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車なしでも楽しめる「伊豆のパン屋巡り」の魅力

まずは、なぜ車なしでのパン屋巡りが伊豆観光と相性抜群なのか、その魅力を3つの視点からご紹介します。

観光ついでに寄れる【身軽なパン旅】

車での移動と違い、電車やバスでの旅は荷物を最小限に抑えられるのが魅力です。重いスーツケースを引きずってパン屋を探し回る必要もありません。

駅やバス停の近くにあるベーカリーなら、観光スポットを巡る合間に気軽に立ち寄れて、焼きたてのパンを片手に街歩きを楽しめます。

駅近・バス停近くだから雨の日でも安心

伊豆は海と山に囲まれた自然豊かなエリアのため、急な天候の変化もあります。そんな時でも、駅やバス停から徒歩圏内にあるパン屋なら、雨に濡れる心配もほとんどありません。

また、東海バスの主要路線沿いにあるお店を選べば、移動の計画も立てやすく、効率的にパン屋巡りを楽しめます。

伊豆ならではのご当地パンや食材も楽しめる

伊豆半島は海の幸・山の幸に恵まれた食材の宝庫。地元のパン屋では、わさびやみかん、地魚、伊豆牛など、その土地ならではの食材を使ったオリジナルパンに出会えます。旅の記念にもなる特別な味わいを、ぜひ体験してみてください。

【エリア別】駅・バス停から歩いて行ける伊豆のおすすめパン屋

ここからは、伊豆半島を5つのエリアに分けて、車なしでもアクセスしやすいおすすめのパン屋をご紹介します。各エリアの観光の特徴とあわせて、立ち寄りやすいベーカリー情報をチェックしてください。

①熱海エリア（JR熱海駅周辺）

伊豆の玄関口として知られる熱海は、温泉街の風情と海辺のリゾート感が融合した人気観光地。熱海駅周辺の商店街には昔ながらの雰囲気が残り、観光スポットも徒歩圏内に集中しているため、パン屋巡りと観光を組み合わせやすいエリアです。温泉饅頭だけでなく、地元のベーカリーで焼きたてパンを楽しむのも熱海観光の新しいスタイルとして注目されています。

パン樹 久遠

湯種食パンが自慢の老舗ベーカリー。熱海の温泉水を使った独特の製法で作られる食パンは、しっとりもちもちの食感が人気です。テイクアウトメニューも充実しており、観光客でも気軽に利用できます。

基本情報

住所：静岡県熱海市田原本町7-3

営業時間：8：00～18：00

定休日：不定休

アクセス：熱海駅から徒歩3分

観光と一緒に：熱海温泉街・お宮の松・熱海梅園

住吉屋 本店

住吉屋は、静岡の素材にこだわる熱海の人気スイーツ＆パン店。丹那牧場の牛乳を使った「とろける・デ・シュー」や「とろけるちーずケーキ」が名物で、観光途中に立ち寄りやすい一軒です。

基本情報

住所：静岡県熱海市渚町13-2

営業時間：9：00～17：00

定休日：水曜日

アクセス：熱海駅から東海バス「ひばりが丘／紅葉ヶ丘／上の山／網代旭町」行に乗車(乗車時間５分)、「銀座」バス停下車、徒歩２分

観光と一緒に：来宮神社・熱海サンビーチ

➁伊東・伊豆高原エリア

©伊東市観光課

伊東は温泉と海の幸が自慢の港町。駅前から続く温泉街は散策が楽しく、新鮮な魚介類を扱う食堂や土産物店が軒を連ねます。一方、伊豆高原は別荘地として発展したエリアで、美術館やカフェ、雑貨店などが点在するアートな雰囲気が魅力です。

大室山や城ヶ崎海岸といった自然スポットへのアクセスも良好で、東海バスを使えば効率的に観光できます。パン屋巡りと自然観光を組み合わせた一日を過ごせるエリアです。

ル・フィヤージュ

伊豆高原の豊かな自然に囲まれた「ル・フィヤージュ」は、ヨーロッパのパン文化を研究し尽くしたご主人が焼く本格派のパンが評判の名店。メルヘンな庭を望むイートインスペースもあり、木立の景色を眺めながら焼きたてパンやドリンクをゆっくり楽しめます。バス停「瀬戸山」から徒歩で行ける、車なし旅でも立ち寄りやすいお店です。

基本情報

住所：静岡県伊東市八幡野1305-75

営業時間：9：00～17：00

定休日：火曜日

アクセス：伊豆高原駅から徒歩17分

　　　　　伊豆高原駅から東海バス「シャボテン公園」行に乗車(乗車時間３分)、「瀬戸山」　　　　バス停下車、徒歩4分

観光と一緒に：城ヶ崎海岸・伊豆テディベア・ミュージアム

201ベーカリー

伊東漁港近くの「201ベーカリー」は、朝6時から焼きたてパンを提供する港町の人気店。海散歩ついでに立ち寄りやすく、テイクアウトして港で食べるのもおすすめです。

基本情報

住所：静岡県伊東市静海町3-8

営業時間：6：00～18：00(売り切れ次第閉店)

