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樹木に覆われ巨岩が点在する登山道を歩く

伊豆急行線松崎駅から東海バスに乗車し、終点の雲見入谷バス停で下車します。

舗装路を歩くことおよそ25分で、高通山登山道に到着します。

登山口にある看板には「高通山遊歩道」とありますが、登り始めから急な斜面が続きます。

高通山の歩行時間は往復で約120分、歩行距離はおよそ2.6kmです。

山頂まで続く道のほとんどが常緑樹で覆われているせいか、山の中に入ると空気がひんやりとしているのを感じます。

登山道は湿っていて滑りやすいうえ石ころが多いです。

登山靴の着用と防寒着・雨具の携行は必須です。

幹が曲がった木や斜めに生える木など、独特な姿をした樹木が多く見られ、木々の合間に巨大な岩が点在し、見たことのないような景色が続きます。

登山者が少ない日にはしんと静まりかえり、まるで異世界に迷い込んだような雰囲気があります。

差し込む太陽の光が、登山道を覆う木々の緑を美しく照らします。

登山道の要所には道標やベンチがあるので、追いかけながら歩くのがおすすめです。

登山道を塞ぐように倒れた木を乗り越え先へ進むと、山頂まで400mの道標が現れます。

その先に大岩が2つ並ぶ猿岩休憩所があります。ここまで来れば、山頂まであと200mです。

しばらく歩くと、北側展望所に到着します。

遠くに富士山が見える！北側展望所 からの絶景を楽しむ

道標から左手に目を向けると、どこまでも青い景色が広がります。

駿河湾のずっと向こうにうっすらと富士山と南アルプスが見えます。

目線を少し下げると、烏帽子山が見えます。

この烏帽子山は、火山の根と呼ばれるマグマの通り道。標高160mながら海から立ち上がる姿が勇壮で、迫力があります。

ベンチに座ってこの絶景をのんびり眺めて少し休息したら、山頂を目指すといいでしょう。

山頂から伊豆七島を眺める

北側展望所から山頂までは100mほど。

これまでの道のりとは打って変わってゆるやかな傾斜の道のため、一気に登れるはずです。

山頂には三等三角点があります。また、山頂はヤマツツジの群生地でもあり、4月下旬〜5月中旬に見頃を迎えます。

山頂から海を望むと、波勝崎や伊浜、伊豆七島が見えます。

山頂にもベンチがあるので、ゆったりと過ごせます。

絶景を堪能したら、来た道を引き返して下山します。

登山道を覆う落ち葉の下には、石がゴロゴロとあります。

浮き石に足を置くと滑りやすいため、慎重に歩を進めましょう。

高通山の基本情報

住所：静岡県賀茂郡松崎町雲見

TEL：0558-42-3964（松崎町役場企画観光課）

URL：https://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/docs/2018041300018/

高通山登山口アクセス：伊豆急行線「伊豆急下田駅」から東海バス「松崎・堂ヶ島」行きに乗車（乗車時間約50分）、「松崎」バス停下車後「東海バス「雲見入谷」行きに乗車（乗車時間約21分）、「雲見入谷」バス停下車、徒歩約25分

この記事を書いた人

Rieko Nagai

静岡県御殿場市出身・在住。食いしん坊で飲んべえです。趣味はヨガ、山登り、ペトロールズ。ポジションは足軽（ライター・エディター・コンテンツマーケティング・カメラマン、4足のわらじでてくてくと）。