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【中伊豆】自然が織りなす大迫力のアトラクション 「キャニオニング」を体験!

2023/10/12
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Emi Aoki中伊豆伊豆市池・滝・川
【中伊豆】自然が織りなす大迫力のアトラクション 「キャニオニング」を体験!

伊豆半島は、海や山、そして川など、

他の地域には類を見ない、さまざまなジオ的な美しい地形に恵まれた地域です。

 

今回は、そんな魅力を十分楽しむ、自然が織りなす大迫力のアクティビティ「キャニオニング」をご紹介します。

わさび田が育まれる、美しい水と共に

わさび田が育まれる、美しい水と共に

(画像提供:伊豆市)

 

伊豆市天城。

狩野川の水源があるこの土地は、豊かな湧き水と土壌に恵まれ、

その上質な水質のもとで育まれる、美しいわさび田で知られています。

 

萬城の滝

(提供:伊豆市)

 

その狩野川の支流、地蔵堂川の上流にかかる、高さ20メートル、幅6メートルの萬城の滝。今回のキャニオニングは、この土地が舞台となります。

頼りになるガイドさんと一緒に、初めてのキャニオニング!

頼りになるガイドさんと一緒に、初めてのキャニオニング!

ご紹介するキャニオニングツアーは、伊豆を中心にキャニオニングやラペリングを展開しているアドベンチャーサポートの企画。今回は、筆者が実際にこのツアーを体験してきた様子をお伝えします。

 

RE CAMP中伊豆

 

カブトムシのトイレ

 

集合場所は、RE CAMP中伊豆

キュートなカブトムシの形をしたトイレが、駐車場でお出迎えしてくれます。

 

ガイド 根岸さん

ツアーガイドは、アドベンチャーサポート代表の根岸さん。

熟練のスキルと、いつも絶えない笑顔で案内してくれるから、初めてでも安心してキャニオニングに挑戦することができます。

 

千葉から参加のカップル

今回の取材に協力をしてくださった、千葉から参加の素敵なカップルさん。

キャニオニングは初めてというお二人、少しだけ緊張気味でしょうか?

 

現地に行く前に、当日の体調確認やツアーの注意点など、丁寧な説明をしてくれます。

熱心に根岸さんの話を聞く二人の表情も、真剣そのものでした。

さあ、出発!

さあ、出発!

準備ができたら、さっそく歩いてスタートポイントへ!

森の爽やかな空気の中を歩くのはとても気持ちが良く、暑さも忘れてしまう心地よさでした。

 

ウォーキング

これから始まるアドベンチャーに少し緊張しながらも、木々に囲まれた道を、ガイドの根岸さんと話しながら歩く時間はとても楽しいものでした。

この地域のわさび田や自生している植物の話など、この土地の魅力をたくさん知ることができるのも、現地のガイドさんに案内してもらう楽しみのひとつです。

現地到着。いよいよ、アドベンチャーの始まりです。

現地到着。いよいよ、アドベンチャーの始まりです。

15分ほど歩いたところで、スタートポイントに到着。

いよいよここからアドベンチャーの始まりです。

 

ここでも、安全のためのハンドサインなどの説明があります。

これは「OKです!」のサイン。

 

そして、いよいよ川の中へ。

「ひゃあ、冷たい!」

 

最初はひんやり冷たく感じた水も、徐々に体が慣れてきて、

その透明な水に浸る感覚が、たまらなく心地いい。

 

根岸さんを先頭に、一列に並んで慎重に進んでいきます。

滑りやすいポイントなども教えてくれるから、ゆっくりと焦らずにみんなで一歩ずつ進んでいくことができました。

「スライディング」に挑戦!

「スライディング」に挑戦!

しばらく歩いて行ったところに、最初のアトラクション「スライディング」のポイントがありました。

ここでは、滑らかな岩の上と水の流れに乗るようにして、大自然が作り出したウォータースライダーを滑ります。

 

(*この動画は音声を手動で再生することができます)

 

ガイドの根岸さんが簡単な説明をしてくれたあと、実際にスライディングのお手本を見せてくれました。

 

この場所は、まだ最初の練習レベルではありますが、思いのほか水の流れが早くて、二人とも緊張していたようでした。

でも、ゴール地点で根岸さんが見守ってくれていることもあり、安心して最初のスライディングに挑戦できたようです。

 

ゴール地点での満面の笑顔!

思い切って滝壺へ。スリル満点の「ジャンプ」に挑戦。

思い切って滝壺へ。スリル満点の「ジャンプ」に挑戦。

そして、次のポイントに到着。

 

え?

ここ・・・ですか・・・?!!!

