<東海バスフリーきっぷでバス旅へ>フォトグラファーが巡る西伊豆
2023/08/16(2023/12/01)
GENIC編集部フォトグラファーモデルコース中伊豆修善寺松崎西伊豆
『東海バスフリーきっぷ(全線)』を使って西伊豆エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーの藤井音凛さんとモデルの麻衣さんが出かけた1泊2日のガールズ旅を紹介。
三島駅から出発し、堂ヶ島、松崎町、黄金崎、修善寺温泉まで。『東海バスフリーきっぷ(全線)』をフルに活用した、西伊豆エリアの魅力的なスポットを巡る旅と、フォトグラファー目線で切り取った西伊豆の魅力をお届け。1日目は堂ヶ島〜松崎へ。
絶景ビュースポットの宝庫「西伊豆」エリア
伊豆半島の西側、駿河湾に面する「西伊豆エリア」は、海岸線の美しい景色を求めて、多くのフォトグラファーも訪れる場所。有名な観光スポットも多く、街歩きや温泉、グルメも楽しめる魅力的なエリア。
「三島駅」から西伊豆巡りをスタート
東京駅から、東海道新幹線「こだま」に乗って、バス旅の出発地点となる「三島駅」へ。
今回乗車する東海バスは、豊かな自然に恵まれた伊豆の美しい風景の中を走る路線バス。車窓から見える、伊豆の雄大な景色も見どころの一つ。どんな情景に出会えるのか?ワクワクしていたら、あっという間に三島駅に到着。
東京駅 9:03発
東海道新幹線 こだま505号
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三島駅 9:45着
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「三島駅」から西伊豆巡りをスタート
まずは、東海バス全路線が乗り放題(※)になる『東海バスフリーきっぷ(全線)』を、三島駅の南口改札を出たところにある「東海バス三島駅前営業所」にて購入する。このきっぷは、何回でも乗り降り自由、約50か所の施設での割引特典付きというお得なきっぷ。「2日券(大人4,900円)」と「3日券(大人5,600円)」の2種類あり、今回は1泊2日の旅なので2日券を購入。
※定期観光バス、高速乗合バス、沼津駅~沼津市立病院線、特定施設契約バス(熱海自然郷、天城東急シャトルバス、ダイヤランド)、コミュニティバス(せせらぎ号、清水町循環、長泉・清水循環)は利用できません。
※写真は2023年1月に撮影したため、現在の価格と異なります。
「西伊豆特急バス」で「堂ヶ島」へ
三島駅から「西伊豆特急バス」に乗って、最初に目指すのは「堂ヶ島」。『東海バスフリーきっぷ』があれば特急料金も不要だ。全シート、背もたれとヘッドレスト付きのハイバックシートで、快適なバス移動が確約されているのが嬉しいところ。西伊豆エリアの名所を網羅しているので、土地勘がなくても安心。
三島駅 ④番バスのりば 10:15発
東海バス 西伊豆特急
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堂ヶ島 12:00着
徒歩すぐ
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「堂ヶ島食堂」でまずは腹ごしらえ
2時間ほどバスに揺られて、西伊豆町にある堂ヶ島バス停に到着。堂ヶ島は、その景色の美しさから「伊豆の松島」ともいわれる、伊豆屈指の景勝地。
そんな美しい堂ヶ島の風景が、店内の窓から望める漁師カフェ「堂ヶ島食堂」で、この旅最初の食事を。海に面したロケーションにあり、バス停から歩いてすぐと好アクセス。地元食材をふんだんに使用したメニューを手軽な価格で食べられる人気店だ。
新鮮な魚介のブツ切りとメカブ、玉子がご飯の上にのった豪快なご当地どんぶり「俺のぶっかけ丼」が看板メニュー。ご飯と具がたっぷり、小鉢や味噌汁も付いて、さらには自家製ところてんが食べ放題。
堂ヶ島食堂は、漫画「ゆるキャン△」に登場する「西伊豆食堂」のモデル店で、ファンからは聖地としても人気の場所。店内では、ゆるキャン△グッズの販売もしている。
堂ヶ島食堂(どうがしましょくどう)
基本データ
<住所>〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2045-3 <TEL>0558-52-0134 <営業時間>11:00~16:00(LO 15:30) <休業日>木曜日(不定休あり) <駐車場>無料(16台)
行き方・アクセス
<電車>JR東海「三島駅」から東海バスで約1時間45分「堂ヶ島」バス停から徒歩すぐ <車>伊豆縦貫自動車道「函南塚本I.C.」から約1時間5分
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堂ヶ島 13:15発
徒歩すぐ
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お隣の「松崎」へ
各停バスに乗って隣のバス停「松崎」へ。このエリアでは、進行方向に向かって右側に海が見えるので、右のシートを確保して。美しい景色をのんびり眺めながら移動できるのも、バス旅ならではの醍醐味。
松崎 13:23発
東海バス
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徒歩 約14分
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松崎町を代表する風景「なまこ壁通り」
建物の壁面に平瓦を貼り、その継ぎ目である目地に、かまぼこ型に漆喰を盛り上げて塗った形が、海にいる「なまこ」に似ていることから名づけられた「なまこ壁」。江戸時代に防火、防風を目的として普及したもの。今では全国でも希少な存在だが、松崎町にはなまこ壁の建造物が今も190棟ほど残存している。
石畳の小径沿いになまこ壁の建物が立ち並ぶ「なまこ壁通り」は松崎町を代表する風景の一つ。
なまこ壁通り(なまこ壁通り)
【基本データ】
