【ヒリゾ浜】透明度が高く美しい青に感動! 船でしか行けない秘境のビーチ/アクセス情報も
2022/08/03(2024/07/09)
Ryoko Kawada南伊豆南伊豆町
伊豆の最南端にある南伊豆町。伊豆急下田駅からバスや車で30分ほどかけて行く町だが、多くの観光客が南伊豆の美しい海を求めて足を運ぶ。中でも船でしか行くことができない「ヒリゾ浜」は、美しい秘境の地として知られる、その透明度は沖縄をしのぐほどとも言われている。交通手段が限定され陸路ではたどり着けないため、自然がそのまま残された国内でも人気のシュノーケリングスポットの一つになっている。
中木港から渡し船を使って訪れてみよう
中木港の渡し船
「中木港」は南伊豆町に位置する、漁業を中心とした小さな港。伊豆急下田駅からバスや車で30分ほどかけて行くことができる。
その中木港から船でしかいくことができない「ヒリゾ浜」。国立公園・石廊崎(いろうざき)と中木(なかぎ)の間にあり、7月8月9月の3ヶ月間、地元漁師が渡し船で浜を一般解放してくれる。渡し船を利用して訪れてみよう。乗船時間は5分ほど。
期間限定の人気スポットなので、駐車場はいっぱいになりがち。9月は観光客が少なくなり比較的訪れやすく、最高透明度になるベストシーズンでもある。
日本トップクラスの透明度。美しい青の色に感動
ありのままの自然が残された秘境の地
「ヒリゾ浜」の辺り一帯は国立公園になっており、人の手が入っていない未開の地。「ヒリゾ浜」を訪れると、日本の海にこんなに美しいところがあったのかと感動してしまう。あまりの美しさにリピーターも多いようだ。
まさに天然の水族館
@d3_plus
伊豆半島はもともとフィリピン海プレート上にあり、火山活動を繰り返しながら本州に衝突して誕生した土地。日本でありながらも南国のような気候と自然が残され、豊かな黒潮により、南国の魚も訪れる。透き通るような海中とカラフルな熱帯魚が泳ぎ回る姿は、まさに天然の水族館。サンゴが生息している場所もある。
美しく輝くエメラルドグリーン
@d3_plus
透明度が高く、浅瀬の海底がそのまま見える美しい海なので、シュノーケリングやダイビングはちょっとという人や、子ども連れの場合は、磯遊びをするのがおすすめだ。ただし、毒を持つ魚もいるそうなので、素手では触らないようにご注意を。
また、海を眺めながら、ただただのんびり過ごすのもいい。アクティブ好きな人、のんびりしたい人と、それぞれに合ったさまざまな楽しみ方ができる。
「あいあい岬」からの「ヒリゾ浜」の風景もおすすめ
ヒリゾ浜を見下ろす絶景スポット
美しい海の写真を撮りたいなら、「愛逢岬(あいあい岬)」がおすすめの写真撮影スポット。あいあい岬には展望台があり、海や山々を一望することができる。高台から見下ろす形になるため、天気がよければ、エメラルドグリーンからコバルトブルーの美しいグラデーションのヒリゾ浜の海を堪能できるだろう。また美しい夕日が見えることでも有名だ。
「愛逢岬」バス停はピンクのハート型
@bunbunoyaji
「愛逢岬」のバス停はピンクのハート型になっており、撮影スポットとしても人気。バスの停車本数は1日1方向あたり1~2便と少ないため注意が必要。だが天候が悪くてヒリゾ浜への渡し船が運休してしまった場合でも、ここから海を眺めることができる。また伊豆半島ならではのユニークな地形が織りなす風景も見応えがあるので、こちらも合わせてぜひ訪れたい。
記事はこちら
【あいあい岬・ユウスゲ公園】奥石廊崎の力強い絶壁と岩礁が連続。南伊豆の偶然の美を見渡す
ヒリゾ浜の基本情報
ヒリゾ浜(ひりぞはま)
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町中木
アクセス:伊豆急下田駅より東海バスで約40分、「石廊崎オーシャンパーク」バス停で「中木行」バスに乗換え約10分、「中木」バス停下車後、渡し船で5分。
伊豆急下田駅より東海バスで約25分、「下賀茂」バス停で「中木行」バスに乗換え約30分、「中木」バス停下車後、渡し船で5分。
設備:駐車場・トイレ・売店はなし。中木港周辺にあり
注意事項:
・バーベキュー禁止
・ペット同伴禁止
・海水魚採取、魚介類の採取禁止
・飲食物の持ち込みは可能(ゴミは持ち帰りましょう)
ヒリゾ渡し船情報
TEL: 0558-65-1050(ヒリゾ浜渡し組合)/0558-65-0829(中木区事務所)
URL:http://nakagi.jp/
運行期間:7月~9月頃(2024年は詳細未定)
営業時間:7:30~16:30
運行時間:通常は8:30~16:30
※時期によって時間変更
※天候などの影響により運休になる場合あり。運行状況などホームページで確認を
※5分〜10分間隔で運航
混雑予想時期:7月下旬~8月中旬
※混雑を緩和するため「浜止め」という入場規制がかかるケースもある
予約:不可。当日の受付順
※ツアー参加の場合は含まれている可能性あり
料金:大人(中学生以上)1日2,000円/子供 1日1,000円
※トイレ・食事などのため、1日何度でも「中木港ーヒリゾ浜」の往復可能
中木港周辺情報
駐車場:あり(有料)
※中木港付近 1日2,000円/中木口付近 1日1,000円)
※混雑時は入場制限あり
公衆トイレ:あり(バス停に併設/駐車場脇)
マリングッズレンタル店:あり(シュノーケリング、パラソル等)
売店:あり
食堂:あり
※船の運行情報等はホームページで確認を
この記事を書いた人
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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伊豆の最南端にある南伊豆町。伊豆急下田駅からバスや車で30分ほどかけて行く町だが、多くの観光客が南伊豆の美しい海を求めて足を運ぶ。中でも船でしか行くことができない「ヒリゾ浜」は、美しい秘境の地として知られる、その透明度は沖縄をしのぐほどとも言われている。交通手段が限定され、陸路ではたどり着けないため、自然がそのまま残され、国内でも人気のシュノーケリングスポットの一つになっている。