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【熱海・haru.】まちの喧騒から離れた古民家カフェで過ごすやさしい時間

2025/10/22
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Sayo Horio北伊豆熱海市
【熱海・haru.】まちの喧騒から離れた古民家カフェで過ごすやさしい時間

熱海は観光と暮らしのリズムがはっきり分かれているまち。けれど、その境界線をやわらかく溶かすように、地域の人と観光客が一緒に過ごせる場所があります。

桜木町にある「古民家カフェ haru.」。開店から5周年を迎えた古民家リノベーションのカフェは、門をくぐった瞬間、時の流れがゆっくりとほぐれていくような感覚がありました。今回はそんなカフェの紹介です。

 

haru.

「また来たい隠れ家」で過ごすひととき

2021年、コロナ禍の真っただ中でオープンした「haru.」。地域の方々に支えられ、5年経った今も通い続ける常連さんがいます。口コミで広がるにつれ、観光で訪れた人もふらりと立ち寄るようになり、地元と旅人が自然に混ざり合う、不思議と心地よい空間になりました。

コンセプトは「また来たい隠れ家」。日常を少し離れ、誰もがゆっくりと過ごせる居場所です。年齢や好みに関わらず楽しめるごはんが用意されているのも、訪れる人を安心させる理由のひとつ。

 

haru. 店内

地域の恵みをいただくごはん

モーニングやランチには、国産食材や近隣で採れた野菜がたっぷり。体にやさしい味わいに仕上げられています。

おすすめはモーニングの「クロックムッシュ」。ハムとチーズを挟んだトーストを、香ばしく焼き上げた一品です。自家製ベシャメルソースをかければ気分はヨーロッパ。添えられた酢の物は旬の食材でつくられていて、さっぱりと口を整えてくれます。

 

haru. クロックムッシュ

 

曜日ごとに変わるメニューも楽しみのひとつです。金、土、日の週末だけ登場するバーガーに、当日にならないと内容がわからない土日限定「大人のお子様ランチ」は、ワクワク感が倍増。さらに、庭で採れた梅をシロップにしてジュースに仕立てるなど、四季を感じる工夫も随所に施されています。

 

haru. 梅シロップ

デザートは目の前のライブ感とともに

食事のあとはスイーツの時間。人気メニューは「やきいもブリュレ」。砂糖を目の前で炙って仕上げる演出にふたたび食欲が刺激されます。蜜がたっぷりのさつまいもはそのままでも、シナモンや塩、生クリーム、小倉あんとバター、アイスと組み合わせても楽しめます。ひと口ごとに表情を変える贅沢さは、熱々のうちに味わうのがおすすめです。

 

haru. 「やきいもブリュレ」

 

そのほか、ハンドドリップで淹れる珈琲ゼリーや、ラム酒が香る「大人のプリン」など、デザートも充実。飲み物はコーヒー、紅茶からアルコールまで幅広くそろい、気分に合う一杯が見つかります。

 

haru. アイス

思い出を持ち帰る小さなお土産

店内には、スタッフ手づくりのアクセサリーや雑貨も並びます。どれも一点もののやさしい色合いで、思わず手に取りたくなるものばかり。ここで過ごした時間を形にして持ち帰れば、あとから見返すたびに、今日のゆったりした気持ちを思い出せそうです。

 

haru. アクセサリー

古民家カフェ haru.の基本情報

古民家カフェ haru.

住所:静岡県熱海市桜木町11-3

営業時間:平日 8:00~18:00(L.O.17:00)/金曜日 8:00~15:00(L.O.14:00)/土日 8:00~18:00(L.O.17:00)

     モーニング 8:00~11:00/ランチ 11:00〜14:00/ディナー 14:00〜18:00

TEL:0557-35-9095

定休日:不定休

駐車場:あり

アクセス:JR熱海駅より東海バス「桜ヶ丘」行きに乗車(約12分)、「神社前」バス停下車、すぐ

JR熱海駅より東海バス「ひばりが丘/紅葉ヶ丘」行に乗車(約13分)、「小嵐」バス停下車、徒歩3分

 

 

 

この記事を書いた人

Sayo Horio

熱海市在住。「熱海経済新聞」でも活動するフリーライター。
普段はカステラまんじゅう「ANNDOT」の店員。
地域と人がつながるあたたかい場をつくります。

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