<住所>〒410-3611 静岡県賀茂郡松崎町松崎216 (近藤平三郎生家) <TEL>0558-42-0745(松崎町観光協会)
【行き方・アクセス】
<電車>JR東海「三島駅」から東海バス西伊豆特急バスで約1時間50分「松崎」バス停から徒歩で約14分 または「松崎」バス停から東海バスで約2分「商店街口」バス停から徒歩で約2分 <車>伊豆縦貫自動車道「函南塚本I.C.」から約1時間10分
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なまこ壁通り
徒歩すぐ
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山の神・海の神を祀る「伊那下神社(いなしもじんじゃ)」
なまこ壁通りのすぐ近く、山の神・海の神を祀る「伊那下神社」。境内にある、樹齢約1000年の大イチョウは、圧倒的な存在感だ。県の天然記念物に指定されていて、他の2本と合わせて"親子イチョウ"として親しまれる人気者。落雷により裂けながらもいまだ成長を続ける大イチョウの姿を見れば、パワーチャージできること間違いなし。
朱赤と緑のコントラストが美しい境内は、歩くだけでも心が浄化される気分に。
伊那下神社 (いなしもじんじゃ)
【基本データ】
<住所>〒410-3611 静岡県賀茂郡松崎町松崎28 <TEL>090-7919-7780 <営業時間>8:00~17:00 <休業日>なし <駐車場>あり
【行き方・アクセス】
<電車>JR東海「三島駅」から東海バス西伊豆特急バスで約1時間50分「松崎」バス停から徒歩で約12分 <車>伊豆縦貫自動車道「函南塚本I.C.」から約1時間10分
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松崎 15:00発
東海バス
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堂ヶ島 15:08着
徒歩すぐ
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天然記念物に出会える「堂ヶ島遊歩道」
再びバスで堂ヶ島へ。全長1.5kmの「堂ヶ島遊歩道」を歩きながら、「天窓洞(てんそうどう)」の周辺巡り。白い凝灰岩でできた洞窟には、中央に丸く抜け落ちた天窓があり、そこから差し込む太陽の光が海面を照らし、青く光る。その神秘的な光景から"青の洞窟"とも呼ばれる、国指定天然記念物。
沖合200mほどのところにある4つの島、伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島。見る角度により3つに見えたり、4つに見えたりするので、総称して「三四郎島」。干潮時に浜と島の間に道が現れる"トンボロ現象"が起きると、足を濡らさずに歩いて渡れる、「瀬浜海岸のトンボロ」として県の天然記念物に指定されている全国でも珍しいスポット。
堂ヶ島遊歩道は、ゆっくり歩くと約60分。目の前に広がる迫力あふれる絶景を楽しめる、西伊豆で外せないスポット。大海原に沈む美しい夕日も、見応えあり。
堂ヶ島遊歩道(どうがしまゆうほどう)
【基本データ】
<住所>〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科堂ヶ島 <駐車場>あり
【行き方・アクセス】
<電車>JR東海「三島駅」から東海バス西伊豆特急バスで1時間45分「堂ヶ島」バス停から徒歩で約4分 <車>伊豆縦貫自動車道「函南塚本I.C.」から約1時間10分
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堂ヶ島遊歩道
徒歩 約5分
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西伊豆の美しさに浸れるホテル「il azzurri(イル・アズーリ)」
今回は、堂ヶ島バス停のすぐ近くにあるリゾートホテル、2021年7月に開業の「il azzurri」に宿泊する。堂ヶ島を望むロケーションにあり、客室の窓から見えるのは、コバルトブルーの海と空、ドラマチックに沈む夕日。
全客室が、オーシャンビュー&露天風呂付きなので、時間とともに移り変わる眺望を見ながらの、贅沢な入浴も満喫して。
部屋から見える美しいサンセットは必見。差し込む太陽の光は暖かく強く、あまりの美しさに時間を忘れるほど。日没後のマジックアワーも見どころだ。夕日と一緒に写真を撮るときは、部屋の照明を消して、綺麗なシルエット写真を。
ロビーラウンジの飲み物やお菓子は、自由に楽しめるフリーフロースタイルで、部屋に持ち込むことも可能。品揃えの多さにテンションも上がりっぱなし。スキンケアセットは持たずに旅に出てもOKなほどの豊富なアメニティも、嬉しいポイント。
夕食と朝食は、地元産の海の幸と山の幸が贅沢に使用された料理がずらりと並ぶビュッフェにて。西伊豆をお腹いっぱい味わって。
il azzurri (イル・アズーリ)
【基本データ】
<住所>〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2145 <TEL>0558-52-0346(受付時間10:00~18:00) <駐車場>あり(宿泊者無料 50台/屋外約42台 屋内ガレージ8台)
行き方・アクセス
<電車>JR東海「三島駅」から東海バス西伊豆特急バスで約1時間45分「堂ヶ島」バス停から徒歩で約3分 <車>伊豆縦貫自動車道「函南塚本I.C.」から約1時間10分
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『東海バスフリーきっぷ』を使って東伊豆エリアを巡る旅。GENICプロデュースで、フォトグラファーの藤井音凛さんとモデルのRenさんが出かけた1泊2日のガールズ旅を紹介。
伊東駅から出発し、小室山、一碧湖、伊東温泉、熱海まで。『東海バスフリーきっぷ』をフルに活用した、東伊豆エリアの魅力的なスポットを巡る旅と、フォトグラファー目線で切り取った東伊豆の魅力をお届け。2日目は熱海へ。