<東海バスでぶらりバス旅へ>フォトグラファーが行く、東伊豆途中下車の旅②
2026/03/16
GENIC編集部フォトグラファーモデルコース東伊豆町熱川稲取
東海バスを使って静岡県の東伊豆(熱川・稲取)エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーのKimura Hinamiさんが出かけた1泊2日のぶらりバス旅を紹介。
バスにゆっくり揺られながら、海沿いの街をスケッチするように写真を撮り歩く一人旅。伊豆には、心がほどけるような瞬間がいくつも待っていた。彼女が感じた東伊豆の魅力を、写真に切り取った風景とともに辿る。
早起きをして日の出を見に「熱川YOU湯ビーチ」へ
2日目の朝は少し早起きして、日の出を見に「熱川YOU湯ビーチ」へ。部屋からも朝日は望めるけれど、せっかくなら砂浜まで足を延ばしたい。波の音だけが静かに響く、まだ薄暗い海辺。空がゆっくりと色を変えていく様子を眺めながら、日の出を待つ。その時間が心地よく、穏やかに過ぎていく。


散策しながら、波が砂にシュワシュワと寄せる様子や、朝日が海面に反射してきらめく瞬間に何度も足を止める。カメラの広角レンズで海と砂浜の広がりを捉えたり、波や足跡を前景にして海と空をフレームに収めたりと、自然とシャッターを切る枚数も増えていく。砂浜に落ちる光と影を意識すると、波の質感や反射のキラキラ感を際立たせることができる。

熱川YOU湯ビーチは、砂浜が広がる気持ちのいい場所。海と空の色が鮮やかで、歩くたびに波音と潮の香りがやさしく寄り添う。砂浜に打ち寄せる波は、サイダーの泡のようにシュワシュワと広がり、その上に朝日が差し込むと、金色にきらめきはじめる。その瞬間の美しい景色が、今でも心に残っている。
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熱川YOU湯ビーチ
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本(熱川温泉エリア)
<TEL>0557-95-0700(東伊豆町観光協会)
<駐車場>あり(無料/約 30~40台)
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で約5分
<車>東名高速道路から小田原厚木道路経由で、国道135号線を通り熱川温泉へ
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お茶漬けが絶品の「ホテル志なよし」の和朝食


朝日をゆっくり眺めたあとは、待望の朝食の時間。和食のお膳には、海の近くならではの魚料理が並ぶ。なかでも、アジのたたき漬けをのせたお茶漬けが絶品。立ちのぼる湯気とともにふわっと香りが広がり、温かさが体にじんわりと染みていく。
チェックアウトを済ませたら、熱川温泉街へ。街を歩きながら、温泉地ならではの空気感を味わう。
熱川温泉街 散策|足湯付き公園「熱川ほっとぱぁ〜く」
熱川温泉街の海沿いにある、小さな足湯つき公園「熱川ほっとぱぁ〜く」。足湯「ながれる温泉」をはじめ、足裏を刺激する凸凹歩道などが整備されている。最寄りの伊豆熱川駅 から徒歩5分ほどとアクセスもよく、散歩の途中にふらっと立ち寄れるスポット。利用は無料。



足湯に足を浸し、海を眺めながら潮風を感じる。裸足で温泉のお湯に触れる感覚が、街歩きや観光の賑わいから距離をつくってくれるよう。ふと、自分だけの時間を取り戻したような、穏やかで贅沢なひととき。
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熱川ほっとぱぁ〜く
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本 986‑1
<TEL>0557‑23‑0174(熱川温泉旅館組合)
<駐車場>なし
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で約5分
<車>東京方面からは東名高速から小田原厚木道路を経て国道135号線で約120分
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熱川ほっとぱぁ〜く
約8分
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熱川温泉街 散策|源泉ゆで玉子体験ができる「熱川湯の華ぱぁ~く」
伊豆熱川駅や熱川温泉バス停のすぐ前、温泉街の玄関口に近い場所にある「熱川湯の華ぱぁ~く」。公園のようなコンパクトな敷地に、源泉のやぐらや足湯、温泉資料館が並び、名物の「源泉ゆで玉子」づくりも体験できる。足湯は無料で利用でき、源泉ゆで玉子は有料で、ゆで上がりまでの時間はおよそ15分。温泉街の空気を気軽に感じられる、暮らしに近い温泉スポット。



