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【お好み焼 いなみつ】地元民が集う、ほっこり焼きたてお好み焼

2023/04/14
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Chihiro Kazama中伊豆伊豆市修善寺
【お好み焼 いなみつ】地元民が集う、ほっこり焼きたてお好み焼

静岡県伊豆市修善寺にある「お好み焼 いなみつ」は2022年2月22日にオープンしたお店。

もともとは修善寺名物の遊技場のひとつだったが、空き家となっており、その場所にお店を構えた。

こちらでは、店主である島川暁子さんが一つひとつ手づくりする、お好み焼と焼きそばが味わえる。

 

 

お好み焼 いなみつ

 

お好み焼 いなみつ

 

外観は当時の遊技場のまま。

店内にも射的の景品などが残っており、当時の雰囲気を感じることができる。

レトロな人形や子どもの頃に好きだったキャラクターなど、思わず「懐かしい」と写真を撮ってしまう。

 

 

お好み焼 いなみつ

 

お好み焼 いなみつ

 

食事メニューはシンプルに、お好み焼2種と焼きそばのみ。

飲みものはビールのほか、「修善寺サイダー」も。

 

 

お好み焼 いなみつ

 

今回、いただかせてもらったのは「自然薯のお好み焼」(税込600円)。
自然薯をすりおろしたものが入っている丸いお好み焼きが出てくると思って待っていたら、くるっと具材を巻いたロール状のものが出てきて驚く。
なかには、皮付きのシャキシャキした歯ごたえの自然薯が。
この自然薯は、松崎町にある「田口自然薯ファーム」のもの。
力強い粘り気と濃厚な香りが人気で、松崎町自然薯品評会にて何度も「金賞」を受賞している逸品。
自然薯は時間が経つと粘りが強く出てしまうため、注文が入ってから調理。
そうすることでシャキシャキの食感が出せるという。

 

 

お好み焼 いなみつ

 

「焼きそば」(税込500円)は、甘みのあるキャベツがたっぷり。
こちらのキャベツは、三島の農家さんから仕入れている。
素朴な味わいながらも、また何度でも食べたくなる懐かしさがある。

 

 

お好み焼 いなみつ

 

暁子さんは東京の下町出身。

息子さんが移住した修善寺へ、あとから移り住んだ。

30年ほど前、新宿の有名なお好み焼店で働いていたこともあるというが、移住のタイミングで自分のお店を構えることを決意。

下町のお店で再度技術を習い、同店をオープンさせた。

現在ひとりでお店を切り盛りしており、ご近所から注文があれば配達もしているという。

御年70歳にしての技術習得にお店オープン。

そうは感じさせないバイタリティと明るい人柄に、元気をもらう人も多そうだ。

 

夏祭りのときには、地元の子どもたちや若い人で大いににぎわうという。

遊技場として当時にぎわった雰囲気が、お好み焼店になった今もなお、続いている。

 

 

DATA

お好み焼 いなみつ

住所:静岡県伊豆市修善寺930-1

営業時間:10:00〜16:00

休業日:金曜

アクセス:修善寺駅より、東海バス「修善寺温泉」行に乗車(乗車時間7分)、終点「修善寺温泉」バス停より、徒歩約6分

 

 

 

この記事を書いた人

Chihiro Kazama

生まれも育ちも静岡県静岡市。同市の広告出版会社で、地元女性向けフリーマガジン&ウェブの編集長などを経験。約12年勤務ののち、2022年にフリーランスとして活動スタート。地酒や地場食材など、そこにしかない逸品探しに余念なし。未だ見ぬ静岡の魅力を、わかりやすい言葉でお伝えします。

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