一碧湖ってどんな湖?成り立ちと特徴
静岡県伊豆半島の中央に位置する「一碧湖」は、約10万年前の火山活動で生まれた神秘的な湖。噴火口に雨水が溜まってできた大小二つの湖が一体となり、双子の湖として知られている。ひょうたんのような形をしているのも興味深い特徴の一つで、大きい方が「大池(おおいけ)」、小さい方が「沼池(ぬまいけ)」と呼ばれている。
一碧湖(いっぺきこ)は、静岡県伊東市にある伊豆を代表する美しい湖の観光地である。約10万年前の火山活動によって形成された双子の湖は、伊豆の山々が美しく湖面に映しだされることから“伊豆の瞳”とも呼ばれている。この一碧湖の魅力や楽しみ方、周辺情報など、観光の際に役立つ情報を詳しくご紹介。
ドローンで撮影した一碧湖の情景(約40秒)
静岡県伊豆半島の中央に位置する「一碧湖」は、約10万年前の火山活動で生まれた神秘的な湖。噴火口に雨水が溜まってできた大小二つの湖が一体となり、双子の湖として知られている。ひょうたんのような形をしているのも興味深い特徴の一つで、大きい方が「大池(おおいけ)」、小さい方が「沼池(ぬまいけ)」と呼ばれている。
一碧湖の中心となる「大池」は広大な湖面を持ち、水面は穏やか。晴れた日には周囲の山々や空が鏡のように映し出される。周辺には遊歩道が整備されており、四季折々の自然を楽しみながら散策できるのも魅力の一つである。ボート遊びや釣りなどのアクティビティも盛んで、観光客から地元住民まで幅広く親しまれている。
一方の「沼池」は、大池の南東側にひっそりと寄り添うように位置しており、規模は小さいながらも静かで落ち着いた独特の雰囲気を漂わせている。沼池の名が示すとおり全体が湿地帯になっており、アシをはじめとする湿地植物がたくさん生い茂っている。また沼池は大池に比べて水深がかなり浅く、水位が低いときには大部分が干上がることもある。
一碧湖という名称は、明治時代の漢学者・杉山三郊によって命名されたもの。名前の由来は、中国の文人・范仲淹(はんちゅうえん)が書いた一節「一碧萬頃(いっぺきばんけい)」から取られている。これは「上下天光、一碧萬頃」という表現で、空と湖面が光り輝き、青色(碧色)が果てしなく広がる様子を表したものだ。この命名者については長年不明であったが、2014年に湖畔の民家から見つかった1927年(昭和2年)の書簡で明らかとなった。
Photo by 藤井音凛
東京からのアクセスは、電車でも車でも日帰り圏内である。ここでは、それぞれの移動手段と所要時間の目安をご案内。
■交通機関を利用する場合~東京発~
【新幹線+電車+バス】
新幹線/東京駅 → 電車/熱海駅 → バス/伊東駅 → 一碧湖で下車 4,710円~ 約2時間15分
【特急電車+バス】
特急踊り子号/東京駅 → バス/伊東駅 → 一碧湖で下車 4,530円~ 約2時間40分
【電車+バス】
電車/東京駅 → 電車/熱海駅 → バス/伊東駅 → 一碧湖で下車 2,950円~ 約3時間30分
■交通機関を利用する場合~横浜発~
【特急電車+バス】
特急踊り子号/横浜駅 → バス/伊東駅 → 一碧湖で下車 3,350円~ 約2時間20分
【電車+バス】
電車/横浜駅 → バス/伊東駅 → 一碧湖で下車 2,330円~ 約2時間30分
※バス停「一碧湖」の隣にある「一碧湖遊歩道口」からもアクセス可能。
※伊東駅から一碧湖方面のバスは、約一時間に1本運行しています。
■伊東駅からタクシーを利用する場合
タクシー/伊東駅 → 一碧湖 約3,000円 約20分
■車を利用する場合
東京方面発 約2時間30分~3時間
横浜方面発 約2時間〜2時間30分
東京・横浜
→東名高速道路厚木ICで下車
→小田原厚木道路/小田原
→国道135号/熱海⇒伊東⇒伊豆高原⇒一碧湖
■駐車場・トイレ
無料駐車場:50台(一碧湖まで徒歩2分)トイレあり
有料駐車場:近隣の複合施設「IPPEKIKO NATIONAL PARK」 70台 1時間200円(最大600円) 店舗で2000円以上ご利用で無料