弁財天の周囲には、源泉の湯が勢いよく吹き上がるやぐらがあり、透明な湯気がゆっくり立ちのぼる。曇り空のやわらかい光に包まれ、湯気が白く淡くぼやけ、温泉地ならではの静かで落ち着いた風景を感じさせてくれる。温泉街らしい景観と、どこか神秘的な雰囲気が同居するユニークなスポット。
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熱川湯の華ぱぁ~く
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本 966‑13
<TEL>0557‑23‑0174(熱川温泉旅館組合)
<利用料金>足湯・公園エリアは無料(源泉ゆで玉子体験は有料)
<定休日>基本無休
<駐車場>なし
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で約1分
<車>東京方面からは、東名高速〜小田原厚木道路を経て国道135号線で約120分
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熱川湯の華ぱぁ~く
約6分
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世界トップクラスのワニと熱帯植物に出会える「熱川バナナワニ園」
伊豆熱川駅や熱川温泉バス停から徒歩ですぐの場所にある「熱川バナナワニ園」。ワニをはじめとする珍しい動物たちと、熱帯植物や果物をが一緒に楽しめるスポット。世界各地から集められたワニは全15種類、約100頭と、世界でもトップクラスの規模を誇る。園内には、熱帯植物や果樹園、トロピカルフルーツの栽培エリアが広がり、バナナやパパイヤを栽培するエリアも。収穫された果物を使ったパーラーも併設され、「植物 × 動物 × ちょっとした南国気分」を一度に味わうことができる。


熱川バナナワニ園は、本園(ワニ園)、本園(植物園)、分園・果樹園の3エリアで構成されている。
受付でチケットを購入して最初に向かうのは、本園・ワニ園。間近でワニを見るのは人生で初めて。少しビクビクしながらも、ワクワクを抑えきれずに足を踏み入れる。


近くで見るワニは、恐ろしくて迫力満点。強烈な非日常感が漂っている。随所にワニの豆知識パネルが設置されていて、間近で観察しながら、そのワニについて理解を深めることができる。



8つの温室で熱帯植物や食虫植物を展示してる、本園・植物園エリア。色や形が珍しい植物や食虫植物とともに、アマゾンマナティーや子ワニにも出会え、間近で観賞できる。「天使のよう」と称されるマナティーは、おだやかで温厚な性格。お腹の白い模様と愛らしい顔が印象的。



5分に1回ほど運行するシャトルバスに乗り、分園・果樹園へ。車内では公式キャラクター【熱川ばにお】が「もうすぐ着くよ」とかわいくアナウンス。果樹園で栽培されているのは、バナナやドラゴンフルーツ、パパイヤ、マンゴーなど、色とりどりのトロピカルフルーツ。間近で見ると、植物が持つ力強さが伝わってくる。
植物だけでなく、レッサーパンダやゾウガメなどの動物たちとの思わぬ出会いもある。かわいさとワイルドさが共存するこのエリアは、子どもも大人も夢中になってしまう。


併設のフルーツパーラーでひと休み。ジビエ肉を使ったカレーや、バナナを使ったスイーツ、バナナジュースなどが味わえる。かわいい見た目に、思わずカメラを構える。ひと口食べると、どれも美味しくて、あっという間に完食。

売店で、バスの車内アナウンスをしてくれた【熱川ばにお】のマスコットを発見。かわいくて思わず購入。右手に持つのは幸福のバナナなのだそう。見るたびに幸せな気分になれそうな、旅のいい思い出ができた。
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熱川バナナワニ園
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10
<TEL>0557-23-1105
<駐車場>あり(150台) 無料
入場料
大人(中学生以上)2,000円、小人(4歳以上小学生)1,000円、4歳未満無料
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で1分
<車>東京から約3時間、「沼津IC」から約1時間45分
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熱川温泉 13:09発
東海バス
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北川温泉 13:12着
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静かな海とマイペースな猫たちに癒やされる「北川温泉」
熱川温泉バス停から、東海バス大川公民館行(S01系統)に乗って「北川温泉(ほっかわおんせん)」へ向かう。バスに揺られていると、景色は山から海へと少しずつ変わっていく。目的地へ近づく高揚感と、旅の終わりが近づく少しの寂しさが入り混じる、静かなバスの時間。

