。

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

大浴場は、時間帯によって男女が入れ替わるスタイル。好きな時間に、気の向くまま温泉に浸かれる。一人旅ならではの、気ままな贅沢が嬉しい。ジャングル風呂と石楠花(しゃくなげ)風呂の2種類を、1泊でどちらも楽しめるのも魅力的。ゆったりと湯気に包まれていると、日常の疲れがふっとほどけていくよう。(写真は石楠花風呂)

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

ホテル 志なよし

 

部屋は、“旅の余白”を感じる落ち着いた雰囲気。窓からは海を見渡すことができ、特に朝の光がやさしく差し込む時間がとても心地いい。朝日をゆっくり眺めながら迎える、旅先ならではの静かな目覚め。窓辺に差し込む光が美しく、写真も綺麗に撮れる。

 

ホテル志なよし

 基本データ

<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本983-1

<TEL>0557-23-2260

<駐車場>あり(無料)

 

 行き方・アクセス

<電車>伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で約5分

<車>東名高速道路から小田原厚木道路経由で、国道135号線を通り熱川温泉へ

 

 

 

夜になると、まるで九份。熱川温泉で夜散歩

夜になると、まるで九份。熱川温泉で夜散歩

「熱川に、九份が灯る。」として知られる熱川台湾提灯プロジェクト。800個もの台湾提灯が灯り、幻想的な景色が広がる。温泉街の風情と、提灯の温かみのある灯りがマッチした、印象的な空間に。月に一度「熱川ゆけむり夜市」も開催され、台湾グルメや伊豆グルメを楽しむことができる。

 

熱川台湾提灯プロジェクト

 

熱川台湾提灯プロジェクト

 

熱川台湾提灯プロジェクト

 

写真を撮るときは、提灯や街灯をアクセントにして奥行きを出したり、ガラスや水面、路面に反射する灯りをフレームに入れたりして。温泉街の夜の旅情を、よりドラマチックに切り取って。

 
 

 

 
 

この記事を書いた人

GENIC編集部

表現と表現する人の想いをお届けする、フォト&トラベルカルチャーメディア

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