【恵比須島】太古のロマンを感じる壮大なジオスポット
2023/07/18
Ai Sakuta下田市南伊豆
恵比須島(えびすじま)は、下田市の須崎半島の南端から橋で渡れる小さな島で、伊豆半島ジオパークのジオサイトのひとつでもある。
島を一周する遊歩道では、海底火山の堆積物による太古の地層が間近に迫り、島の周囲に広がるダイナミックな千畳敷(せんじょうじき)に圧倒される。
恵比須島は海底火山の名残を感じる場所
伊豆半島の南東部、水仙で有名な爪木崎(つめきざき)がある下田市の須崎半島。
その南端にぽっかりと浮かぶ小さな島・恵比須島は海水の透明度が高く、シュノーケリングや海水浴の穴場スポットでもある。
橋を渡って島に上陸するとまず現れるのは、そそり立つ断崖と、太古の地層が織り成す美しい縞模様。
恵比須島には遊歩道が整備されており、ゆっくり歩いて一周20分ほどの散策が楽しめる。
遊歩道をさらに進んで行くと、白い砂の壁だった地層の様子が変わり、ゴツゴツとして力強い黒い岩が見えてくる。
次々と表情を変えるダイナミックな風景に目を奪われ、まるで古代の島を探検しているような気分だ。
(写真提供:下田市観光協会)
恵比須島周辺に広がる千畳敷で磯遊び
海側には千畳敷が広がり、引き潮の時は磯遊びもできるようになっている。
千畳敷を散策する場合は、マリンシューズなどを履くと歩きやすいのでおすすめだ。
千畳敷は、波の浸食による平たん面が隆起して海面上に姿を現したもの。
恵比須島では採石の跡も見られ、ここから切り出した石材は「伊豆石」として、下田市街地などの古い街並みの中で活用されているのだそう。
(写真提供:下田市観光協会)
島を一周するだけでさまざまな景観が楽しめ、伊豆半島ジオパークの象徴ともいえる恵比須島。
長い長い年月をかけてつくり出された大自然の芸術に、壮大なロマンを感じずにいられない。
なお、遊歩道を歩く際には落石や倒木などに充分注意を。
潮が満ちて波が強い時は遊歩道にも水がかかることがあるので、濡れても大丈夫な服装や歩きやすい靴で訪れよう。
恵比須島の基本情報
DATA
恵比須島(えびすじま)
住所:静岡県下田市須崎
TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
営業時間:散策自由
休業日:散策自由
駐車場:あり
アクセス:伊豆急下田駅より東海バス「須崎海岸」行に乗車(乗車時間分)、終点「須崎海岸」バス停下車、徒歩5分
URL:https://www.shimoda-city.info/kanko/ebisujima
この記事を書いた人
東京出身、静岡在住。レトロなもの、シュールなもの、遺跡・洞窟・断崖にときめきがち。住めば住むほど好きになる、奥深い静岡県の魅力がたくさんの人に届きますように。
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恵比須島(えびすじま)は、下田市の須崎半島の南端から橋で渡れる小さな島で、伊豆半島ジオパークのジオサイトのひとつでもある。
島を一周する遊歩道では、海底火山の堆積物による太古の地層が間近に迫り、島の周囲に広がるダイナミックな千畳敷(せんじょうじき)に圧倒される。