一碧湖のほとりに位置する「IPPEKIKO NATIONAL PARK(一碧湖ナショナルパーク)」は、2022年9月17日にオープンした複合レジャー施設。豊かな自然の中で、食事やショッピング、アクティビティなどさまざまな体験が可能。新しいながらも、既に人気の観光スポットとなっている。続いて、施設内にあるショップを紹介していこう。
Photo by 藤井音凛
「IPPEKIKO NATIONAL PARK」内のショップ「ITONOWA(イトノワ)」は、一碧湖から伊東を一つの輪としてつなげていきたいという願いが込められたフード&ギフトショップ。
フードラウンジは、自然な質感を残した打ちっぱなしの壁と、大きな窓から広がる景色が、開放感あふれる場所となっている。1階も2階も、美しい湖を眺めながら、おいしい料理やスイーツ、飲み物をいただくことができる。フードはオーダーを受けてから焼き上げるふわふわパンケーキやロコモコなどのボウルメニューをはじめ、からあげ定食やまぜそばもあり、特にランチタイムには、観光の合間に立ち寄る人も多い。注文は1階で受け付けており、テーブル席やソファー席など、1階でも2階でも好きな座席を選ぶことが可能。1階では犬や猫と一緒に利用することもでき、さらに癒しの空間となるだろう。
ギフトショップでは、オリジナルお菓子の「一碧湖マカロン」「一碧湖ダクワーズ」がおすすめ。また愛犬用ギフトなども販売している。
<Mahana feat.木梨サイクル>
ITONOWAの2階には「木梨サイクル」とコラボしたカフェレストラン&限定グッズSHOPがある。木梨憲武さんのご両親が静岡県伊東市ご出身という由縁で、木梨さんが共同プロデューサーとして参加されている。「木梨サイクル」イッペキ湖限定グッズは、Tシャツをはじめ、ミニトートやマグカップなどオシャレでかわいいものばかり。
URL:https://mahana-kinashicycle.jp/
<足湯>
ITONOWAのB1Fには無料で利用できる足湯があり、一碧湖の大池と沼地をモチーフにしたひょうたん型のデザインとなっている。一碧湖を眺める場所にあり、ドリンクを飲みながら利用することもできるため、休憩にはもってこいの場所だ。
Photo by 藤井音凛
ITONOWAの基本情報
住所:〒414-0051 伊東市吉田字藤原815-121
TEL:0557-29-6255
営業時間:10:00~17:00
公式サイト:https://itonowa-ippekiko.jp/
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(写真提供:テラスカフェ 一碧湖)
おすすめメニューは、一碧湖の青をイメージした「一碧湖ソフト」と「一碧湖レモネード」。その他パスタやカレー、惣菜パンなどのフードや、3種類のソフトクリーム、タピオカミルクなどのスイーツや、惣菜パンコーヒーをはじめとする約20種類のドリンクメニューが用意されている。
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(写真提供:テラスカフェ 一碧湖)
TERRACE CAFE IPPEKIKO テラスカフェ一碧湖の基本情報
住所:〒414-0051 静岡県伊東市吉田815-99
TEL:0557-45-0101
営業時間:9:00~16:00
休業日:不定休(営業状況はInstagram・Twitterをご確認ください)
公式サイト:https://ippekiko.jp/
Photo by 藤井音凛
湖上からの景色を楽しめるボート体験は、カップルや家族連れに人気のアクティビティ。手漕ぎボートやペダルボートをレンタルでき、水上からゆったりと景色を眺めるひとときは、陸上では味わえない新しい発見がある。特に秋の紅葉シーズンは、湖にうつる赤や黄色の葉と、実際のもみじが織りなす色彩は息をのむほど美しい。ボートは5種類用意されており、人気のペダルスワンボートをはじめ、大きな三輪車のようなアクアサイクルなど、好きなボートを選んで湖上散策してみよう。
■観光ボート 利用料金
ローボート 定員2名 30分 1,500円 ※犬も同乗可
アクアサイクル 定員2名 30分 2,000円
スワンボート 定員3名 30分 2,300円 ※犬も同乗可
ポートサイクル・ロングスワンボート 定員4名 30分 2,800円 ※犬も同乗可
