<東海バスフリーきっぷでバス旅へ>フォトグラファーが行く、西伊豆途中下車の旅①
2025/09/08
GENIC編集部フォトグラファーモデルコース松崎町西伊豆雲見
『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の西伊豆(松崎町・雲見)エリアを巡る旅。GENICプロデュースでフォトグラファーの、るかさんが出かけた1泊2日のバス旅を紹介。
行先は豊かな自然と穏やかな時間が流れる、松崎町・雲見エリア。歴史的建造物や海岸沿いの足湯、地元食材を活かした絶品グルメ、心やすらぐ温泉宿、そして旅の途中で出会った人々とのふれあい。「ふとした瞬間に心がほどけていく」と語る、るかさんが見つけた西伊豆エリアの魅力をお届け。
緩やかな時間が流れる西伊豆、松崎町・雲見
のんびりとした海沿いの街並みが素敵な西伊豆、松崎町・雲見エリアは、まったり一人旅にオススメの場所。時間に縛られずその時の気分のままに動け、気になる景色を見つけたら途中下車できることも、一人バス旅の特権のひとつ。そんな1泊2日の気ままな旅の様子をレポート。
下田駅から東海バスに乗って、西伊豆エリアの「松崎」へ



まずは、伊豆急下田駅を出てすぐにある東海バス下田駅前案内所で、東海バスフリーきっぷ「全線2日券」を購入。5番バス乗り場から東海バスに乗って、最初の目的地である西伊豆エリアの「松崎」を目指す。
東京駅 7:27発
JR東海道新幹線 こだま705号
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熱海駅 8:10着 / 熱海駅 8:26発
JR伊東線 普通 伊豆急下田行き
↓
伊豆急下田駅 9:57着
「東海バスフリーきっぷ」を購入
下田駅 10:25発
東海バス
↓
松崎 11:15着
約10分
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伊豆といえば新鮮魚介!「食彩 久遠」でお寿司ランチ
「松崎」バス停で下車し、徒歩で7分ほどの「食彩 久遠」。“久遠”とは、いつまでも続く永遠のことであり、店名に込められたのは、町や仲間、家族を守るぞという店主の想い。伊豆でお寿司という贅沢ランチタイムは、豊富なメニューでどれにするのか迷うのも楽しい時間。ちらし寿司や丼ものにも惹かれながら、オススメの特上鮨に決定。

地魚を中心とした握りは、美しい盛り付けも印象的。新鮮で美味しい、職人の小技が効いた寿司とセットの味噌汁が心に染み渡り、大満足!幸先の良いスタートを切る。
食彩 久遠
基本データ
<住所>〒410-3611 静岡県賀茂郡松崎町松崎316-8
<TEL>0558-42-1597
<営業時間>11:30~13:30 / 17:30~21:30 ラストオーダー 21:00
※日曜の夜営業は20時までとなります。
<休業日>月曜
<駐車場>あり
行き方・アクセス
<バス>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バス「松崎」「堂ヶ島」「宇久須」行に乗車(乗車時間約50分)、または伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間約1時間40分)、「松崎」バスターミナル下車 徒歩で約10分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間
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食彩 久遠
すぐ
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町のシンボル、「明治商家 中瀬邸」で写活を楽しむ
ランチを食べた久遠から徒歩ですぐの「明治商家 中瀬邸」へ。那賀川沿いに建つ歴史的建造物で、明治時代からある豪商の中瀬邸を一般公開しているスポット。



客間や庭園には、当時の暮らしの面影が残る趣深い佇まいが広がり、写欲を刺激される。
明治商家 中瀬邸
基本データ
<住所>〒410-3611 静岡県賀茂郡松崎町松崎315-1
<TEL>0558-42-3964(松崎町企画観光課)
<営業時間>9:00~17:00、平日 8:15~17:00
<休業日>なし
<駐車場>隣接の中瀬駐車場利用(3時間まで無料)
<入館料>無料
行き方・アクセス
<バス>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バス「松崎」「堂ヶ島」「宇久須」行に乗車(乗車時間約50分)または伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間約1時間40分)、「松崎」バスターミナル下車 徒歩で約10分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間
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明治商家 中瀬邸
約3分
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「なまこ壁通り」で歴史と風情を感じる
中瀬邸から徒歩で3分、歴史と風情を感じる「なまこ壁通り」へ。継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗った形が、海にいる「なまこ」に似ていることから、なまこ壁といわれているそう。白と黒のコントラストが、独特の美しさを生み出している。

江戸時代からある、なまこ壁の建造物が今もいくつか残っている、松崎町。タイムスリップしたかのようなレトロな街並みを楽しめる。
なまこ壁通り
約5分
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カフェ「フランボワーズ」で魅惑のスイーツを
なまこ壁通りから5分ほど歩いた場所にあるカフェ「樹果香味菓子のフランボワーズ」。店頭のショーケースにずらりと並ぶ、きらきらと輝くケーキは、どれも魅力的。松崎産レモンを使ったレモンケーキと、蜜柑ジュースをオーダーし、テラス席に腰をおろす。爽やかな柑橘の香りを想像しながら待つ時間もまた、特別なひととき。