バスに揺られること約5分、北川温泉バス停で下車。北川温泉は、海沿いに広がる静かな温泉地で、目の前が海という開放的なロケーションも魅力のひとつ。賑わう観光スポットから少し距離を置き、どこか時間がゆっくり流れているような、落ち着いた空気に包まれている。



澄んだ空気の中、海岸沿いをのんびり歩く。心地よいはずの波音が、どこか旅の終わりを告げているように聞こえ、センチメンタルな気持ちに。静けさに包まれたこの場所は、旅の締めくくりにふさわしい時間を与えてくれた。



船着場や岩場、堤防が点在し、海の空気と船仕事の人々の気配が、静かに混ざり合う。



あちこちで自由気ままな地元の猫に出会える。路地を歩いていると、まるで案内するかのように先を歩いてくれる姿がかわいらしい。海風にふわっと毛を揺らし、マイペースに過ごすその様子は、北川温泉の穏やかな海辺の空気によく馴染んでいる。名残惜しくも、猫たちにさよならを告げ、伊豆急伊豆北川駅から伊豆急行に乗って帰路につく。
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北川温泉
基本データ
<住所>静岡県賀茂郡東伊豆町北川温泉
<TEL>0557-23-3997(北川温泉旅館組合)
<駐車場>温泉街にコインパーキングあり
行き方・アクセス
<電車・バス>伊豆急行線「北川駅」または東海バス「北川温泉バス停」から徒歩圏内
<車>国道135号線沿い
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伊豆北川駅 16:07発
伊豆急行線
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熱海駅 17:12着/17:32発
JR東海道新幹線 こだま734号
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品川駅 18:11着
移ろう景色に身を委ねる、稲取・熱川旅
潮風と湯けむりに包まれながら、稲取と熱川の東伊豆エリアをたっぷり味わった今回の旅。ただバスに揺られているだけで、景色も気分も少しずつ移ろっていく。それこそが伊豆バス旅の醍醐味なのだと気付かされた。思わず心がほどけるような瞬間が、伊豆にはいくつもある。写真で残したくなる、印象的なシーンにもたくさん出会えた。そんな伊豆で、あなただけの特別な旅を見つけてほしい。
伊豆旅をもっと自由に。「東海バス伊豆周遊きっぷ」もおすすめ
今回は、その都度の運賃でゆっくり寄り道を楽しむ旅でしたが、行動範囲をぐっと広げたいならフリーきっぷを使った旅もおすすめです。
東海バスには、指定エリア内、または全線でバスが乗り放題になる「フリーきっぷ(周遊きっぷ)」があります。このきっぷを利用すれば、何度でも乗り降りでき、複数スポットを組み合わせた「巡る旅」がよりスムーズに楽しめます。初めての伊豆旅行で多くのスポットを巡りたいときや、移動中もリラックスして楽しみたいときなどに最適。さらに、券種によってはエリア内の観光施設の割引特典が付くものも。バス代だけでなく「旅全体のコスパ」を高めてくれるのも嬉しいポイントです。伊豆旅をより自由で豊かにしてくれるフリーきっぷを活用して、カメラを片手に、思いのままに巡る伊豆旅へ出かけてみませんか。
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東海バスを使って静岡県の東伊豆(熱川・稲取)エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーのKimura Hinamiさんが出かけた1泊2日のぶらりバス旅を紹介。
バスにゆっくり揺られながら、海沿いの街をスケッチするように写真を撮り歩く一人旅。伊豆には、心がほどけるような瞬間がいくつも待っていた。彼女が感じた東伊豆の魅力を、写真に切り取った風景とともに辿る。