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都内にある5つ星ホテルのレストランで修行したシェフの店

伊豆のジビエ屋 Bistro KENのオーナーシェフである川島健さんは、東京・神楽坂にあったフレンチレストラン「サン・ファソン」をはじめとしたフランス料理店3店と、東京・日比谷にあるホテル・ペニンシュラ東京で腕を磨いた経歴を持ちます。

伊豆のジビエ屋 Bistro KENのメニューには、今回ご紹介するジビエカレーのほか、シカやイノシシを使ったハムやベーコンなど肉の加工品であるシャルキュトリーの盛り合わせが並びます。

どれも、川島さんが名だたるフランス料理の名店で身につけた技術を発揮した一品です。

一番人気は「骨付きシカカレー」

伊豆のジビエ屋 Bistro KENでは、シカ、イノシシ、熱川ポークなどを使ったカレーメニューがありますが、中でも「骨付きシカのスネ肉カレー」（2,700円税込、2024年8月現在）が絶品で、一番人気なのだそう。

そう聞いて迷わずオーダーすると、目の前に現れたシカカレーはこのビジュアル。

骨付きのスネ肉は、お皿からはみ出るほど大きくて迫力満点。これは映えます！

肉はほろりと柔らかくルーはうま味たっぷり

では早速、いただいてみましょう。 肉はとても柔らか！　

骨との間にスプーンを入れるだけで簡単に外れます。口に入れるとほろりとほどけ、ルーとシカ肉の美味しさが押し寄せます。ルーはジビエからとったフォンとオリジナルのルーで煮込んでおり、うま味たっぷりです。

川島さんのお墨付きのジビエだけあり、臭みは一切なく、むしろ美味しい！　

「シカってこんなに美味しいの？」と目から鱗が落ち、ジビエには独特の風味があって食べにくいという先入観がガラガラと音を立てて崩れていきます。

ジビエカレーはお取り寄せも可能

川島さんが作る絶品カレーは、通販も可能です。冷凍しても美味しく食べられるよう研究を重ねて商品化しており、全国にファンを増やしています。

カレーと一緒に味わいたい！本日のポタージュ

カレーとともにぜひ味わいたいのが、本日のポタージュ（400円税込。2024年8月現在）です。伊豆近郊で収穫される旬の野菜を使って作ります。

この日は、生のまま食べても甘みを強く感じる丸大根と、じっくり炒めて甘みを出したタマネギを組み合わせたもの。大根のうま味がぎゅっと詰まっており、後を引く美味しさです。

伊東は抜群に美味しいジビエが手に入る環境

「そもそも私は、ジビエ料理のレストランの開業をするつもりで、移住先を探していました」と話す川島さん。

フランス料理では身近な存在であるジビエにかねてから興味を持っていた川島さんは、ジビエ料理の店を開くことを決意。

いくつかの候補地の中から伊東の伊豆高原を選んだのは、海と山が織りなす美しい景色が広がっていたことと、適切な処理を施した良質な肉が手に入ることが決め手になったといいます。

「肉の処理が適切でないと、ジビエ本来の味わいを楽しんでいただけないんです」伊東には、シカやイノシシの肉を適切に処理する地元企業があります。猟師でもある川島さんは、この企業の高い技術と提供するジビエの質に、絶大な信頼を寄せています。

だから、こんなに美味しいジビエ料理を提供できるんですね！

伊東を訪れたら一度は味わいたい「Bistro KEN」のジビエカレー

フレンチのシェフであり猟師でもある川島さんが作るジビエカレーの美味しさにハマり、近隣はもちろん、他県からもリピーターが絶えないというのも納得の味わいでした。

伊東の新たな名物になること、間違いなし。伊東を訪れたら必食の一品です！

伊豆のジビエ屋 Bistro KENの基本情報

伊豆のジビエ屋 Bistro KEN（ビストロ ケン）

住所：静岡県伊東市八幡野764

TEL：080-7332-6214

営業時間：11:00～21:00

定休日：水曜日・木曜日

駐車場：あり

URL：https://kenbistro.base.shop/

アクセス：伊豆高原駅から東海バス「赤沢海岸行き」に乗車（乗車時間3分）、「浜入口」バス停下車徒歩約8分

この記事を書いた人

Rieko Nagai

静岡県御殿場市出身・在住。食いしん坊で飲んべえです。趣味はヨガ、山登り、ペトロールズ。ポジションは足軽（ライター・エディター・コンテンツマーケティング・カメラマン、4足のわらじでてくてくと）。