週末はパンを求めて巡る旅。海風香る、沼津のとっておきパン屋さん5選
2025/06/09(2024/12/09)
Hiromi Usuiパン屋北伊豆沼津市
慌ただしい毎日を過ごす私たちにとって、美味しいパンとゆったりとした空気は、まさに心のごちそう。そんな小さな贅沢を叶えてくれるのが、静岡県・沼津市。豊かな自然と港町の情緒が息づくこの街には、地元民に愛される個性豊かなパン屋さんが点在しています。今回は、旅の目的になるほど魅力的な、沼津のパン屋さんを5店ご紹介します。

はなぱん
お魚好きは早起きして訪れたい、住宅街の隠れ家ベーカリー
沼津駅からバスで約10分、漁師町の閑静な住宅街の一角にひっそりと佇むベーカリー。店内に足を踏み入れると焼き立てのパンの香りが広がり、種類豊富な手作りパンが並びます。ハード系のパンや、地魚や野菜をたっぷり挟んだオリジナルサンドが特に人気で、定番の食パンやベーグルのほか、おいしいスイーツが並ぶ日も。午後には売り切れてしまうこともあるので、早めの来店がおすすめです。

旬の魚を豪快にほおばり、幸せをかみしめたい一品
漁師の顔も持つ店主が自ら仕入れた、旬の魚を使ったバゲットサンド。パンの香ばしさと魚の旨みが絶妙にマッチします。メニューは仕入れによって変わり、人気のサバやタイのほか、デンデン(シロムツ)といった珍しい深海魚が並ぶことも。訪れるたびに新しい味との出会いや発見があるのも楽しみのひとつです。
はなぱんついては、こちらの記事でも紹介しています。
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=292
DATA
はなぱん
【住所】静岡県沼津市我入道浜町352-1
【TEL】055-931-2080
【営業時間】9:00~16:00
日 6:00~15:00
※売り切れ次第終了
【定休日】月曜・火曜
【駐車場】あり(10台)
【アクセス】沼津駅より東海バス「我入道循環」または「牛臥・柿原循環」に乗車(乗車時間12分)、「浜町」バス停下車徒歩1分

リグラン いせや本店
世代を問わず愛される、サワードウブレッド専門店
沼津市で本格的なサワードウブレッドを提供する専門店「リグラン いせや本店」。こだわりの小麦粉・富士山の湧水・沼津市戸田の塩のみを使い、自家製の天然酵母「サワー種」のもたらす深い旨みと豊かな香りが「一度食べたら忘れられない」と、再び訪れるリピーターの方も多いとか。老舗和菓子店をリノベーションした店内には、和菓子店時代の看板や菓子箱も残り、今も大切に使われています。からだに優しいのはもちろん、明るいスタッフさんとのお話につい長居をしてしまいたくなるベーカリーです。

まずは試していただきたい、定番のプレーン「小麦胚芽入り」

しっかりと焼かれた香ばしいクラストと、しっとりもちもちのクラム。噛めば噛むほど自然の酸味と旨みを感じる一品です。まずはオリーブオイルをかけるだけのシンプルな味わい方がおすすめ。サンドイッチやオープンサンドにもマッチします。いちじくくるみやベーコンチーズペッパーなど、フィリング入りの商品のバリエーションも豊富なので、その日の気分に合わせて選んでみても。期間限定のフィリングは、事前にお店に予約をしておくと確実です。
DATA
リグラン いせや本店
【住所】静岡県沼津市幸町2
【TEL】055-955-5750
【営業時間】10:00~16:00
【定休日】木曜日、祝日
【駐車場】あり(1台) 近隣にコインパーキングあり
【アクセス】沼津駅より東海バス「我入道循環」または「牛臥・柿原循環」に乗車(乗車時間3分)、「仲町」バス停下車、徒歩約5分

富士家製パン所
特別な窯から生まれる、素朴であたたかみのあるパン
沼津市や周辺の地元民から根強い人気の「富士家製パン所」。昭和初期から続くこのベーカリーは、今も変わらぬ製法で素朴であたたかなパンを作り続けています。パン工房には伊豆石とレンガを使った大きな窯があり、「イギリス食パン」は必ずこの窯で焼き上げるというこだわり。「日本のパンの祖」として知られる江川太郎左衛門を尊敬する先代のご主人が、世界遺産にも認定されている韮山反射炉をオマージュして製作したという特別な窯から生まれるパンはどこか懐かしく、子どもの頃に戻ったような優しい気持ちになれます。

