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静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にある「八幡神社」は、稲取の中でも由緒ある神社。
稲取漁港から5分程度歩いたところにあり、神聖な雰囲気が漂う。
神社の創建は不明だが、弥生時代の頃より、"おまつりの場"として人々が集っていたともいわれる場所。
現在は雛まつりの時期に開催される、伝統の飾り「雛の吊るし飾り」の展示会場にもなっている。
境内にある井戸は、源頼朝が参拝のためにこの井戸で身を清めたとも伝えられており、頼朝が守り本尊にしたという仏像を奉祀(ほうし)している。
現在の社殿の建物は江戸時代である1864年に修築されたもの。
拝殿には見事な手彫りの彫刻が施されており、当時の職人の技術の高さが伺える。
両側には目と口が赤く塗られた狛犬も鎮座しており、なかなかの迫力がある。
なお、拝殿の横には、旧建物で使用されていた屋根瓦(やねがわら)が展示されている。
2羽並んだ鳩がモチーフになっており、こちらも細部の装飾が美しい。
神社にはかなりの樹齢と思われる木々が敷地を囲い込むように生い茂り、ここだけ別世界のようにも感じる。
伊豆稲取駅から15分弱歩いただけで出合える、このおごそかな雰囲気のパワースポット。
稲取旅行の無事を祈願して、ごあいさつに訪れてはいかがだろうか。
DATA
稲取総社 八幡神社(いなとりそうじゃ はちまんじんじゃ)
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1183-1
駐車場:なし
アクセス:伊豆稲取駅より徒歩約15分
Facebook:https://www.facebook.com/inatori8man/?locale=ja_JP
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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