■観光ボート 利用受付場所
TERRACE CAFE IPPEKIKO テラスカフェ一碧湖
住所:〒414-0051 静岡県伊東市吉田815-99
営業時間:9:00〜16:00
TEL:0557-45-0101
(写真提供:テラスカフェ 一碧湖)
2024年4月26日から、アメリカ・カリフォルニア発の次世代足漕ぎカヤック「HOBIE(ホビー)」の体験できるようになった。これにより、従来の手漕ぎボートやスワンボートに加え、快適な水上アクティビティの選択肢が増えたのは嬉しい点だ。手を使わず足でペダルを漕いで進むため、長時間利用でも疲れにくく、高い安定性と推進力が魅力。1人乗りから4人乗りまでのカヤックやペダルSUPなど、用途に合わせた選択が可能だ。
■HOBIE 利用料金
ペダルSUP 30分 2,500円
ペダルカヤック 1人乗り 30分 2,500円
ペダルカヤック 2人乗り 30分 4,800円
ミラージュペダルボート 4人乗り 30分 6,000円
■HOBIE 利用受付場所
HOBIE BASE IPPEKIKO(ホビーベースイッペキコ)
TERRACE CAFE IPPEKIKO テラスカフェ一碧湖内
営業時間:9:00〜16:00
一碧湖では、従来の手漕ぎタイプのカヤックやカヌー体験も可能。ゆったりと一碧湖の自然を全身で感じられるアクティビティだ。約2時間の体験ツアーでは、インストラクターが基本操作や安全面も指導してくれるため、初心者やお子様連れ、女性も安心して楽しむことができる。観光ボートでは行けない静かなエリアを探索できるのも魅力。静かな湖面をゆっくり進みながら、心地よい風や自然の音に包まれる時間は、きっと癒しのひとときになるだろう。
ちなみにカヤックとカヌーの違いは、どちらも水上で漕ぐボートだが、漕ぎ方とデザインが異なるものである。
■カヤック・カヌー体験ツアー 参加料金
※カヤック・カヌーレンタル料・スクール料・ガイド料・保険・1ドリンク込み
シングルカヤック:
1人乗り 10歳以上から可 6,800円
タンデムカヤック・カナディアンカヌー:
2~3人乗り 大人同乗の上、4歳以上から可 2名12,000円 お子様1名追加 3,300円
その他レンタル用品:
パドリングジャケット 550円
ロングジョン(袖なし長ズボンタイプのウェットスーツ) 550円
ご予約はこちら:ワンダフルワールド
一碧湖は、ブラックバスやヘラブナの釣り場としても有名である。湖畔からの釣りや、ボートを利用した釣りが可能であり、特にブラックバス釣りは多くの釣り愛好家に親しまれている。湖の静けさの中で集中するひとときは、日常を忘れさせてくれる贅沢な時間。7時~16時までの早朝から夕方まで楽しめるのも魅力のひとつ。釣り道具の販売やレンタルは行っていないので注意してほしい。
入漁証 1人1日550円
釣りボートレンタル 定員2名 1日3,800円
■入漁 受付場所
一碧湖の周囲には約4kmの遊歩道が整備されており、大池は約40分、沼池は約20分、合わせて1時間で1周できるコースとなっている。特に朝や夕暮れ時の散策がおすすめで、朝日や夕日を浴びた湖は、刻一刻と表情を変えながら、美しい光景を見せてくれる。また大池と沼池は、それぞれ異なる表情を持ちながら、一碧湖という一つの湖の中に共存している。この対比が一碧湖に独特の魅力を生み出し、「伊豆の瞳」とも称される美しさの源となっている。開放的でアクティブな大池と、静寂と神秘に包まれた沼池。その両方を巡ることで、一碧湖の魅力をより深く感じられるはずだ。
湖畔に設けられた5か所のスポットを巡る「謎解きチャレンジ」では、全問正解するとプレゼントがもらえる楽しみも。自然に詳しいガイドと歩くウォークツアーも定期的に開催されており、散策しながら一碧湖の魅力をより体感できるだろう。
散策路沿いには随所にベンチが設置されており、休憩しながらゆっくり景色を堪能できる。また湖畔でのピクニックランチも一碧湖の楽しみ方のひとつ。レジャーシートを敷いて、持参したお弁当を広げてゆったりと過ごすのも贅沢な時間である。一碧湖からやや歩くことにはなるが、徒歩8分の場所にはコンビニエンスストアがあり、そこで飲み物や軽食などを調達してみるのもよい。特に春から秋にかけての気候の穏やかな時期には、自然の中で味わう食事がいっそう美味しく感じられるだろう。