ふと食べたくなる、懐かしさいっぱいのコッペパン

店内に並ぶ豊富な種類のコッペパン。中でもピーナッツバターをサンドした「ピーナッツサンド」は、お店の人気商品です。ふわふわのコッペパンの中には、滑らかなピーナッツクリームが挟んであり、細かなピーナッツの粒が程よいアクセントになっています。ピーナッツバターのメーカーからも「ここのコッペパンが一番マッチする」とお墨付きを得たほど、ベストな相性の一品です。
DATA
富士家製パン所
【住所】静岡県沼津市本郷町9-1
【TEL】055-931-0339
【営業時間】7:30~18:00
【定休日】土曜日
【駐車場】あり
【アクセス】沼津駅より東海バス「大平」行きに乗車(乗車時間5分)、「黒瀬」バス停下車、徒歩約3分

MonPain(モンパン)
店主のこだわりとセンスが光る、話題のベーカリー
軽井沢と東京の有名店で修行を積んだ店主が、地元の沼津で開いたベーカリー。低温長時間発酵した高加水のパンにこだわり、ハード系から総菜パン、甘いブリオッシュ系まで、種類豊富なパンが並びます。パンが映えるよう計算されたディスプレイや、自然の光が差し込む空間づくりにも、店主のセンスとこだわりが感じられます。オープン直後からリピーターが絶えず、行列ができることも。遠方から訪れるファンも少なくありません。

人気No1の明太フランスをまずは選ぶべし

麹バゲットでつくる「明太フランス」は、Monpainのランキング1位を誇る人気の一品。香ばしいバゲットと風味豊かな自家製明太バターの組み合わせが絶妙で、明太子が苦手な人でもペロッと食べてしまうそう。お店を訪れたらまずは明太フランスをトレーに入れ、お好みのパンをじっくりと選ぶのがよいでしょう。
MonPainついては、こちらの記事でも紹介しています。
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=497
DATA
MonPain(モンパン)
【住所】静岡県沼津市上土町6
【営業時間】11:00~ ※売り切れ次第終了
【定休日】日曜日、月曜日、火曜日
【駐車場】近隣のコインパーキングをご利用ください
【アクセス】沼津駅より東海バス「大平/外原中/沼商・大平車庫/下香貫循環/我入道循環/江梨」行に乗車(乗車時間2分)、「上土」バス停下車、徒歩約1分

バンデロール工場直売所
地元民が愛するローカルフード・のっぽパン
最後にご紹介するのは、沼津で知らない人はいない「のっぽパン」。地元メーカーが作る、昔懐かしいロングサイズの菓子パンは、キリンのキャラクターとともに愛され続けています。そんな「のっぽ」の豊富なラインナップを一堂に楽しめるのが、工場に併設された「バンデロール工場直売所」です。定番の「クリーム味」から、季節限定商品までずらりと並ぶ様子は、まさに圧巻。のっぽグッズもたくさんあるので、沼津のお土産選びがはかどります。

のっぽファン必見。直売所の限定商品は見逃せない

直売所には、昔からののっぽファンも思わず唸ってしまう限定商品が登場します。ご当地フードをアレンジした「しぞーかおでんのっぽ」や「富士宮やきそばのっぽ」、のっぽパンを半分にカットした「のっぽこっぺ」をデザートのエクレアに進化させた「のっぽこっぺエクレア」など、素敵なラインナップにファンならずともつい手が伸びてしまいます。
バンデロール工場直売所ついては、こちらの記事でも紹介しています。
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=387
DATA
バンデロール工場直売所
【住所】静岡県沼津市西島町20-2
【TEL】055-934-2800
【営業時間】月~土11:00〜17:00
日10:30~15:00
第1・3日曜 9:30~15:00(バンデロール工場直売市)
※売り切れ次第閉店
【定休日】火曜日
【アクセス】沼津駅より東海バス「我入道循環/牛臥・柿原循環」乗車(乗車時間7分)、「西島町」バス停下車徒歩約2分
この記事を書いた人
Hiromi Usui
伊豆の国市出身。都内の広告代理店やWeb制作会社でライター職に従事したのち、テレワークを機に沼津市へ愛猫とともに移住。クラフトビールと日本酒を好み、美味しいものへの探求心は止まらない。
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慌ただしい毎日を過ごす私たちにとって、美味しいパンとゆったりとした空気は、まさに心のごちそう。そんな小さな贅沢を叶えてくれるのが、静岡県・沼津市。豊かな自然と港町の情緒が息づくこの街には、地元民に愛される個性豊かなパン屋さんが点在しています。今回は、旅の目的になるほど魅力的な、沼津のパン屋さんを5店ご紹介します。