2月中旬〜5月5日には見渡す限りの花畑が出現!
松崎町のすごいところは、農閑期の約3万平方メートルという広大な田んぼが花畑になるところ。アフリカキンセンカ、るりからくさ、姫金魚草、つましろひなぎく、ひなげし、矢車草、フロックスの7種類の花が植えられ、2月中旬頃より咲きはじめ5月まで次々と咲き誇る。5月頃まで長期に渡って咲き、3月下旬~4月上旬には那賀川沿いの桜と、5月には横一列に並んだこいのぼりとのコントラストも楽しめる。
伊豆半島の南西部の海岸沿いに位置する松崎町。「花とロマンの里」をキャッチフレーズにしており、初春から初夏にかけ、町内は色とりどりの花で彩られる。那賀川の河口から大沢温泉までの6kmには、1,200本ほどのソメイヨシノが咲き誇る。夕陽がきれいなことでも知られる西伊豆エリア。満開時の日没後は夜桜のライトアップも行われる。
松崎町のすごいところは、農閑期の約3万平方メートルという広大な田んぼが花畑になるところ。アフリカキンセンカ、るりからくさ、姫金魚草、つましろひなぎく、ひなげし、矢車草、フロックスの7種類の花が植えられ、2月中旬頃より咲きはじめ5月まで次々と咲き誇る。5月頃まで長期に渡って咲き、3月下旬~4月上旬には那賀川沿いの桜と、5月には横一列に並んだこいのぼりとのコントラストも楽しめる。
見渡す限りの絶景花畑は、多くの観光客の目を楽しませてくれるが、訪れる人の心をつかんでやまない仕掛けも。花畑の中には、町民がつくる人や動物に似せた本物そっくりなかかしが登場し、あまりのかわいさと見事さにほっこりとした気分になる。他にもお花の鳥居の花畑神社、足湯も設置。
ゴールデンウィーク期間には、無料でお花の摘み取りができ、花束にしたり、押し花にしたりと、旅の思い出を持ち帰ることができる。家族で訪れて、子どもと一緒にお花の匂いを嗅いだり、花の名前を確認したり、花の周りにいる昆虫を見つけてみたりと、植物や自然と触れ合う時間をつくろう。
なお、「田んぼをつかった花畑」は、寄附金と駐車場での花畑協力金で成り立っている。入園料は無料だが、来年の花畑のためにぜひ駐車場代として募金に協力しよう。
松崎町の暖かな気候、地元の人のあたたかい人柄に触れ、とても居心地のいい時間を過ごすことができる。町内には「伊豆の長八美術館」や、重文指定「岩科学校」、「室岩洞」、「石部の棚田」といった史跡・観光名所も多い。特に町の至るところで見られるなまこ壁の風景は、外国人観光客にも人気。松崎温泉、大沢温泉、三浦温泉など、温泉も多く、漁港を持つことからグルメスポットも点在する。また、桜餅に使われる桜葉漬けは、全国の約7割を生産され、町内の名産の「桜葉餅」は、お店ごとに異なる味わいを楽しめる。お土産としてぜひ購入して帰りたい。
那賀川堤の桜並木と田んぼをつかった花畑(なかがわつつみのさくらとたんぼをつかったはなばたけ)
住所:静岡県賀茂郡松崎町那賀
TEL:0558-42-0745(松崎町観光協会)
URL:https://izumatsuzakinet.com/season/
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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