【弓ヶ浜】日本渚100選にも選ばれる、伊豆半島最南端のビーチ/アクセスや駐車場情報も
2022/07/13(2024/07/09)
Ryoko Kawada南伊豆南伊豆町
静岡県南伊豆町にある「弓ヶ浜(ゆみがはま)」。伊豆半島最南端にあり、1.2キロメートルの美しい白砂のビーチ。
とても透明度が高いこの海は「日本海水浴場100選」や「日本渚100選」、「日本の砂浜100選」にも選定されている。
サーフィンやシュノーケリングなどのマリンスポーツ、夏は海水浴も楽しめる。周辺には温泉が湧き、宿泊施設も充実したリゾート地だ。
弓ヶ浜とは
@su_travelholic
弓のような形をしたビーチ
伊豆半島最南端にある「弓ヶ浜」は、伊豆急下田駅からバスで約25分で行くことができる自然豊かな美しいビーチ。砂浜のビーチが弓のような形をしていることからこの名前が付いたとされている。
真っ青な空に白い砂浜が広がり、きらきらと輝く海の水平線の向こうには、航路を照らす神子元島(みこもとじま)の灯台が浮かび上がり、天気のよい日には伊豆七島も望める。
6月~7月にはウミガメが産卵しにくることもある日本でも貴重な浜である。
夏は海水浴で人気だが、波が穏やかなのでSUPやシーカヤック、サーフィンなどのマリンアクティビティも一年を通じ体験でき、春には弓ヶ浜に流れ込む青野川の川面から桜並木を眺めることができる。オフシーズンはベンチがあるところもあるので、海風を感じながらのんびり時間を過ごすのもおすすめ。
また弓ヶ浜は、美しい海だけでなく、朝日と夕日の絶景スポットとしても知られている。毎年10月下旬~3月初旬にかけて見ることができる美しい海と朝日のコントラストを写真に収めたい。
子ども連れにも安心の弓ヶ浜海水浴場
穏やかな波
南伊豆町で最も南にある「弓ヶ浜」は、左右を岬に守られ、外洋の波の侵入を抑えてくれるため、波が穏やかで子ども連れでもゆったりと過ごすことができる海水浴場。
弓ヶ浜とサーファー
毎年7月中旬~8月下旬の夏季シーズンは、サーフィンなどのマリンスポーツエリアと遊泳エリアが分かれており、常時ライフセーバーが監視をしてくれているので、安心して海水浴が楽しめる。
海の家もあるので、パラソルや浮き輪などのレンタルからシャワーや荷物預かり、軽食まであり設備は充実。
海上アスレチック「弓ヶ浜スプラッシュウォーターパーク」が登場
夏の7月中旬~8月下旬には海上アスレチックの「弓ヶ浜スプラッシュウォーターパーク」が登場。2023年には4年ぶりに復活した。スライダーやトランポリン、スイングなど20種類以上のエアー遊具が設置された大人気の海上アトラクションだ。有料ではあるが、1時間の完全交代制で予約は不要。子供だけでなく大人も楽しめる。
白砂青松の美しい風景
弓ヶ浜の松並木
松くい虫の被害で美しい日本の海岸風景が失われ続けている中、ここ弓ヶ浜の松は、松くい対策がしっかりとされていて、美しい風景を残しているのも魅力の一つ。
「今井浜」「白浜」とともに「伊豆三大美浜」の一つにも挙げられている。
さらに松並木の背後には、イヌヅケの生垣が美しい街並みが広がるので、ぜひ足を延ばしてみてはどうだろう。
逢ヶ浜でシュノーケリング
@su_travelholic
弓ヶ浜からタライ岬方面へ徒歩約10分で、シュノーケリングを楽しめるスポット「逢ヶ浜(おうのはま)」がある。昔からの言い伝えでは、弓ヶ浜の白砂は優しさを持つ女性を象徴し、逢ヶ浜の岩礁風景は力強い男性を象徴しているとされている。
その「逢ヶ浜」は岩礁と砂浜が織りなす美しい風景が特徴。波の音と風の音だけが響く静かな環境で、美しいイソギンチャクや、可愛らしい熱帯魚などを観察することもできる。
ただし逢ヶ浜にはライフセイバーはいないため、小さなお子様と海水浴やシュノーケリングをする場合は、自己責任で気を付けながら楽しもう。有料ではあるがシャワーも設けられている。
また逢ヶ浜周辺には、「タライ岬遊歩道」という自然を楽しむためのハイキングコースがある。海岸線を歩きながら、美しい景色を楽しんだり、周辺の森林を散策することができる。オフシーズンにもおすすめだ。
周辺には温泉や宿泊施設が充実
@su_travelholic
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弓ヶ浜の周辺には温泉も湧き、高級リゾートホテルから手頃な価格のペンション、さらにはキャンプ場までさまざまな施設がある。弓ヶ浜の入口近くには公衆浴場の「みなと湯」があり、気軽に温泉に入れるのが魅力。地元の方にも親しまれている区営の温泉施設。海水浴を楽しんだあとは温泉で体の疲れを癒したい。
