【沼津】山を歩きながら海の絶景を眺める!沼津アルプスのおすすめコース
2023/10/10(2023/10/11)
Rieko Nagai北伊豆沼津市
「沼津アルプス」とは伊豆半島の付け根にある山並みで、静浦山地の通称だ。地元の登山愛好会が命名したその山並みは、北から、香貫山、橫山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山の7山・7峠が連なる。
沼津アルプスの魅力は、日本一高い山である富士山と、日本一深い湾である駿河湾を同時に堪能できるところにあるだろう。
今回は、沼津アルプスの基本的な情報と、沼津アルプスの魅力を楽しめるおすすめコースを紹介する。
沼津アルプスを縦走する所要時間は約6時間半
沼津アルプスには香貫山から南進するルートと大平山から北進するルートがあり、いずれもすべてを踏破するには6時間半ほどかかる。
ルートの途中には、地元の登山愛好会が整備した道しるべがあり、1つ1つ追いかけながら歩くと迷いづらく、楽しいハイキングが行える。
沼津アルプスを構成する7山のうち、最も高い鷲頭山でも標高は392m。低山だが、決して侮るなかれ。
起伏が激しく、鎖やロープを伝って歩く箇所もある。出かける際は軽装を避け、装備は万全にして挑みたい。
冬季、特に1〜2月は霜が降り、地面が凍結したり滑りやすくなったりするため注意が必要だ。
アルプスと名付けられているものの、ピッケルやスノーシュー、クランポン、二重靴など厳冬期の北アルプスを登るような本格的な装備は不要なため、年間を通じて多くの登山者が訪れる。
初心者から健脚まで楽しめる小さなアルプス
沼津アルプスには登山口が複数あり、一山だけ、あるいは二山、三山だけ選んで歩けるのも多くの愛好家に支持されている部分。
ルート、登山口が複数あるということは下山口も複数あるため、途中で下山しやすく、初心者から健脚まで、レベルに合わせて歩けるのが魅力である。
香貫山の山頂近くには展望台があり、舗装路を登るとたどり着ける。
展望台からは、箱根連峰、富士山、駿河湾、伊豆半島の大パノラマを眺められる。
沼津アルプスのおすすめルート
複数ある登山道の中でもおすすめルートは、徳倉山から志下山まで歩くルート。
駿河湾と富士山の絶景を眺められ、コンパクトながら、沼津アルプスの魅力を十分に堪能できる。
香貫台入口でバスを降り、木の階段と鎖場がある急な坂を登ると、徳倉山の山頂に着く。
徳倉山の山頂からは、天気がよければ富士山を眺められる。
徳倉山頂から志下山を目指す。美しい森の中を、木漏れ日を追いかけながら歩く。
雑木林の先にある千金岩まで来ると視界が開けて、海が広がる。
千金岩から志下坂峠、志下山まで続く登山道では、多くの場所で海を眺めながら歩ける。
下山は志下峠から。急な坂が続くので、ロープをしっかり握って慎重に歩を進めよう。
バス停「志下公会堂前」から沼津駅南口までアクセスできる。
沼津駅でバスを乗り換え沼津港グルメに舌鼓
時間があれば沼津駅でバスを乗り換え、沼津港で沼津名物を堪能するというのもおすすめだ。
新鮮な海の幸が、疲れた体をやさしく癒してくれるはず。
また、沼津港大型展望水門「びゅうお」や「沼津港深海水族館」などの施設で、海の魅力を再発見するのもいいだろう。
こちらの記事では、沼津港の海鮮グルメや見どころを紹介している。
▶【沼津港】新鮮な魚介に舌鼓。観光もクルーズも楽しめる人気観光スポット
沼津港には、沼津港で水揚げされた新鮮な海の幸を味わえる名店が数多くある。
「沼津港 港八十三番地」は、海鮮丼のほか、握り、フライ、浜焼きなど、海鮮を使ったさまざま料理を味わえ、沼津港グルメを心ゆくまで堪能できる。
▶【にし与】沼津港で働く人や地域の人にも愛される老舗の定食屋
また、沼津港の定食屋「にし与」は、観光客のほか沼津港で働く人や地元の人にも愛される老舗。
朝6時から営業しているので、ハイキング前の腹ごしらえにもおすすめだ。
沼津アルプスの基本情報
沼津アルプス
URL:https://www.city.numazu.shizuoka.jp/hiking/alps/
徳倉山登山口
◎沼津駅南口から東海バス「木の宮」行きまたは「下香貫循環」行き乗車「香貫台入口」または「沼商前」バス停で下車、徒歩でアクセスする。
◎徳倉山登山口周辺には駐車場がないため、公共交通機関を利用してアクセスする。
香貫山登山口
◎沼津駅南口から東海バス2番線「医療センター循環」もしくは、6番線から東海バス「大平」行き「沼津商業高校」行き「大平車庫」行きのいずれかに乗車、「黒瀬」または「霊山寺」バス停で下車、黒瀬登り口または香貫山登り口まで徒歩でアクセスする。
◎香貫山には無料駐車場が2箇所(香陵台駐車場10台、中瀬駐車場15台)のため、公共交通機関でアクセスするのがおすすめ。
大平山登山口
◎沼津駅南口から「多比」バス停で下車し、多比口峠登り口まで徒歩でアクセスする。
◎大平山周辺には駐車場がないため、公共交通機関を利用してアクセスする。
この記事を書いた人
静岡県御殿場市出身・在住。食いしん坊で飲んべえです。趣味はヨガ、山登り、ペトロールズ。ポジションは足軽(ライター・エディター・コンテンツマーケティング・カメラマン、4足のわらじでてくてくと)。
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「沼津アルプス」とは伊豆半島の付け根にある山並みで、静浦山地の通称だ。地元の登山愛好会が命名したその山並みは、北から、香貫山、橫山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山の7山・7峠が連なる。沼津アルプスの魅力は、日本一高い山である富士山と、日本一深い湾である駿河湾を同時に堪能できるところにあるだろう。今回は、沼津アルプスの基本的な情報と、沼津アルプスの魅力を楽しめるおすすめコースを紹介する。