COLUMN

【熱海・あいぞめ珈琲店】伊豆山でほっと一息、ピアノの生演奏を聴きながら

2025/06/20
11
Sayo Horio北伊豆熱海市
【熱海・あいぞめ珈琲店】伊豆山でほっと一息、ピアノの生演奏を聴きながら

2025年7月7日。七夕の日にリニューアルオープンしたカフェ「あいぞめ珈琲店」は、海の見える地域の小さな交流の場でもあります。店内を改装し、より居心地のよい場所として生まれ変わりました。

コーヒーをはじめ、体に優しいお茶、手づくりデザートなど、今までになかったメニューも追加された「あいぞめ珈琲店」をご紹介します。

あいぞめ珈琲店 店内

伊豆山の待ち合わせ場所

熱海駅からバスに乗ってバス停「伊豆山中央」で下車。南へ数分歩くと見えてくるのは「あいぞめ珈琲店」の看板です。レトロで秘密基地のような階段を登ると豊かな花の香りに包み込まれます。

改装された窓枠は手作りのもの。熱海に縁のある大学生たちが5日間かけて制作した自信作だそう。

 

あいぞめ珈琲店 店内

 

店内は全部で20席ほど。地元の人も、観光客の人もちらほらと見かけます。メニュー表を渡されて席に着く前に声をかけられました。

「あなた、お一人だったら一緒にいかが?」

地域に住むおばあちゃんが笑顔で手招きしてくれました。もちろん初対面。自分の暮らしや、熱海での小話。ゆったりコーヒーを飲みながら、地域の話に花を咲かせます。

伊豆山という地域に詳しくなくても、誰かから聞く話は自分が体験したかのような臨場感を持って、入ってくるもの。

気軽なおしゃべりもよし、一人で静かにゆったり過ごすもよし。

どんな人でもふんわり受け入れ、包み込む場が、「あいぞめ珈琲店」の魅力です。

 

あいぞめ珈琲店 コーヒー

豊かな海のロケーション

窓辺のカウンター席に移動すると、青い海が眼前に広がります。梅雨の湿気も通り過ぎた夏の日には、カラッとした青さの海、絵の具を広げたような空を楽しめます。「あいぞめ珈琲店」から階段を降りていくと日本三大古泉の「走り湯」もあるので、お店でたっぷり水分補給したら覗いてみるのも楽しそう。

 

あいぞめ珈琲店 カウンターからの景色

 

中央に見えるのが初島。熱海港からフェリーで30分。帰り道に余裕があったら行こうかな、いや、またゆっくり時間をとって散策しようかな……そんな構想が膨らみます。

熱海の魅力は美味しいスイーツ、豊かな自然の景観だけじゃない。一つのお店から、いろんなところに足を伸ばしたくなるワクワクも詰まっています。

 

あいぞめ珈琲店 カウンター

こだわりのコーヒー、デザートを添えて

運ばれてくる珈琲はどれも自家焙煎された豆を直接仕入れ、その場で挽かれるもの。香りの高いコーヒーはどれも口当たりがよいです。健康に配慮した菊芋茶、三年番茶は常連になってからの定番メニューになりそうです。

店長手作りのガトーショコラ、フランスの茶葉から煮出した紅茶ゼリーは、どちらも優しい味わい。口の中でほろほろとほどける食感は、時間をかけてゆっくり調理したからこそでる味わいです。

 

あいぞめ珈琲店 紅茶ゼリー

 

あいぞめ珈琲店 店主

アンティークピアノの生演奏

店内奥に設置されているピアノは「ジョンブロードウッド」と呼ばれるイギリスのアンティークピアノ。それを演奏するのは、盲目のピアニストです。

電子やクラシックにはない、木から発される温かな音色が店内を包んでいます。ピアノの生演奏を楽しみながら、コーヒーを楽しむ贅沢時間を味わいませんか?

リクエストすることも可能で、ピアニストへの音楽リクエストとコーヒーのセットメニュー「ミュージックコーヒー」も絶賛販売中。演歌から洋楽。クラシックからJ-POPまで幅広い曲がリクエストできるので、ご堪能あれ。

 

あいぞめ珈琲店 ピアノ演奏

あいぞめ珈琲店の基本情報

あいぞめ珈琲店

住所:静岡県熱海市伊豆山579-37 4F

営業時間:11:00~16:30

休業日:不定休(instagramで確認)

駐車場:カステラまんじゅう「ANNDOT」との共用

アクセス:JR熱海駅から「伊豆山」または「湯河原駅」行に乗車(乗車時間約5分)、バス停「伊豆山中央」下車、徒歩2分

URL:https://aizome-coffee.com/

 

 

 

この記事を書いた人

Sayo Horio

熱海市在住。「熱海経済新聞」でも活動するフリーライター。
普段はカステラまんじゅう「ANNDOT」の店員。
地域と人がつながるあたたかい場をつくります。

TOP COLUMN 【熱海・あいぞめ珈琲店】伊豆山でほっと一息、ピアノの生演奏を聴きながら