【吉佐美大浜】外国人観光客にも人気の雄大で開放感のあるビーチ
2022/07/20(2024/07/13)
下田市南伊豆
吉佐美大浜(きさみおおはま)は、全長770メートル、奥行き75メートルほどの雄大でゆったりとしたビーチ。
のんびりとした時間がゆっくりと流れ、静かで優雅な一時を過ごすことができる。
周辺にはカフェが多く、ペンションや民宿、別荘地もあることから、他のビーチに比べ外国人の利用者が多く、まるで海外にいるかのような気分になれる。
昔の吉佐美大浜は、ビーチ沿いの道路や、現在グラウンドになっている場所も砂浜だったそうだ。
だとすると、かつては非常に奥行きのあるさらに雄大なビーチだったことがうかがえる。
吉佐美大浜は雄大なビーチで、周囲が気にならない
「吉佐美大浜(きさみおおはま)」は南伊豆の下田駅からバスで10分、そこから徒歩15分ほどで行けるビーチ。下田から田牛、龍宮窟に向かう途中に位置する海岸。白い砂浜で透明度が高く、遠浅の海は家族で海水浴を楽しむのにおすすめだ。
「大浜」と名がつく通りビーチが広大なため、海水浴のシーズンには多くの人でにぎわうが、周りがあまり気にならないのもポイント。
区営売店も設けられ、レンタル用品の貸し出し、軽食がとれるほか、シャワーと更衣室兼用の施設が用意されている。
ライフセーバーも常駐し、しっかりと安全を確認してくれているため、子ども連れでも安心して海水浴を楽しむことができる。
また浜辺には奇岩があり、夏以外でも景色を楽しみながら散歩できるのもいい。
昔の吉佐美大浜は、ビーチ沿いの道路や、現在グラウンドになっている場所も砂浜だったそうだ。
だとすると、かつては非常に奥行きのあるさらに雄大なビーチだったことがうかがえる。
吉佐美大浜の両隣はプライベートビーチ感あふれる海が
吉佐美大浜の両隣には、小さなビーチがある。
東に舞磯浜(まいそはま)、西に亜相浜(あじょうはま)と呼ばれるビーチである。
どちらのビーチも吉佐美大浜の存在感に隠れているため、利用者が少なくプライベート感があり、知る人ぞ知るビーチとなっている。
舞磯浜の近くには、「maru cafe(マルカフェ)」というヤギが出迎えてくれるカフェがある。
筆者は一度行ったことがあるが、そのときは薬膳カレーをいただき、少し体に残っていた前日のお酒がすぐに抜けた記憶がある。
亜相浜は、三島由紀夫が晩年の毎夏、家族と共に訪れていた場所だ。
想像するに、プライベートビーチのようにゆっくりできる秘密の場所だったのではないかと思う。
著者も毎夏のように、友人とともにこの亜相浜でビールを飲んでいるが、本当に静かでゆっくりとした時間を過ごすことができる。
力強い波が愉しめるサーフスポット
吉佐美大浜は、サーフスポットとしても人気な場所である。
波のサイズが小さければ初級者でも楽しめるが、基本的には中〜上級者向けだ。
ビーチが広いので、比較的広いポイントで遊ぶことができ、海水浴のシーズンは、海水浴エリアとサーフィンエリアが分れているため、どちらも安心して楽しめる。
また思い出になってしまうが、確か二十歳くらいの頃、友人に誘われたため、渋々ここ吉佐美大浜でサーフィンをやった記憶がある。
「どうせ立てないだろうな」と思っていたところ、ほんのわずか一瞬だが、波に乗り立つことができたのだ。
このことについては、丘サーファーである後輩に自慢してやりたい。
黄色い花「ハマボウ」が自生するボードウォーク
吉佐美大浜付近の大賀茂川河口には、通称「はまぼうロード」と呼ばれるボードウォーク、板張りの遊歩道が整備されている。
周囲には約500株ものハマボウ(浜朴)が自生し、7月下旬から8月初旬に鮮やかな黄色い花を咲かせる。ハマボウは夏の花で、浜に生えるホオノキの意味。花言葉は「楽しい思い出」だ。両側をハマボウに囲まれたこの「はまぼうロード」は、1周1km程度で、丁度よい散歩コースになる。
吉佐美にはフォトジェニックなカフェが多い
吉佐美大浜海水浴場(きさみおおはまかいすいよくじょう)の近くには、おしゃれでフォトジェニックなカフェが点在しており、外国人の利用客も多く、異国情緒が漂う雰囲気を醸しだす。その中でもおすすめの5選を紹介。
1
吉佐美大浜のビーチから徒歩3分で行ける「Cafe Mellow(カフェ メロー)」は、ロコモコやピザなど、ボリュームたっぷりのハワイアンなカフェ。天気がいい日は外のテラス席で食べたい。予約すれば魚介類のバーベキューも楽しめる。
2
海水浴場から徒歩4分の「85Cafe(ハチゴーカフェ)」は、発酵にこだわったメニューがたくさん。ご夫婦で営まれており、奥さまは発酵食スペシャリストの資格を取得された。メニューはハンバーガーなどがあり、ハワイを感じられるおしゃれで味もおいしいカフェ。
3