 

筆者も含め、一瞬メンバーに緊張が走りました。

 

思わずまじまじと覗き込んで・・・・。

 

ここは「萬城の小滝(こだる)」と呼ばれている場所ですが、キャニオニング初挑戦の私たちにはとても小さく思えず(笑)、かなりハードルが高いように思えました。

 

(*この動画は音声を手動で再生することができます)

 

まずは、滝の上流からスライディング。

「さん・にい・いち・GO!」のかけ声で、一気に滑り落ちます。

 

先程のスライディングの10倍くらいスリルがありましたが、体に感じるスピード感がたまらなく爽快でした。

 

全員スライディングを終えて、もう一度滝の上に戻ってきました。

そこで根岸さんがひとこと。

 

「はい、じゃあ今度はここからジャンプです。無理はしなくてもいいですよー!」

「やりたい人ー?!」

 

お二人とも、揃って元気に「はーい!!!」。

ちなみに、この時、筆者は完全に足がすくんでいました・・・ 笑。

 

(*この動画は音声を手動で再生することができます)

 

なんとも勇敢に、二人とも一気に滝壺へジャンプ!(このあと、筆者は恐る恐る、なんとかジャンプ・・)

 

まるで、アクション映画の主役になったような気分になれる、最高のアトラクション。

やみつきになってしまう人もいるほど、非日常感のあるスリリングな感覚を味わうことができる体験でした。

自然と対話しながら溶け込んでいく、心地良い時間。

自然と対話しながら溶け込んでいく、心地良い時間。

スリル満点のジャンプポイントを後にして、一行はさらに下流へと進んでいきます。

 

さまざまな姿を見せてくれる、雄大な自然の中で。

 

はじめは、ちょっと怖くてビクビクしながらの挑戦でしたが、徐々に水の流れにも慣れてきて、気持ちに余裕が出てきました。

そんな時、ふと、子供の頃に何度も滑り台を登ってはすべり、また登ってはすべり・・・と、夢中になって滑り台で遊んだ時の気持ちを思い出しました。

 

(*この動画は音声を手動で再生することができます)

 

これは、通称「アンパンまんスタイル」。

まさにコレ、子供の頃に滑り台でやったことがある人多いのではないでしょうか。

 

大人になってから、こんなに真剣に遊ぶ体験は、これまであっただろうか?なんて考えてしまいました。

 

流れが穏やかな場所では、ラッコのようにプカプカと浮いてみたり。

 

途中で見つけた野イチゴを食べてみたり。

 

緊張していた心と体を、そっと解放して少しずつ力を抜いてみると、いろんなものが見えてくる。

 

抵抗をするのでもなく、でも完全に委ねてしまうのでもなく。

 

自然と穏やかに対話しながら溶けていく、そんな不思議な感覚に包まれながら歩く時間は自然を外から眺めているだけでは味わうことができない心地よさがありました。

 

怪しいキノコ

ちょっと不気味なキノコを発見してみたり。

 

小さいわさび

根岸さんが、小さなワサビを発見!

 

思い切って、かじってみたら・・・・小さくても辛い 笑!

 

ポイントごとに、ガイドの根岸さんが記念撮影をしてくれるのも嬉しいサービスのひとつです。

 

素敵な思い出のワンシーンが撮れました。

 

そして、ツアーも後半戦に。

一直線に流れる砂防ダムの滝発見。

 

笑顔で滝修行 笑?

気分は探検隊。「ラペリング」体験!

気分は探検隊。「ラペリング」体験!

そして、最後のアトラクション「ラペリング」に挑戦です。

何やら、根岸さんがロープを取り出して、セッティングをし始めました。

 

一人ずつ、腰にカラビナを装着・・・いったい何が始まるのでしょうか。

 

これは、「ラペリング」といって、体重を後ろにかけながら、少しずつロープを伸ばして移動する方法。

懸垂下降(けんすいかこう)とも呼ばれ、救助隊がよく使う手法です。

 

これもまた、映画の主役になったような気分になれるラペリング。

 

今回のキャニオニングツアーを企画しているアドベンチャーサポートでは、このラペリングを山で行うコースも大人気だとか。

今回は、その魅力を少しだけ体験することができました。

 

ここまでで、全てのツアー行程が終了。

最後に、図々しくもラブラブなお二人に混じって筆者もパチリ 笑。

 

全てが初めての体験でしたが、自然の中で子供のように本気で遊ぶキャニオニングは、想像以上の最高の時間となりました。

正直なところ、思わず”取材”ということを忘れてしまうほどでした 笑。

 

この美しい伊豆の自然と一体になれる感覚、あなたも体験してみてはいかがでしょうか?

キャニオニングの基本情報

アドベンチャーサポート

住所:静岡県伊豆市修善寺75ドットツリー09

TEL:0558-99-9105

ホームページ:https://www.adventuresupport.net/

キャニオニングツアー詳細はこちらへ。

 

萬城の滝

住所:静岡県伊豆市地蔵堂776−1

アクセス:修善寺駅より東海バス「地蔵堂経由筏場」行に乗車(乗車時間23分)、「地蔵堂」バス停より徒歩約19分

 

 
 

 

 

この記事を書いた人

Emi Aoki

海の近くに住みたくて、2020年に地域おこし協力隊として沼津に移住。美しい自然と共に暮らす日々に、日々ときめきながら暮らしている。趣味は英会話。伊豆の魅力を世界に発信するのが夢です!

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