定休日：日曜、月曜

アクセス：伊東駅から東海バス「小室山リッジウォーク／新井」行に乗車(乗車時間５分)、「仏現寺下」バス停下車、徒歩１分

観光と一緒に：伊東オレンジビーチ・伊東港・なぎさ公園

③修善寺エリア（修善寺駅・温泉街）

伊豆半島の中央部に位置する修善寺は、弘法大師が開いたとされる歴史ある温泉地。竹林の小径や修禅寺など、和の風情たっぷりの観光スポットが点在し、ゆったりとした時間が流れます。

修善寺駅から東海バスで約8分のところにある温泉街は、徒歩で散策できるコンパクトさが魅力。温泉街の風情を楽しみながら、地元の小さなパン屋でほっこりとした時間を過ごすのがこのエリアならではの楽しみ方です。

Bakery&Table 東府や 足湯カフェ

足湯に浸かりながらホテルメイドの自家製パンが味わえる人気カフェ。国産小麦を使ったパンや焼き菓子が揃い、吉奈川沿いの静かな景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

基本情報

住所：静岡県伊豆市吉奈98

営業時間：10：00～17：00(日・祝9：30～)

　ランチ 10:30～16：00(L.O.15：45)

定休日：なし

アクセス：修善寺駅から東海バス「湯ヶ島温泉／持越温泉(湯ヶ島温泉経由)」行に乗車(乗車時間26分)、「吉奈温泉」バス停下車、徒歩5分

観光と一緒に：浄蓮の滝・道の駅天城・道の駅伊豆月ヶ瀬

【Bakery&Table 東府や 足湯カフェ】吉奈温泉を愉しめる足湯を併設したベーカリー&カフェ

panetteria graspa（パネッテリア グラスパ）

伊豆市本立野のトンネルを抜けた先にある、香り高いパンが並ぶ小さなベーカリー。フランス産バターを使ったリッチな味わいが評判で、可愛い店内は思わず写真を撮りたくなる雰囲気。イートインが可能で、お弁当、オードブルなどパン以外の楽しみも広がります。

基本情報

住所：静岡県伊豆市本立野610

営業時間：火・金 10：00～15：00

         　  水～日 10：00～18：00　※完売次第閉店

定休日：日曜日

アクセス：修善寺駅から「松崎」行に乗車(乗車時間6分)、「狭間」バス停下車、徒歩1分

観光と一緒に：修善寺温泉街・竹林の小径・修善寺虹の郷

④下田エリア（伊豆急下田駅）

黒船来航の舞台として知られる下田は、幕末の歴史ロマンと南国ムード漂うビーチリゾートが共存するユニークな港町。ペリーロードの異国情緒あふれる街並みや、白浜海岸の透明度の高い海が観光客を魅了します。

駅前エリアは飲食店や土産物店が集まり、観光の拠点として便利。朝一番にベーカリーで焼きたてパンを調達して、海辺でのんびり朝食を楽しむのが下田流の過ごし方です。

外浦海岸ベーカリーDOUG

北海道産小麦や全粒粉、ライ麦を使い、天塩を使ってていねいに焼き上げるこだわりのパンが並ぶベーカリー。保存料や添加物を使わず、「安心でやさしい美味しさ」を大切にしています。外浦海岸の穏やかな雰囲気とともに、パンを味わえます。

基本情報

住所：静岡県下田市柿崎687

営業時間：7：00～14：00

定休日：火曜、水曜

アクセス：伊豆急下田駅から東海バス「板戸一色／河津駅」行に乗車(乗車時間7分)、「外浦口」バス停下車、徒歩7分

観光と一緒に：下田海中水族館・下田公園・ペリーロード

Porte d'un reve（ポルトドレーヴ）

下田の目抜き通り・まいまい通りにあり、明るい雰囲気の外観が目を引きます。店内には30〜40種類のパンが並び、ハード系からソフト系パンまで、幅広いラインナップ。どれも手頃な価格設定で、地域のあらゆる世代に愛されるパン屋さんです。

基本情報

住所：静岡県下田市1-18-12海善寺ビル

営業時間：6：30～14：30

定休日：月曜

アクセス：伊豆急下田駅より徒歩6分

観光と一緒に：ペリーロード・下田海中水族館・開国下田みなと・下田公園

⑤西伊豆・堂ヶ島エリア

西伊豆は伊豆半島の中でも特に手つかずの自然が残る秘境エリア。リアス式海岸が生み出す複雑な地形と、夕陽の名所として知られる絶景スポットが点在します。堂ヶ島の天窓洞や三四郎島など、自然が作り出した造形美は圧巻！