舞磯浜の近くにある「maru cafe(マルカフェ)」は、昭和の民家をそのまま利用したかわいらしい外観の古民家カフェ。看板ヤギが出迎えくれる。平日は焼きカレーやタコライスなどのメニューがあり、週末は手作りの石窯で焼き上げた絶品の本格ナポリピザが味わえる。
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=195
4
「south cafe(サウスカフェ)」は地元の人にも人気で、このカフェに行くためだけに下田に訪れるファンもいるほどのおいしさ。ピザ、パスタ、カレー、ライスプレートなど、種類が豊富なのも嬉しい。
5
「OliOli Cafe」(オリオリカフェ)」はゲストハウスの中にある小さなカフェ・レストラン。おいしいのはもちろんのこと、写真映えする料理が提供されている。特にサンドイッチ・ハンバーガーが人気。
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=227
ほかにもたくさんあり、海の近くにカフェがあることも、吉佐美大浜に外国人が多く訪れる理由の一つになっている。 本当にたまたまだったが、数年前に著者がカフェメローを訪れた際、学生時代の同級生がアルバイトをしており、十数年ぶりの出会いに驚いたことを思い出した。 そのとき食べたアボカドバーガーがとてもおいしかったのを記憶している。
晩夏のイベント「アロハシャワー」
2023年9月、2019年まで20年以上行われてきた歴史あるイベント「海洋浴の祭典ビッグシャワー」が、4年ぶりに「アロハシャワー」として生まれ変わった。
毎年9月の第2土曜日からの2日間、参加型ビーチイベントとして開催されており、2024年は9/14(土)、15(日)に「アロハシャワー」が開催される。
メインイベントは、海辺の特設ステージで行われる本格的なフラダンス。全国からフラチームが集合し、吉佐美大浜の美しい海をバックに、華やかな衣装に身を包んだフラガール達のパフォーマンスを鑑賞できる。
このイベントの目的は、海の恵みを利用した健康づくり法「海洋浴」を広めること。朝からビーチヨガやサーフィンスクール、シーカヤックなどの海洋浴アクティビティに参加でき、夜は花火でしめくくられる。秋にさしかかる晩夏を最後まで楽しめるのだ。筆者も前身となるイベント「ビッグシャワー」に行ったことがあるが、地元の先輩や後輩たちが運営に携わっていたり、手伝っていたりなどしているのを見かけた。地元のみんなで盛り上げているイベントなのだなと、しみじみと感じたことを覚えている。ぜひ「アロハシャワー」で夏おさめをしてみてはいかがだろう。
筆者も行ったことがあるが、地元の先輩や後輩たちが運営に携わっていたり、手伝っていたりなどしているのを見かけた。
地元のみんなで盛り上げているイベントなのだなと、しみじみと感じたことを覚えている。
ぜひ「アロハシャワー」で夏おさめをしてみてはいかがだろう。
吉佐美大浜の基本情報
吉佐美大浜海水浴場(きさみおおはまかいすいよくじょう)
住所:静岡県下田市吉佐美
水質・ビーチの規模:AA / 浜の長さ・・・770M 奥行き・・・75M
駐車場:210台。1日2,000円~(8:00~17:00)
遊泳期間:2024年7月13日(土) 〜8月25日(日)
遊泳時間:8:00~16:00(監視員やライフセーバー常駐)
サーフィンエリア:あり。海水浴エリアと分かれている。
トイレ:1箇所あり
シャワー:有料(300円)
更衣室:あり(シャワーと兼用)
レンタル:パラソル(1,500円)、ベッド(1,000円)、ボディーボード(1,000円)
コンビニ:徒歩15分
TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
URL: https://www.shimoda-city.info/kisami
アクセス:車の場合 東名高速道路「沼津」ICより天城経由2時間
タクシーの場合 伊豆急下田駅より約12分
バスの場合 伊豆急下田駅よりバス約10分
乗り場 3番 子浦・伊浜・仲木 行き/4番 石廊崎港口 行き
降り場 「吉佐美」バス停下車 徒歩約15分
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吉佐美大浜は、全長770メートル、奥行き75メートルほどの雄大でゆったりとしたビーチ。のんびりとした時間がゆっくりと流れ、静かで優雅な一時を過ごすことができる。周辺にカフェやペンション、別荘地があることから、他のビーチに比べ外国人の利用者が多く、まるで海外にいるかのような気分になれる。昔の吉佐美大浜は、ビーチ沿いの道路や、現在グラウンドになっている場所も砂浜だったそうだ。だとすると、かつては非常に奥行きのあるさらに雄大なビーチだったことがうかがえる。