【田牛海水浴場】サンドスキー場から近い混雑しない穴場ビーチ
2022/08/02(2024/07/17)
下田市南伊豆
田牛(とうじ)海水浴場は、全長410メートル、奥行き50メートルほどのビーチ。吉佐美大浜(きさみおおはま)海水浴場のさらに奥に位置し、下田市の9つの海水浴場で一番南に位置している。
国道から離れた奥まったところにあるため、あまり混雑しておらず、ゆったり過ごすことができる。
下田のビーチの中では一番穴場的なビーチだ。近くには「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」という洞窟や、天然の「サンドスキー場」などのジオスポットもあり、自然を贅沢に満喫することができる。
田牛海水浴場は子ども連れにおすすめ
「田牛(とうじ)海水浴場」は、下田市の9つの海水浴場で一番南に位置しており、伊豆急下田駅よりバスで18分ほどで行くことができる。透明度が高く遠浅で、下田市内より奥まったところにあるためか夏でもあまり混雑しないため、子ども連れの家族に非常に人気のビーチだ。
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水質は最高となるAAにランクされており、遠浅で波も比較的穏やか。磯遊びも楽しむことができる。岩場もあるので、ちょっとしたシュノーケリングもおすすめ。あまり混雑していません。ゆったりと過ごせるところです。
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毎年、田牛ビーチで海水浴をするという常連さんも多いようだ。
ビーチから歩いて行ける範囲内に民宿が多いのも魅力の一つ。宿泊する人にとってはさほど不便さはないはずだが、海水浴場にはトイレはあるが、海の家やシャワーはない。だからこその穴場ビーチなのだ。そのつもりで準備して行こう。
なお、その時によって浜の状態は異なるが、少し石が多いため、遊びに行く際はマリンシューズを持参して行くとよいだろう。
神秘的な洞窟・龍宮窟 (りゅうぐうくつ)
下田を代表する景勝地下田を代表する景勝地(けいしょうち)「龍宮窟」は、波の浸食でつくられた海食洞(かいしょくどう)の天井の一部が崩れ、直径50mほどの「天窓」が形成された神秘的な洞窟だ。
伊豆半島には他に堂ヶ島(どうがしま)にも天窓があるが、龍宮窟の天窓の大きさは、伊豆半島でも最大級でジオサイトに認定されている。
洞窟内に入ると、海側に空いた穴から海水が流れ込み、洞窟の底に小さな美しい浜辺をつくっている。
洞窟の内壁には、黄褐色の火山礫(かざんれき)が美しい模様を形成しており、天窓を通して見上げる空や、青く透明な海水とのコントラストが美しい。
洞窟の上には遊歩道があり、ぐるりと一周歩きながらこの穴を見下ろすことができる。
このハート型の地形が注目を集め、今では伊豆を代表するハートスポットとなっている。
訪れた際はこのハートを探して写真に収めてみよう。
【龍宮窟】ハートスポットを探そう。南伊豆の神秘的な洞窟
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=75
天然のゲレンデ・サンドスキー場
@photo_chan_ei
田牛海水浴場から徒歩5分、龍宮窟を通り過ぎた先には、自然の力で出来上がった「田牛サンドスキー場」がある。サンドスキーとは、砂山の斜面を滑るスキーのことで、珍しいアクティビティ。ここではソリを使えるのだが、年間を通して遊べ、スキーやスノーボードとは一味違ったスリルを味わうことができる。
全国でサンドスキーができる場所は、鳥取県の「鳥取砂丘」、千葉県の「館山砂丘」、そして伊豆の「田牛サンドスキー場」。
この田牛サンドスキー場は、強い季節風に吹き寄せられた砂や貝殻のかけらが積みあがり、傾斜角度30度、長さ45m、幅100mの大きなゲレンデを形成している。目の前に広がる海を眺めながら、ソリで滑りおりられるのも醍醐味だ。
※サンドスキー場の周りの崖にはもろい場所もあるため、落石にはご注意を。
サンドスキー場には、夏の花「ハマオモト(ハマユウ)」が自生しており、静岡県の天然記念物にも指定されている。7月下旬~8月中旬に咲く花で、「ハマオモト」は和名、一般的には「ハマユウ」と呼ばれている。細長い白い花びらが6本ほどで、夕方から開き始め、深夜に満開になり芳香を放つのが特徴。
また、サンドスキー場の端には、江戸時代に利用された石切場の跡をみることができる。
ここで切り出された石は、海から江戸へと運ばれた。
今も皇居で見ることができる石垣は、実は江戸時代に伊豆半島の海岸沿いに点在する石切場より運ばれた石なのだ。
田牛サンドスキー場での体験談
