【秘密のぬけあな】日常からふっと離れる、山奥の隠れ家カフェ
河津町の里山にひっそり佇むカフェ「秘密のぬけあな」。店名の通り、扉を開けた瞬間から日常を忘れて、自分だけの"秘密の世界"に迷い込むようなお店です。スイーツやランチの美味しさはもちろん、空間そのものが特別な時間を演出してくれます。
山育ちが育んだ、お菓子作りへの情熱
店主の矢島彩香さんは河津町出身。学校まで歩いて1時間という場所で育ち、近くにお店もなかったため、お菓子が食べたければ自分で作るしかない環境でした。手作りでお菓子を用意してくれるお母さんの姿を見て育ち、自然とお菓子作りが趣味に。この原体験が、今の矢島さんの菓子職人としての原点となっています。
高校卒業後は上京し、カフェやパティスリーで修行を重ねました。20代前半から「自分の店を持ちたい」という夢を抱いていましたが、結婚・出産を経て、その夢は一度遠のきます。しかし、実家の空きスペースを使えることになり、「思い切って地元に戻って開業しよう」と決意。念願の「秘密のぬけあな」をオープンしました。
通販から始まった、お客様との絆
当初はネット販売のみでスタートした「秘密のぬけあな」。ところが地元の周囲の人たちから「店頭販売はしないの?」という声が続々と寄せられます。試しに工房の前で販売してみると大好評で、店舗営業へと発展していきました。
今では山奥まで足を運んでくれるお客様から、喜びのレビューやメールがたくさん届くそう。「お客さまの声が何よりの励み」と矢島さんは笑顔で話します。
店名に込めた"ひとり時間"への想い
「秘密のぬけあな」という店名は、通販時代から使い続けているもの。矢島さんは「おいしいスイーツを食べると、日常から少し離れて、自分だけの時間を楽しめる。そんな秘密の場所の入口をイメージして名付けました」と教えてくれました。

坂道の途中に現れる、特別な世界
お店があるのは河津町・泉奥原地区。坂道の途中にぽつんと現れるその姿は、まさに隠れ家。まわりには畑や田んぼが広がり、のどかな風景が迎えてくれます。
店内は10席ほどの小さな空間。扉を開けると、やわらかなペンダントライトと、彩り豊かな手作りリースが出迎えてくれます。リースは毎年クリスマス前に作り替え、模様替えを楽しんでいるそう。矢島さんは「入った瞬間から"秘密のぬけあな"の世界観を感じてもらいたい」と話します。



旬を味わう多彩なランチ&スイーツ
メニューは、エスニックな「トムヤムココナッツフォー」や「ハーブグリーンチキンカレー」などのランチから、「季節のフルーツと自家製アイスクリームのヴァシュラン」「ラム無花果とアールグレイのチーズテリーヌ」などのデザートまで幅広く揃います。
「白桃のフラッペ」や「生搾り柑橘ソーダフロート」など、旬のフルーツを使ったドリンクも人気。自宅の畑で採れた野菜を取り入れるなど、食材選びにもこだわりが感じられます。








「新しい味の組み合わせを見つけた時が一番楽しい」と語る矢島さん。今までにない組み合わせで生まれる美味しさを追求し続けています。非日常を感じさせる空間で、訪れるたびに新しい驚きに出合えるお店です。
秘密のぬけあな café&pâtisserieの基本情報
秘密のぬけあな café&pâtisserie
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本740-7
営業時間:11:00~16:00
営業日:不定期、インスタグラムにて告知
駐車場:あり
URL:https://himitsunonukeana.com/
アクセス:伊豆急河津駅より東海バス「修善寺駅/河津七滝温泉」行に乗車、「梨本」バス停下車(乗車時間約20分)後、徒歩約20分

この記事を書いた人
静岡県出身、神奈川県在住。会社員の傍ら、一般社団法人「河津デイズ」代表理事として、「伊豆下田経済新聞」のライターとして伊豆の地域活性に取り組んでいます!
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河津町の里山にひっそり佇むカフェ「秘密のぬけあな」。店名の通り、扉を開けた瞬間から日常を忘れて、自分だけの"秘密の世界"に迷い込むようなお店です。スイーツやランチの美味しさはもちろん、空間そのものが特別な時間を演出してくれます。