【修善寺~河津】<東海バスフリーきっぷでバス旅へ>フォトグラファーが行く途中下車の旅 ①
2025/05/01(2025/05/02)
GENIC編集部フォトグラファーモデルコース修善寺天城河津
『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の修善寺・河津エリアを巡る旅。GENICプロデュースでフォトグラファーのMakiさんが出かけた1泊2日のバス旅を紹介。
“伊豆の踊り子”ゆかりの地「河津七滝(かわづななだる)」や、あたたかさ溢れる魅力的なカフェ、温泉、ご当地グルメなどを満喫した。「これまで桜だけを目的に訪れていたことを悔やむほど素晴らしい旅だった」と言うMakiさんが見つけた、修善寺・河津の魅力をお届け。
桜以外の魅力も秘めた、修善寺・河津
河津は、毎年「河津桜まつり」が開催される場所で、果てしなく続く鮮やかな桜並木に包み込まれる感覚は、河津に訪れた人だけが知ることができる特権。ただ、河津には、桜以外にも見どころがたくさん。
『東海バスフリーきっぷ』を使って、これまで知ることのなかった河津の新しい表情にたくさん出会う旅へ。四季折々の魅力を秘めた修善寺・河津エリアの奥深さに触れる、1泊2日のバス旅の様子をお届け。
東京駅 7:57発
JR東海道新幹線 こだま707号
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三島駅 8:50着 / 9:00発
伊豆箱根鉄道駿豆線
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修善寺駅 9:35着
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修善寺駅から東海バスで、「河津七滝(かわづななだる)」へ
まずは修善寺駅を出てすぐにある東海バス修善寺駅前案内所で、「東海バスフリーきっぷ全線2日券」を購入するところからスタート。

修善寺駅には、発車時刻を案内する電光掲示板や乗り場の案内図もあるので、一人旅でも安心。
河津駅行きのバスが発車するのは5番乗り場。乗車時間は約1時間で「河津七滝」へ。観光地をダイレクトに目指す特急電車や観光バスとは違い、地元の暮らしに寄り添う路線バス。その土地の日常を感じながら、知らない街を旅していることに気分があがってわくわくする。

修善寺駅 9:55発
東海バス
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河津七滝遊歩道上入口 10:49着
すぐ
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“伊豆の踊り子”ゆかりの地「河津七滝(かわづななだる)」で滝めぐり
東海バスを「河津七滝遊歩道上入口」で下車。「河津七滝」では、遊歩道を1時間弱歩きながら7つの滝を巡る。
このルートは上流から下流へと下るため上り坂が少なく、常にカメラを複数台持っているような大荷物の人にもオススメのコース。最初に現れる「釜滝(かまだる)」は、落差22mと大迫力。滝壺が釜の底を思わせることから釜滝と名づけられたそう。一人ぽつんと、自然の奏でる音を聴きながら滝壺に吸い込まれる水を眺める時間は、日々都会で忙しく生きる人にとって、とても有意義な時間になるはず。

道中には珍しい片塔式(かたとうしき)ウェーブの橋「河津踊子滝見橋」もある
それぞれの滝の名前と、名前の所以である滝の形状や特徴を照らし合わせながら、自分が名づけるならどうするか?考えを巡らせるのも楽しみの一つ。

Makiさんのイチオシは透き通った碧が煌めく「蛇滝(へびだる)」
小説『伊豆の踊子』ゆかりの地でもある河津七滝。作中で一人旅をしていた主人公のように素敵な人との出会いが待っているかもしれない…!

「初景滝(しょけいだる)」の前で、作中の二人とスリーショット

道中にある岩「大岩成就」には、岩に手を合わせて願い事を唱えながら3つの石を投げ、1つでも岩に乗せることができれば、願い事が叶うという伝説があり、さっそくチャレンジ。

一番小ぶりで平たく投げやすそうな石を入念に選んだものの、見事に全敗…。「願い事は自分で叶えるもの!」と、歩き出した矢先、すぐ先に1/5程度の距離の超初心者向けの大岩が!是非そちらでお試しを。
河津七滝(かわづななだる)
基本データ
<住所>〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本 <TEL>0558-32-0290(河津町観光協会) <駐車場>あり
行き方・アクセス
<バス>伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から河津駅方面のバスにて約1時間、「河津七滝遊歩道上入口」バス停下車、徒歩で約1時間
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河津七滝一番下流の滝「出合滝」
徒歩 約2分
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河津名物の「わさび丼」を「わさび園かどや」で
最後の滝「出合滝(であいだる)」から徒歩2分の「わさび園かどや」へ。1時間の散策でお腹もぺこぺこ。
お刺身やステーキなど、食材の味を引き立ててくれるわさびを主役とした料理が味わえるとあって、舌も心も躍るランチタイム。
丼にのせるのは、自分で擦った生わさび。最後のひと仕上げを自分でできると、よりおいしさが増幅する気がして、丹精込めてくるくる。