また弓ヶ浜海水浴場から徒歩1分の場所にあるリゾートホテル「休暇村南伊豆」もおすすめ。部屋から美しい弓ヶ浜の海を見渡すことのでき、露天風呂や屋外プール、海の幸をはじめとしたビュッフェがある。
また周辺には美味しい地元料理が揃っており、特に弓ヶ浜海岸の目の前にある「青木さざえ店」では、ボリューム満点の海の幸を味わえる。弓ヶ浜のある南伊豆町は伊勢海老の漁獲量が豊富なため、伊勢海老やアワビの丸焼きや伊勢海老天丼、伊勢えびラーメンなども注文できる。
夏の夜を照らす弓ヶ浜花火大会
迫力満点な海上花火
毎年8月8日には、およそ900発の花火が弓ヶ浜の海に打ち上がる。
ナイアガラや仕掛け花火、スターマインなど迫力ある花火とともに、水面に映る花火は風情がある。
また、砂浜に寝そべって見ることができるロケーションも魅力的。
砂浜の目の前から打ちあがる迫力満点の花火を楽しみたい。
弓ヶ浜の基本情報
弓ヶ浜(ゆみがはま)
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町湊
アクセス:伊豆急下田駅より東海バスで約25分、「休暇村」バス停下車すぐ
駐車場:6ヵ所。総数275台(夏期有料1日2,000円)
下記開設期間を含め、7月13日(土)~7月15日(月)、8月31日(土)~9月1日(日)は有料開設
期間:2024年7月20(土)~8月25日(日)
開設時間:8:00~16:00
サーフィンエリア:あり。海水浴エリアと分かれている。
トイレ:4ヵ所あり(海岸沿い。内バリアフリーもあり)
海の家:あり(有料)
更衣室:あり(シャワーと兼用)
レンタル品:あり
TEL:0558-62-0141(南伊豆町観光協会)
URL: https://www.minami-izu.jp/?p=we-page-entry&spot=3383
弓ヶ浜スプラッシュウォーターパーク
料金:大人・子供ともに1時間2,000円。完全交代制
※利用料金にライフジャケットの貸出も含まれる
URL:https://splashwaterpark.jp/
逢ヶ浜(おうのはま)
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町湊1571
駐車場:2カ所。総数55台。夏季は有料/1日2,000円
内1カ所は、逢ヶ浜ビーチの手前100m付近の地元の海女組合運営の有料駐車場
トイレ/シャワー:あり(有料。駐車場に隣接)
TEL:0558-62-0141(南伊豆町観光協会)
弓ヶ浜/逢ヶ浜での注意事項
ジェットスキーなどは一年中禁止
一般の方の貝・海藻類・生き物の採取は禁止
キャンプ、バーベキューなどのアウトドアは一年中禁止
海水浴期間ではドローン等の使用は禁止。期間外は許可が必要
みなと湯(区営温泉)
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町湊972
夏季営業時間:11:00~20:00(最終受付19:20)
※夏季の混雑時は早く終了する場合があるため注意を。
通常営業時間:14:00~20:00(最終受付19:20)
定休日:毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)
料金:一般大人600円/子供400円
TEL:0558-62-0390
弓ヶ浜花火大会情報
開催日時:2024年8月8日(木)
開催時間:20:00頃~(約15~20分間)
花火の発数:約500~1,000発予定
打上場所:弓ヶ浜海岸。弓ヶ浜に向かって左側
駐車場:17:00頃開放。花火協力金500円に協力を。
TEL:0558-62-0141(南伊豆町観光協会)
URL:https://www.minami-izu.jp/?p=we-page-event-entry&event=142778&cat=18736&type=event
この記事を書いた人
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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南伊豆町にある「弓ヶ浜」。砂浜のビーチが弓のような形をしていることからこの名前が付いたと言われている。真っ青な空に白い砂浜が広がり、きらきらと輝く海の水平線の向こうには航路を照らす神子元島(みこもとじま)の灯台が浮かび上がり、天気のよい日には伊豆七島も望める。とても透明度が高いこの海は「日本海水浴場100選」や「日本渚100選」、「日本の砂浜100選」にも選定されている。海水浴場としても人気があるビーチだが、シーズンオフの風景もきれい。ベンチがあるところもあるので、海風を感じながらのんびり時間を過ごすのもおすすめ。