筆者は、子どもの頃や大人になってからも子供を連れて何度もここに遊びに来ている。
サンドスキーには、まずはソリが必要だ。以前は段ボールで滑ることもできたが、自然環境保護のため現在は使用中止になっている。ソリは持ってきても良いし、サンドスキー場から道を挟んだ向かいの店や近くの民宿でレンタルすることもできる。スノーボードに似たサンドボードもレンタル可能だ。
足元が砂にとられるため、登るのにもひと苦労だが、登った後の景色はすばらしく、頂上に着くといつまでもその景色を眺めていたくなる。しかし、景色を楽しんでいるのも束の間、滑るとなった途端、多少の怖さも出てきて滑ることに躊躇することもある。上に登ると下から眺めていたときよりも、かなり急斜面に感じるのだ。
もっとも、急斜面のわりには思ったよりもスピードが出ないので、滑ってしまえばなんてことはない。砂山だから転んでもまったく痛くない。
スリルを味わいたい場合は、ソリに体重を乗せ、躊躇せず一気に滑ろう。
登る時間に比べ滑るのはあっという間で、滑った後は「もう1回滑ろう!」なんて思うが、体力が衰えた今は「滑りたい」という気持ちと「登りたくない」という気持ちを天秤にかける必要が出てくる。
そんなことを天秤にかけている大人の気持ちも知らず、子どもたちはどんどん上に登る。負けじと重い足を踏み出しなんとか登る筆者。2回目の登りは結構きつい。3回目以降は、「登りたくない」が勝ってしまい、筆者は下で見ている始末……。
そんな大人も子どもも楽しむことのできるのが、ここサンドスキー場だ。
夏は水着で遊ぶ人が大多数で、ソリで遊んだあとはそのまま海へ直行できる。なお照り返しで気温以上の暑さになるため、多めの水分摂取を心がけて。夏以外は普段着のまま行けるが、砂がつくため着替えがあると安心だ。
夏休み期間や、ゴールデンウィークなどは人が多いが、滑り降りるのに並ぶようなことはほとんどないため、比較的ストレスなく遊ぶことができる。入場料が無料なのも嬉しい。
ぜひ、サンドスキーを経験してみてはいかがだろう。
田牛海水浴場の基本情報
田牛海水浴場(とうじかいすいよくじょう)
住所:静岡県下田市田牛
TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
URL: https://www.shimoda-city.info/toji
水質・ビーチの規模:AA / 浜の長さ・・・410M 奥行き・・・50M
遊泳期間:2024年7月13日(土) 〜8月25日(日)
遊泳時間:8:30~16:00(監視員やライフセーバー常駐)
サーフィンエリア:あり。海水浴エリアと分かれている。
トイレ:2箇所
海の家:なし
シャワー:なし
更衣室:なし
コンビニ・売店:なし
荷物預かり:なし
食事処:なし。周辺には飲食店あり
レンタル用品:なし
駐車場:100台。1日1,500円~
アクセス:車の場合 東名高速厚木ICから約3時間15分、東名高速沼津ICから約2時間50分
タクシーの場合 伊豆急下田駅より約15分
バスの場合 伊豆急下田駅より東海バスで約18分(乗り場2番、田牛行き)、「田牛」バス停下車 すぐ(1日 4〜5便)
龍宮窟(りゅうぐうくつ)
住所:静岡県下田市田牛
TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
URL:https://www.shimoda-city.info/ryugu
トイレ:あり
駐車場:約10台。500円(夏期のみ1日1500円)
アクセス:車の場合 伊豆急下田駅より車で約15分。国道136号線を約5キロほど南下、標識「田牛入口」を 左へ入り田牛海水浴場方面へ バスの場合 伊豆急下田駅より「田牛」行きの東海バスで約17分、「龍宮窟」バス停下車すぐ
田牛サンドスキー場
住所:静岡県下田市田牛 TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
入場料:無料
駐車場:すぐ近くの龍宮窟にあり
トイレ:すぐ近くの龍宮窟にあり
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田牛(とうじ)海岸は、全長410メートル、奥行き50メートルほどのビーチ。吉佐美大浜(きさみおおはま)海水浴場のさらに奥に位置し、下田市の9つの海水浴場で一番南に位置している。国道から離れた奥まったところにあるため、あまり混雑しておらず、ゆったり過ごすことができる。下田のビーチの中では一番穴場的なビーチだ。近くには「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」という洞窟や、天然の「サンドスキー場」などのジオスポットもあり、自然を贅沢に満喫することができる。