大池の遊歩道をしばらく歩くと、石の鳥居の神社「一碧湖神社」がひっそりと佇んでいる。ここでは水の神さまが祀られているそうだ。そしてこの一碧湖神社を背に振り返ると、赤い鳥居を見つけることができる。かつてこの地には「赤牛」と呼ばれる湖の主が棲んでおり、人々を襲っていたという。人々の苦しみを救うため、ある上人が命と引き換えに赤牛を封じたと伝えられ、赤い鳥居はその祈りと鎮めの象徴として今も静かに湖を見守っている。
そして一碧湖神社とは別に、湖畔にも赤い鳥居を見つけることができる。ここでは江ノ島分霊の弁財天が祀られており、恋愛運・金運・勝負運のご利益が期待できるとのこと。パワースポットであるこの赤い鳥居をぜひ見つけてほしい。
一碧湖の魅力のひとつは、時間帯や四季折々に異なる表情を見せる美しい景観にある。早朝の霧がかかった神秘的な水色から、真夏の太陽が照りつける深いコバルトブルー、夕暮れ時のオレンジや紫に染まる湖面まで、訪れるたびに異なる表情を見せてくれる。ここでは、そんな一碧湖の季節ごとの特徴と見どころを紹介しよう。
<春の桜と新緑>
春の一碧湖は、新緑の季節の訪れとともに、生命力あふれる景色を見せる。3月下旬から4月上旬にかけては、湖畔に咲くソメイヨシノや山桜が見ごろを迎え、湖面に映るその姿はまるで絵画のような美しさを見せる。桜の名所が多い伊豆半島では、この一碧湖の桜は比較的知られていない穴場スポットのひとつとも言える。まわりの山々も若葉に彩られ、やわらかなピンクと鮮やかな緑が織りなす景色が、訪れる人の目を楽しませてくれる。
この季節は野鳥の姿を見る機会も多く、耳をすませばさえずりが聞こえてくることもある。気温も心地よく、散策にはぴったりな時期だ。湖畔ではつつじやシャガ、長藤などの花々、そして青モミジも見ることができる。
<夏の涼しい湖畔散策>
夏の一碧湖は、木々に包まれた心地よい風が吹き抜け、街中に比べて過ごしやすい場所である。また湖面は青く澄みわたり、空の青さとあいまって美しい景観を生み出す。湖畔には木陰が点在しており、暑さをしのぎながら過ごすことが可能だ。湖周辺では虹色に光るチョウトンボ(蝶とんぼ)などの昆虫も見られ、自然観察の楽しみも広がる。さらに、湖畔のカフェやレストランでは、冷たいドリンクやかき氷といった夏のメニューを楽しみながら、湖の眺めを満喫できる。
<秋の紅葉スポット>
秋の一碧湖は、多くの観光客が訪れる人気のシーズンである。10月中旬から11月中旬にかけては、湖を囲む山々が紅葉に染まり、その姿が湖面に映り込む様はまさに絶景である。特に朝霧の立つ早朝や夕日が差し込む時間帯には、神秘的な雰囲気に包まれる。モミジ、カエデなどの木々が色とりどりに染まり、散策路を歩くだけでも心が躍るような光景が広がる。この時期は観光客が増えるため、混雑を避けたい場合は平日や早朝の訪問がおすすめである。澄んだ空気の中で見る紅葉は、写真映えするスポットとしても人気が高い。
<冬の静かな湖の風景>
冬の一碧湖は、静けさに包まれた神秘的な風景が広がる。観光客も少なく、ゆったりと過ごしたい人にとってはぴったりの時期といえる。空気が澄みわたる晴れの日には、雪で白く染まった美しい富士山がよりくっきりと見える。冬の散策は冷え込むため、防寒対策はしっかりとしておきたい。湖畔のカフェで温かい飲み物を片手に、静かな湖の景色をゆっくり眺める時間も、冬ならではの贅沢な過ごし方である。
一碧湖の美しさに魅せられ、歌人・与謝野鉄幹、晶子夫妻もこの地をたびたび訪れ、多くの短歌を詠んだ。湖畔には、ふたりの歌碑が並んで建てられている。
(写真提供:伊東市)
「初夏の天城おろしに雲ふかれ みだれて影す伊豆の湖」
与謝野鉄幹は、一碧湖の初夏の風景を次のように詠んでいる。初夏の澄んだ空を、天城山からの風が吹き抜け、雲があちこちに流されていく。その雲の影が、伊豆の湖の水面に映り、揺れながら静かに広がっていく情景が描かれている。
「うぐひすが よきしののめの空に鳴き 吉田の池の碧水まさる」
