お肌つるつるになる“美人の湯”
室町時代に活躍した武将・太田道灌(おおたどうかん)が、河底から湧(わ)いた湯に傷ついた猿が浸かっている様子を見て温泉を発見。自身が負った深手の傷もこの温泉で癒したことが熱川温泉の始まり。“あたたかい川”が流れていたことから“熱川(あたがわ)”の名が付いたとか。“奇跡の湯”、“美人の湯”とも言われ、メタケイ酸を多く含み、お肌をつるつるにしてくれる効果が期待できるので、女性に嬉しい温泉だ。
“熱川”(あたがわ)と言ったら、「熱川バナナワニ園」を思い浮かべる人も多いのでは。バナナとワニと、日本でここにしかいないアマゾンマナティが有名な「熱川バナナワニ園」は、熱川温泉の温泉熱を利用した施設。熱川温泉には13ほどの温泉やぐらが立ち、面積当たりの温泉やぐらの数なら日本一! もくもくと漂う湯けむりは、見ていて飽きない。
レトロなゲームが楽しめる遊戯場、美しい砂浜を持つ海岸、個性あふれるホテルや旅館などがあり、散策しながらコンパクトに楽しめる町。友人と、恋人と、家族と、おじいちゃんおばあちゃんと、そしてもちろん一人で訪れても楽しい場所。温泉街のそぞろ歩きは、きっと思い出に残る時間になるはず。
室町時代に活躍した武将・太田道灌(おおたどうかん)が、河底から湧(わ)いた湯に傷ついた猿が浸かっている様子を見て温泉を発見。自身が負った深手の傷もこの温泉で癒したことが熱川温泉の始まり。“あたたかい川”が流れていたことから“熱川(あたがわ)”の名が付いたとか。“奇跡の湯”、“美人の湯”とも言われ、メタケイ酸を多く含み、お肌をつるつるにしてくれる効果が期待できるので、女性に嬉しい温泉だ。
伊豆熱川駅前の「熱川湯の華ぱぁ~く」と、海岸沿いにある「熱川ほっとぱぁ~く」では無料の足湯が備えられている。足湯に浸かりながら地元の人と会話してみるのも旅の楽しみ。
「熱川湯の華ぱぁ~く」では10~15分で温泉卵がつくれるので、足湯に浸かりながら温泉卵で小腹を満たすことができる。
「熱川ほっとぱぁ~く」では太陽の光がきらきらと反射する海面と潮騒の音を楽しみながらのんびりと過ごせる。海沿いなので寒いかもという心配もあるかもしれないが、体がポカポカと温まるので大丈夫。体が冷えがちな夏にもおすすめだ。
足湯に浸かれるよう、散策の際はぜひタオルを持って出かけたい。
熱川駅より徒歩3分ほどのところにある「お湯かけ弁財天」は、恋のパワースポットとして人気があり、熱川のシンボルになっている。「お湯かけ弁財天」は、土地の所有者だった大阪商船の船長が、夢枕に現れた弁財天のお告げにより、温泉を掘り当て、そのお礼のために祀られたとのこと。櫓の下にある宝池でお金を洗うと、金運がアップするという言い伝えもあり、最近では恋愛より金運を願って訪れる人の方が多いそう。
ちなみに、熱川温泉では、2021年秋に「お湯かけ七福神」がそろったばかり! 温泉街を散策しながら、商売繁盛と漁業の神様である「恵比寿」、五穀豊穣と台所の神様である「大黒天」、財福や商売繁盛の神様「弁財天」、厄除けと戦いの神様「毘沙門天」、平和と家運の神様「布袋尊」、幸福と長寿の神様「福禄寿」、長寿と家庭円満の神様「寿老人」の七神を探してみて。
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町
TEL:0557-23-1505(熱川温泉観光協会)
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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