東海バスの路線が海岸線沿いを走るため、車なしでもアクセス可能なエリアです。絶景を眺めながら味わう焼きたてパンは、西伊豆旅行の特別な思い出になるでしょう。

松鶴堂

無農薬小麦と天然酵母で焼くオーガニックパンが評判の小さな店。乳製品や卵、添加物を使わないシンプルな生地が魅力で、イートインでは自家焙煎コーヒーやこだわりのドリンクも楽しめます。

基本情報

住所：静岡県伊豆市八木沢305-33

営業時間：10：00～17：00(売り切れ次第終了)

定休日：月曜、火曜

アクセス：修善寺駅から東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間60分)、「八木沢」バス停下車、徒歩約5分

観光と一緒に：土肥金山・土肥温泉・恋人岬・旅人岬

【西伊豆・松鶴堂】名古屋から移住した夫婦が営む天然酵母のパン屋さん

【シーン別】こんな時に立ち寄りたい！伊豆パン屋の楽しみ方

パン屋巡りをより楽しむために、旅のシーンに合わせた活用法をご提案します。朝食、休憩、お土産、ピクニックなど、目的に応じてパン屋の使い分けを考えてみましょう。

朝ごはんに駅前でサクッと買えるパン

旅館やホテルの朝食もいいけれど、たまには地元のパン屋で朝ごはんを調達してみませんか？

伊東漁港近くの201ベーカリーや熱海駅近くのパン樹 久遠など、朝から営業しているパン屋さんもありますので、観光スタート前にサクッと買い物ができます。駅や公園のベンチで、コーヒーと一緒に、朝の伊豆を感じながらの朝食も素敵です。

バス待ちついでに停留所近くのベーカリーへ

東海バスの運行間隔を利用して、バス停近くのパン屋でちょっと休憩。次のバスまで30分以上時間がある時は、カフェ併設店でゆっくり過ごすのがおすすめです。バスの時刻表をチェックして、余裕をもったパン屋巡りを楽しみましょう。

観光の合間に手土産にも喜ばれるパン

伊豆観光の思い出として、地元パンをお土産にする方も増えています。下田のPorte d'un reveのひじきパンなど、伊豆の地元食材を使ったご当地パンは、帰宅後も旅の余韻を楽しませてくれます。

海辺で食べたいテイクアウト向けのパン

伊豆の美しい海岸線を眺めながら食べるパンは格別です。城ヶ崎海岸、白浜海岸、堂ヶ島の夕日スポットなど、絶景ポイントで食べやすいサンドイッチやハード系のパンをテイクアウトして、自然と一体になったパンタイムを楽しんでみてはいかがでしょう。

伊豆のパン屋巡りを「もっと楽しむ」ためのコツ

最後に、車なしでのパン屋巡りを成功させるための実践的なコツをお伝えします。これらのポイントを押さえておけば、より充実したパン旅が楽しめるはずです。

営業時間・定休日を事前チェック

個人経営のベーカリーが多く、特に連休や観光シーズンは、営業スケジュールが変更される場合があるため、訪問前に必ず、営業時間と定休日を確認しましょう。公式サイトやSNSで最新情報をチェックするのがおすすめです。

人気店は午前中が狙い目

人気店や有名店は、早々に人気アイテムが売り切れてしまうこともしばしば。早めの来店を心がけるといいでしょう。開店直後なら焼きたてのパンに出会える確率も高くなります。

袋や飲み物は持っておくと便利

複数のパン屋を巡る際、エコバッグや保冷バッグを事前に用意しておくのがおすすめです。また、パンと一緒にドリンクを楽しみたいなら、コンビニや自動販売機で事前に購入しておくといいでしょう。絶景スポットでのパンタイムがより充実します。

週末はパンを求めて巡る旅。海風香る、沼津のとっておきパン屋さん5選

まとめ｜車なしでも伊豆のパン屋巡りは十分楽しめる

伊豆には、観光しながらふらっと立ち寄れる魅力的なパン屋がたくさんあります。駅前・バス停近くのお店を中心に巡れば、車がなくても充実したパン旅は十分成立します。

東海バスの路線網を上手に活用すれば、熱海から下田、修善寺から西伊豆まで、幅広いエリアのベーカリーを効率よく巡ることができます。地元の食材を使ったご当地パン、職人が丁寧に焼き上げる逸品パン、そして伊豆の絶景とのコラボレーション！次の伊豆旅では、ぜひパン屋巡りも旅の目的の一つに加えてみてください。焼きたての美味しいパンとともに、きっと素敵な伊豆の思い出が作れるはずです。

東海バスをご利用の際は、バスの時刻表や路線情報は東海バス公式サイトでご確認いただけます。お得な1日乗車券なども活用して、伊豆のパン屋巡りをぜひお楽しみください。

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この記事を書いた人

Rieko Nagai

静岡県御殿場市出身・在住。食いしん坊で飲んべえです。趣味はヨガ、山登り、ペトロールズ。ポジションは足軽（ライター・エディター・コンテンツマーケティング・カメラマン、4足のわらじでてくてくと）。