与謝野晶子は、夜明け前の湖を情感豊かに詠んでいる。夜明け前の澄んだ空に、うぐいすの声が響き渡る。そのさえずりに包まれて、吉田の池(一碧湖)の碧く澄んだ水が、いっそう美しく輝いて見える様子が伝わってくる。
一碧湖を訪れる際は、自然豊かな場所であるため、準備をしっかり整えておくことが大切である。特に季節や天候によって必要な持ち物や注意点が異なるので、事前に確認しておこう。
一碧湖は自然に囲まれた場所であるため、特に夏場は虫が多くなることが予想される。蚊などに刺されることを防ぐため、虫除けスプレーなどを持参すると安心である。さらに、長袖や長ズボンを着用するとなお良し。
湖畔を散策する際には、整備された遊歩道があるが、一部足元が悪い場所もある。また、一周するには約1時間かかるため、歩きやすい靴を選ぶことが大切。サンダルやヒールの靴は避けた方が良いだろう。
一碧湖周辺では、天候が急に変わることもある。折りたたみ傘や軽いレインコートを持参しておくと、急な雨にも慌てずに対応できる。
自然の中で過ごす時間が長くなるため、日焼け対策も大切である。特に晴れた日には紫外線が強くなるため、日焼け止めを塗るほか、帽子やサングラスを持参することで対策することができる。
一碧湖周辺を散策すると意外と体力を消耗するため、こまめな水分補給が必要である。特に夏場は熱中症のリスクが高いため、水やスポーツドリンクを携帯することを推奨する。また飴やグミを含む軽食を持参することで、休憩時にエネルギーを補充し、疲れを軽減することができる。
このように、事前に持ち物や注意点を確認しておくことで、より安心して一碧湖を楽しむことができるだろう。
自由にゆっくりと伊豆を満喫したいなら、路線バスの旅がおすすめ。一人旅はもちろん、カップルや夫婦のふたり旅にもぴったりな、一碧湖を含む伊豆を巡るバス旅を2つ紹介しよう。
<大室山、一碧湖、東海館までを巡るバス旅>
まず一つ目は自然とアートを満喫しながら、伊東の魅力をたっぷり味わう一日旅。
伊東駅
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人気の観光スポット「大室山」を散策
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池田20世紀美術館前のけやき通りでショッピングとランチ
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「池田20世紀美術館」で現代アートを楽しむ
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伊豆の瞳「一碧湖」を散策
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伊豆・伊東のランドマーク「東海館」
▼詳しくはコチラ
【地域おこし協力隊が巡る】大室山〜一碧湖〜東海館までゆったりバス旅特集
<小室山、一碧湖、伊東温泉までを巡るバス旅>
二つ目は、絶景と自然、温泉まで楽しめる、伊東の魅力を満喫する充実の1日コース。
伊東駅
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「小室山」を散策
「小室山リッジウォーク “MISORA”」で絶景パノラマを堪能
パワースポット「小室神社」で祈願を
絶景カフェ「Café・321」
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「一碧湖」を観賞しながらランチ
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「伊豆シャボテン動物公園」で動物とふれあう
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伊東駅
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温泉宿に宿泊
▼詳しくはコチラ
手軽に食事できるのは「IPPEKIKO NATIONAL PARK」の施設内ではあるが、少し離れた場所にもおすすめのグルメがある。地元食材の新鮮な地魚や野菜をつかったてんぷらやイタリアンなど、一碧湖から車で約5分、徒歩約20~30分で食べに行くことができるお店をご紹介。