お店の人に教えてもらった通り、ご飯の中央にわさびをのせ、周りの鰹節に醤油を回しかける。ご飯に少しずつ生わさびをのせながらパクリ。鼻に抜ける爽やかな生わさびの香りと、旨みが凝縮された鰹節、ほんのり甘みのあるご飯。シンプルな組み合わせながら、辛味と甘味が舌の上で交わる感覚が癖になる。生わさびは先端の白い部分が一番辛いことや、擦り方によっても味が変わることも教えてもらい、その答え合わせをしながら、おいしく最後のひとくちまで。
わさび園かどや
基本データ
<住所>〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本371-1 <TEL>0558-35-7290 <営業時間> 食堂 9:30~14:00 ※売り切れ次第終了 店舗 9:00~17:00 <休業日>水・木曜日
行き方・アクセス
<バス>伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から河津駅方面のバスにて約1時間、「河津七滝温泉」バス停下車、徒歩で1分
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わさび園かどや
徒歩 約6分
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二重のループが見ごたえ抜群の「河津七滝ループ橋」へ
次のバスが来るまでの約20分。川沿いの茶屋にも惹かれつつ、バス停までの道中にあるループ橋に立ち寄り。

Makiさんが持っていたレンズでは収まらない壮大さで、スマートフォンの広角(×0.5)で何とか撮影。
河津七滝ループ橋 (かわづななだるるーぷきょう)
基本データ
<住所>〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本 <TEL>0558-32-0290(河津町観光協会)
行き方・アクセス
<バス>伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から河津駅方面のバスにて約1時間、「河津七滝ループ橋」バス停下車すぐ
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上条[賀茂郡] 14:21発
東海バス
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河津駅 14:44着
徒歩 約5分
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ログハウスのカフェ「ホドホドBase」でブレイクタイム
河津駅へ到着。宿のチェックインまで少し時間があったので、河津川沿いの「ホドホドBase」で休憩。都心ではお目にかかれないような規模のログハウスが素敵。

木の扉をくぐると、あたたかみのある内装に一気に心を奪われる。まるで森の中に迷い込んだかのよう。鼻先をくすぐる木の香りに癒されながら、冒険心を掻き立てられる螺旋階段を上り2階のスペースへ。


桜並木が一望できる大きな窓。桜の時期は窓一面が桜色になるそう。伊豆の河津桜の特等席、ここにあり!といった感じ。

オーナーの話によると、20年以上前にお父様が建てたログハウスを、カフェとして昨年オープンしたのだそう。「観光で河津に訪れた方や、近所の学生や社会人、お子様連れやペットと暮らす人など、様々な人にとって一息つける場でありたい」という言葉通り、店内には子供向けの玩具から、おむつ替えスペース、ペットのリードを掛けられるフックまであり。もちろんコンセントやWi-Fiも完備され、隅々までやさしさに満ちたつくりにほっこり。

ふわふわのフォームがのったホットチャイで一息。
人や環境にやさしいものを提供することを大切にしている「ホドホドBase」には、米、野菜、いろいろな調味料など、命を紡ぐ食べ物が多く並べられている。誰もが休息できる大きな木陰のようなカフェであり、命を繋げる場所。
ホドホドBase
基本データ
<住所>〒413-0513 静岡県賀茂郡河津町浜75-2 <TEL>0558-36-4417 <営業時間>10:00〜16:30 <定休日>月 <駐車場>あり
行き方・アクセス
<電車・バス>伊豆急行「河津駅」から徒歩で約5分
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ホドホドBase
徒歩 約15分
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宿泊は「今井浜温泉 かね吉一燈庵」で
泊まるのは、風情ある和風モダンな宿「今井浜温泉 かね吉一燈庵」。

ロビーでは、サービスのドリンクやアイス、様々な書籍が楽しめるなどサービスが充実。奥には美しくライトアップされている雰囲気抜群のバーまで完備。

館内着は色とりどりの浴衣の中から選択可能とのことで、河津といえばの桜モチーフの浴衣をチョイス。宿泊した「木漏れ日」という名前の部屋は、なんと桜の木の下に露天風呂が付いている客室で、シーズンには桜の木の下でお湯に浸かれるという、人類の夢のような部屋。春にまた来たい...!

昼に予習した生わさびを擦って食べる地魚の盛り合わせ、一段とおいしく感じる。
「地産地消」を心がけているという夕食は、一つ一つの食材や調理方法、盛り付けなど、こだわりが詰まったメニューがずらり。土地の食材が血肉となり、旅の思い出と共に自分の一部となっていくことに感謝。

数々の料理の締めくくりとして登場したのは、伊豆といえばの金目鯛。なんとまるごと1匹。サーブされた瞬間、その堂々たる姿に思わず歓声が漏れてしまった。たっぷりの夕食を楽しんだ後は、これまたお楽しみのお風呂タイム。客室露天や大浴場、予約制の貸切露天風呂と、様々な種類のお風呂を存分に満喫し、深い眠りへ。
今井浜温泉 かね吉一燈庵
基本データ
<住所>〒413-0503 静岡県賀茂郡河津町見高123-5 <TEL>0558-32-0345 <駐車場>あり
行き方・アクセス
<電車>伊豆急行「今井浜海岸駅」から徒歩で3分 <バス>東海バス「今井浜」バス停下車すぐ
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『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の修善寺・河津エリアを巡る旅。GENICプロデュースでフォトグラファーのMakiさんが出かけた1泊2日のバス旅を紹介。
“伊豆の踊り子”ゆかりの地「河津七滝(かわづななだる)」や、あたたかさ溢れる魅力的なカフェ、温泉、ご当地グルメなどを満喫した。「これまで桜だけを目的に訪れていたことを悔やむほど素晴らしい旅だった」と言うMakiさんが見つけた、修善寺・河津の魅力をお届け。