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【河津七滝】変化に富んだ7つの滝をめぐるヒーリングスポット

2022/02/01(2023/06/29)
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Ryoko Kawada中伊豆河津町
【河津七滝】変化に富んだ7つの滝をめぐるヒーリングスポット

早咲きの河津桜で有名な河津町のもう一つの人気スポット「河津七滝」。周辺は遊歩道が整備されているので歩きやすく、全部の滝をめぐると片道約1時間。自然を感じながら体を動かし、マイナスイオンを浴びることでリフレッシュできること間違いなしだ。名物のわさびグルメ、イチゴスイーツを味わえる飲食店や土産店もあり、のんびり休憩しながらウォーキングが楽しめる。

「たき」ではなく「たる」と読む

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河津では昔から滝のことを、水が垂れるという意味で「垂水(たるみ)」と呼んでおり、七滝は「ななだる」と読む。天城の八丁池に現れた7つの頭を持つ大蛇を退治した時、その体が川に、頭が滝になったという伝説が残っている。滝の周りの玄武岩がヘビのウロコに似ている「蛇滝」もあり、そんな伝説を思いながら歩いてみるのもおすすめだ。清らかな水や豪快な滝の流れに、昔の人々の思いや大蛇の魂の浄化を感じ取れるかもしれない。

 

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蛇滝周辺の岩の模様は本当にヘビのウロコのように見える

 

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カニ滝。溶岩が固まった柱状節理のふくらみがカニのようになっている

願いを込めて「大岩成就」にチャレンジ

願いを込めて「大岩成就」にチャレンジ

河津七滝をめぐるには、無料駐車場に車を置いた後、修善寺行きのバスに乗り、水垂バス停へ向かおう。遊歩道は階段が多く、水しぶきで濡れている場所や橋などもあるので、歩き慣れたスニーカーで訪れたい。

河津七滝は、釜滝・エビ滝・蛇滝・初景滝・カニ滝・出合滝・大滝の7つからなる。ダイナミックで迫力満点の滝から繊細な流れの小さな滝まで、変化に富んだ滝をぜひのんびり歩きながら愉しみたい。

河津七滝の中で2番目に大きく雄大な釜滝は、かつては地獄谷と恐れられていたそう。展望デッキは、滝の細かい水しぶきがかかるほど近く爽快感たっぷり。文字通りマイナスイオンが感じられる。夏でもひんやりとした空気に包まれている。

 

初景滝は、滝の前に「踊り子と私」の像がある記念撮影ポイント。近くの川の中には「大岩成就」というスポットがあり、3個の小石を投げて綱で囲まれた中に乗せることができれば願いが叶うというもの。シンプルながらも思わず夢中になってしまう楽しさなので、ぜひチャレンジしてみよう。

クライマックスは豪快に流れ落ちる大滝

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河津七滝の中で最大の大きさを誇る大滝は、展望台から眺められる。落差30m・幅7mもあり、エメラルドグリーンの滝壺が美しく、豪快な水音が鳴り響く。大滝への歩道開放時間は8時~18時(10~5月は~17時)なので注意が必要。大滝を眺めながら露天風呂につかれる宿もある。かつてはこの大滝は温泉宿の敷地内にあったため、一般の人は立ち入ることができなかった。現在では、大滝まで見学することができる。足元が滑りやすいので、注意しながら進もう。

なお、アクティブに楽しみたい人は、スリリングな河津七滝キャニオニングツアーもおすすめだ。

 

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途中に足水処も。夏場の歩き疲れた足には嬉しい

河津七滝に行く際に通るループ橋

河津七滝に行く際に通るループ橋

修善寺道路を南下し天城峠を越え、河津七滝のすぐ近くに河津七滝ループ橋がある。二重のループになっており、高低差は45m。車で走ってみると、ちょっぴりジェットコースター気分になれる橋で、車で走っているだけでもアトラクションみたいで大興奮。もちろんスピードを出して走ることは厳禁だ。

ループ橋ができる前は、山中をつづら折れになった国道が通っていたが、1978年の伊豆大島近海地震の際に、がけ崩れが起こり、それをきっかけにループ橋がつくられたそうだ。

筆者が七滝を気に入っている理由

筆者が七滝を気に入っている理由

静岡市在住の筆者は、伊豆へ取材に行ったり、家族で出かけたりすることが多いので、通り道にある七滝は幾度となく訪れている。しかし、いつもは駐車場からすぐ近くに行ける滝を1つ、2つしか見に行かない。筆者がここに立ち寄る最大の目的は、滝の近くにある民芸品店なのだ。竹かごがかなり手頃な価格で売られており、店主と話しながらいろいろ手に取る。大抵、3つ、4つ買って帰る。そんなわけで、我が家にはここで買った竹かごが大量にある。

以前、本の撮影取材があり、一人寂しくひと通りコースを歩いたことがある。七滝のそばには七福神がおり、その七福神のスタンプラリーを紹介するという企画だった。子ども連れの方が利用することが多いというスタンプラリー。一人で撮影のためだけに歩くのは、なかなか寂しいもので、途中でヘビにも出くわし、半泣きだった(ヘビは小さく、すぐいなくなったが驚いた)。しかも七福神やスタンプがなかなか見つからないことも。複数人で訪れたら楽しいはずなのに、いい大人が一人でスタンプを押している姿は他人にどう映っただろうか……。ちなみに、台紙は売店や観光協会等で購入可能だ。

※スタンプラリーは状況により実施していない可能性もあるので、確認を

 

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こちらがスタンプ台。それぞれの滝の近隣にある

 

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散策路の自然風景が実に美しい

河津七滝の基本情報

河津七滝(かわづななだる)

住所:静岡県賀茂郡河津町梨本

TEL:0558-32-0290(河津町観光協会)

URL:https://www.nanadaru.com/index.html

 

 

この記事を書いた人

Ryoko Kawada

福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。

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