■天冨良 天美(てんぷら てんよし)
銀座で20年修行した天ぷら職人が、高級てんぷらをリーズナブルな価格で提供している。リッチな気分を味わいながら、カウンターで揚げたての天ぷらを楽しむことができる店である。
住所:〒414-0052 静岡県伊東市十足615-150
駐車場:あり
URL:https://www.instagram.com/tenpura_izu/
■イタリア料理 B-gill(ビーギル)
ご夫婦で営まれている雰囲気のよいイタリアンレストラン。前菜、パスタ、デザート、ドリンクなどのメニューがあり、シェフが一皿一皿丁寧に調理した美味しい料理を楽しめる。
住所:〒414-0052 静岡県伊東市十足614-204
駐車場:あり
■Ramen&Bar Kei(ラーメン&バー ケイ)
伊東市荻の住宅街にあり、元フレンチシェフが作る隠れ家的なラーメン店。夜はお酒もたしなむことができる。自家製麺とこだわりスープの端麗系ラーメン。美味しいラーメンを食べたいならここへ。
住所:〒414-0053 静岡県伊東市荻574−53
駐車場:あり
一碧湖周辺は宿泊施設が点在している。その中でも徒歩でも行くことができるオススメのホテルを2つご紹介します。
<伊豆一碧湖レイクサイドテラス>
一碧湖畔の広い敷地に建物が点在するコンドミニアムタイプのリゾート。全室キッチンやバス・トイレを備えた和室二間と洋室の3LDKとなっており、8名まで利用可能な広々とした間取り。もちろん少人数でも利用可能。目の前には庭が広がり、小鳥のさえずりを聞きながら、別荘のような気軽さとホテルの安心感を両立した滞在を楽しめる。共同浴場で温泉にも入ることができ、レストランやコインランドリーなど快適にすごせる設備もそろっている。愛犬と一緒に過ごせるプランも用意されており、一碧湖からの近さとお手頃な料金が魅力だ。
住所:〒414-0051 静岡県伊東市吉田839-91
TEL:0557-45-7557
URL:https://kitetsuhotels.jp/ippekiko/
<アンダの森 伊豆いっぺき湖>
一碧湖の近くに位置する、お子さま連れの家族にもぴったりな温泉リゾートホテル。東京ドームより広い約4,000坪の広大な敷地内には、カラオケ、卓球、ボルダリング、キッズルームなどの屋内アクティビティや、パターゴルフ、グランピング体験、ミニゴーカートなどの屋外アクティビティが充実しており、すべて無料で楽しめる。レストランでは、伊豆の新鮮な海・山の幸を使用したビュッフェスタイルの料理を提供している。また、貸切露天風呂では、自然の音に耳を傾けながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる。客室の窓からは庭や森の景色を望むことができ、自然と調和した環境で、充実した1日を過ごせるだろう。
住所:〒414-0051 静岡県伊東市吉田836-2
URL:https://www.andanomori.jp/
TEL:0120-759-124
一碧湖(いっぺきこ)
住所:静岡県伊東市吉田815-360
TEL:0557-37-6105(伊東市観光案内所)
駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください
トイレ:あり
アクセス:伊東駅より東海バス「城星・一碧湖経由シャボテン公園」行に乗車(乗車時間27分)、「一碧湖」バス停下車すぐ
URL:https://itospa.com/spot/detail_54018.html
愛知県出身。伊東市在住。「Izu Letters」ツッコミ担当(通称:ジャックナイフ近藤)。剣道は二段の腕前。
県外出身者の目線から、独特の切り口で伊豆の魅力をお伝えする。
最近は、「Izu Letters」ドローン担当の筋トレとゴルフの誘いに、ほとほと困り果てている。もう筋トレにもゴルフにも、打ちっ放しにも誘わないで。
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