海沿いから河津川一帯に7つの温泉が点在
約1500年前に開湯したと伝わる「谷津温泉」や、川端康成の『伊豆の踊子』の舞台となった「湯ヶ野温泉」、豊富な流量を誇る「峰温泉」のほか、「河津浜温泉」「七滝温泉」「大滝温泉」「今井浜温泉」の7つの温泉が点在する河津温泉。温度がそれほど高くなかったり、塩湯でもそこまで塩分が強くなく優しいお湯だったりと、子どもからお年寄りまで楽しめる泉質が多い。ご夫婦2人旅、家族3世代旅にもおすすめで、ぜひ癒されに行ってみてほしい。
伊豆半島の先端近くに位置する河津町。毎年2月上旬に見頃を迎え、川沿いに濃いピンクの桜が咲き乱れる、早咲きの桜・河津桜は全国的にも存在。遠浅で美しい今井浜海岸や、駅から徒歩5分ほどのところにある河津浜海岸といった2つの海水浴場を持ち、早春以外にも夏場も人気のエリア。また、山手には七つの滝が集まる「河津七滝(かわづななだる)」があり、マイナスイオンをたっぷり浴びることができ、ウォーキングとしてもぴったりなスポットだ。
約1500年前に開湯したと伝わる「谷津温泉」や、川端康成の『伊豆の踊子』の舞台となった「湯ヶ野温泉」、豊富な流量を誇る「峰温泉」のほか、「河津浜温泉」「七滝温泉」「大滝温泉」「今井浜温泉」の7つの温泉が点在する河津温泉。温度がそれほど高くなかったり、塩湯でもそこまで塩分が強くなく優しいお湯だったりと、子どもからお年寄りまで楽しめる泉質が多い。ご夫婦2人旅、家族3世代旅にもおすすめで、ぜひ癒されに行ってみてほしい。
温泉施設により泉質が異なるため、訪れるたびに違うところを利用してみたい。立ち寄り湯もあるので、温泉好きなら3カ所ほど回ってみてはどうだろう。どの日帰り温泉施設も、地元の方も利用しているので、温泉を通して地元の人と交流できるチャンス。勇気を出して声を掛けてみよう。ガイドブックには載っていないような地元の人だからこそ知るおすすめスポットや観光情報を教えてもらえるかもしれない。
河津川沿いなどには、「さくらの足湯処」「河津三郎の足湯処」「豊泉の足湯処」といった足湯も点在している。河津桜の季節なら足湯に浸かりながら足湯に入るのもなかなか贅沢だ。足湯に浸かって疲れた足を癒してあげたい。
また、「大噴湯公園の足湯処」では、足湯に浸かりながら大噴湯の噴き上げを見ることができる。1926(大正15)年に爆音とともに地上約50mの上空に噴き上がって誕生したもので、今も絶えることなく吹き上げ続けている。
吹き上がる様子は圧巻。大噴湯たまごをつくることもできるので、温泉の威力を感じてみよう。
花を愛でることが大好きな県外在住の筆者の母は、桜の季節によく静岡にやって来る。特に「河津桜まつり」が好きで、何度か連れて行っている。濃いピンクの桜や菜の花、うぐいすの写真を撮ったり、露天で買ったものを堤防沿いで食べたり、足湯に浸かってぼーっとしてみたり、何度訪れても好きなお祭りの一つだ。柑橘好きの筆者は、このお祭りで地元の方が販売しているさまざまな柑橘も買って帰る。デコポン、ニューサマーオレンジ、ポンカンあたりが取り分け好きだ。静岡市民なので、みかんは正直、家の周りにあふれているが、デコポン、ニューサマーオレンジ、ポンカンは静岡市内ではあまり買えない。農家さんによって味が異なり、ついいろいろ買ってしまう。そして車に大量の柑橘を積み込み、いつも帰路に着くのだが、柑橘好きが私以外にもいるので、道中に1袋は消費されているのだ。
河津七滝の近くにも温泉施設がある
河津温泉(かわづおんせん)
住所:静岡県賀茂郡河津町
TEL:0558-32-0290(河津町観光協会)
URL:https://www.kawazu-onsen.com
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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