運ばれてきたのは、美しいレモンケーキと、予想外の見た目に驚かされる蜜柑ジュース。中をくり抜いた蜜柑をそのまま器にしていて、思わず写真を撮りたくなるビジュアル。まずはジュースから味わってみると、ジューシーな蜜柑の甘みと程よい酸味が口いっぱいに広がり、なんとも幸せな気分になる。
続いてのレモンケーキは、爽やかなレモンの香りとなめらかなクリームの相性が抜群。地元の季節の素材を活かしたスイーツを楽しみに、また来ようと再訪を誓う。
フランボワーズ
基本データ
<住所>〒410-3612 静岡県賀茂郡松崎町宮内23
<TEL>0558-42-1101
<営業時間>9:30〜18:00
<休業日>なし
<駐車場>あり(無料 約20台)
行き方・アクセス
<バス>伊豆急行「伊豆急下田駅」から東海バス「松崎」「堂ヶ島」「宇久須」行に乗車(乗車時間約50分)または伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間約1時間40分)、「松崎」バスターミナル下車 徒歩で約10分
<車>東名高速道路「沼津IC」から約2時間
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フランボワーズ
約1分
↓
松崎町 15:35発
東海バス
↓
雲見浜 15:54着
約3分
↓
雲見海水浴場「渚の足湯」で海を見ながらの足湯タイム
「松崎町」バス停から再び東海バスに乗車すると、車内には学校帰りと思しき小学生たちの姿が。徒歩通学が当たり前だった人にとっては、どこか新鮮に映る光景かもしれない。
しばらくすると、バスは海沿いの道へ。海のある風景は、どこか心を和ませてくれる。20分ほど揺られ、「雲見浜」バス停で下車すると、海!かわいいデザインの足湯の看板の前で記念撮影。

そして、いざ足湯へ。目の前に海が広がるロケーションで、温泉に足を浸し、波の音をBGMに過ごす穏やかな時間。温泉から上がった足を優しい海風が自然に乾かしてくれて、最高に心地良い。
渚の足湯
基本データ
<住所>〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見
<TEL>0558-45-0844(雲見温泉観光協会)
<料金>無料
行き方・アクセス
<バス>東海バス「松崎」バスターミナルから、東海バス「雲見入谷」行乗車(乗車時間約20分)、「雲見浜」バス停下車、徒歩で約3分
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渚の足湯
すぐ
↓
「雲見海岸」で“海×富士山”の印象的な風景を
サンセット撮影を狙って訪れたものの、取材当日はあいにくの曇り空。雲の切れ間から一瞬だけ光が差し込むタイミングに富士山と牛着岩(うしつきいわ)をとらえることができた。
左の大きな岩が大牛着、右のやや小ぶりな岩が小牛着。2つの岩のあいだにはしめ縄が張られ、海上の安全を祈願して鳥居が建てられている。
雲見海水浴場
基本データ
<住所>〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見
<TEL>0558-45-0844(雲見観光協会)
<駐車場>あり(夏季有料)
行き方・アクセス
<バス>東海バス「松崎」バスターミナルから、東海バス「雲見入谷」行に乗車(乗車時間約20分)「雲見浜」バス停下車、徒歩で約3分
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雲見海水浴場
約5分
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「かわいいお宿 雲見園」は一人旅にもオススメ
今回のバス旅のお宿は、その名も「かわいいお宿 雲見園」。名前の通り、どこか愛らしさの漂う雰囲気。到着すると気さくな女将さんが笑顔で出迎えてくれる。


客室「雪富士」は、窓の外には海が広がり、天気が良ければ富士山も望むことができるという、まさに絶景を楽しめる部屋。

館内には内湯と露天風呂、そして貸切露天風呂も用意されていて、海を眺めながらゆったりと温泉に浸かる贅沢を味わうことができる。


夕食のメイン料理は鮑・伊勢海老・金目鯛の三種から選べるという豪華な内容。魅力的なラインナップから、伊勢海老をセレクト。

伊勢海老のお造りは、圧巻!これほどまでに新鮮で、ぷりっとした食感の伊勢海老にはなかなか出会えない。添えられた頭は翌朝のお味噌汁に姿を変えて再登場してくれるそうで、翌日の朝食がより一層楽しみになる。

他の刺身も見逃せない。厚みのあるアカハタ、脂ののった中トロ、上品な甘みのヒラメ、じんわりと旨みが広がるメジナ、しっかりとした弾力が魅力のイシダイと、どれも極上の味わい。

刺身以外の料理も絶品だが、特に印象的なのは、雲見の名産・桜の葉でマグロを包み、それをさらにパイで包んで焼き上げた一品。和と洋が調和した、創意あふれる料理に舌鼓を打つ。
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『東海バスフリーきっぷ』を使って静岡県の西伊豆(松崎町・雲見)エリアを巡る旅。GENICプロデュースでフォトグラファーの、るかさんが出かけた1泊2日のバス旅を紹介。
行先は豊かな自然と穏やかな時間が流れる、松崎町・雲見エリア。歴史的建造物や海岸沿いの足湯、地元食材を活かした絶品グルメ、心やすらぐ温泉宿、そして旅の途中で出会った人々とのふれあい。「ふとした瞬間に心がほどけていく」と語る、るかさんが見つけた西伊豆の魅力をお届け。