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【親水公園・ムーンテラス】夜はライトアップ。イタリアのリゾート地のような海岸

2022/02/01
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Ryoko Kawada北伊豆熱海市
【親水公園・ムーンテラス】夜はライトアップ。イタリアのリゾート地のような海岸

都心から新幹線で約1時間弱、温泉観光地として全国的にも有名な熱海は、伊豆半島の玄関口でもある街。国道135号沿い、サンビーチから続く「親水公園」は、北イタリアのサンレモ市が熱海市の姉妹都市であることや、海岸沿いの地形が似ていることから、地中海北部のリゾート地をイメージして整備されている。また、夜間のライトアップは、夜のデートスポットとしても人気がある。

大人も子どもも楽しめる公園

大人も子どもも楽しめる公園

写真映えするおしゃれな公園でありながらも、ウォーキングや日光浴、ワンちゃんのお散歩コースとして、観光客はもちろん、地元の人からも親しまれているスポット。写真撮影をしたり、お散歩してみたりと、優雅なリゾート気分を楽しんでみて。

幻想的な色に包まれるムーンライトビーチ

親水公園ライトアップ①

親水公園ライトアップ②

よく晴れた日の相模湾の青い海と空、ビーチの白い砂浜、そして熱海の街並みは、イタリアのリゾート地を彷彿させてくれる。南欧コートダジュールをイメージした「スカイデッキ」、北イタリアのサンレモ市リビィエラ海岸をイメージした「レインボーデッキ」、南イタリアのナポリ海岸をイメージした「渚デッキ」と、地中海の海岸を想像させてくれる。

海水浴場としても人気の「熱海サンビーチ」は夜になると砂浜がライトアップ。実は、この砂浜のライトアップ、日本初の取り組み。市街側・東京側からヤシの木へ投光照明をしており、砂浜は月の光をイメージした淡いブルーに染められる。白い波と、ライトが反射した海面とで、まるで外国のリゾート地にいるような幻想的な時間を過ごすことができる。照明デザインは、「東京タワー」や「横浜ベイブリッジ」「姫路城」などの名だたるライトアップ名所を手がけている世界的な照明デザイナー・石井幹子さんによるもの。

「ムーンテラス」で大切な人と愛を誓おう

親水公園①

親水公園②

親水公園ライトアップ③

“恋人の聖地”にも認定された「ムーンテラス」には、テラスの先にある噴水に恋人たちが愛を誓いあうモニュメントが設置されている。夜になるとこちらもライトアップされ、ロマンティックな雰囲気に。恋人の聖地にあやかり、告白やプロポーズの場所としてもぴったり。幻想的なムーンライトビーチを歩き、雰囲気も高まったところで、日常と異なるシーンの中、モニュメントの前で大切な人へ愛を伝えてみては。

温暖な熱海の花だより

親水公園③

親水公園花

温暖な気候で知られる熱海。春の便りもとても早く、紅葉がはじまる毎年11〜12月頃には、「親水公園」では珍しい品種の「ヒマラヤ桜」の開花がはじまる。ピンク色のかわいい花を咲かせてくれるので、ぜひ見に行ってほしい。また、2〜3月には「大寒桜」も開花。そのほか、熱海では 1月には糸川沿いで「あたみ桜」が、そして「熱海梅園」の梅まつりも行われ、寒い冬の中での春の訪れは、ほっこりとした気持ちにさせてくれる。

なお、6月の「親水公園」では、南米産のジャカランダというラッパのような形をした紫の花が開花。日本の気候環境下の中、路地上でこの花が咲くのは珍しいそうで、毎年「ATAMI ジャカランダ フェスティバル」も開催されている。

親水公園・ムーンテラスの基本情報

親水公園・ムーンテラス(しんすいこうえん ムーンテラス)

住所:静岡県熱海市渚町地先

TEL:0557-86-6218(熱海市 熱海市公園緑地課)

アクセス:熱海駅より東海バス「お宮の松経由」行に乗車(乗車時間4分)、「サンビーチ」バス停下車すぐ

     熱海駅より東海バス「湯~遊~バス」に乗車(乗車時間6分)、「サンビーチ」バス停下車すぐ

URL:https://www.city.atami.lg.jp/kanko/kankoshisetsu/1001832/1001837.html

 

 

この記事を書いた人

Ryoko Kawada

福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。

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