下田海中水族館の入り口はウミガメたちがお出迎え
下田海中水族館に入ると、カメ池に暮らすウミガメ達がお出迎えをしてくれる。世界には約8種類のウミガメがいるとされているが、下田海中水族館で飼育しているウミガメはそのうち「アカウミガメ」と「アオウミガメ」の2種類だ。
アカウミガメは毎年5~8月ごろ、下田周辺の砂浜へ産卵のためにやってくる。カメは砂浜に穴を掘って地熱で卵を温め、卵がかえるまでおよそ2カ月かかる。また、1回の産卵で90~130個もの卵を産む。
「下田海中水族館」は、天然の大水槽である下田湾の入江を利用した水族館。園内では、イルカショーを始め、アシカ、アザラシなどのさまざまなショーが開催される。また、入江に係留された「アクアドームペリー号」という水族船では、伊豆の海を再現した水量600トンもの船内にある大水槽で、50種1万点の伊豆近海の生物を展示している。
下田海中水族館に入ると、カメ池に暮らすウミガメ達がお出迎えをしてくれる。世界には約8種類のウミガメがいるとされているが、下田海中水族館で飼育しているウミガメはそのうち「アカウミガメ」と「アオウミガメ」の2種類だ。
アカウミガメは毎年5~8月ごろ、下田周辺の砂浜へ産卵のためにやってくる。カメは砂浜に穴を掘って地熱で卵を温め、卵がかえるまでおよそ2カ月かかる。また、1回の産卵で90~130個もの卵を産む。
「下田海中水族館」のショータイムは、何度見ても見るたびにひと味違う。天然の大水槽である下田湾の入江を利用して開催されるイルカショー「ワンダーオーシャン」は、「下田海中水族館」ならではの海を使って繰り広げられる豪快なイルカショーで、海抜0mの視線から至近距離でショーを見ることができる。ダイナミックな大ジャンプと水しぶきが魅力のショーは、いつ何度見ても飽きないし、わくわくさせてくれる。
全面がガラス張りとなっている水量500トンのマリンスタジアムプールでは、カマイルカやアシカたちの自慢の技を見ることができる。カマイルカは、存分にその高い能力を発揮し、切れ味抜群の大ジャンプや回転技などで観客を沸かせる。アシカショーでは、コミカルな動きとともに回転ジャンプなどを披露する陸上種目が繰り広げられ、これが実に楽しませてくれる。そして、人と動物との信頼関係がないと成り立たないであろう水中ダンスは、世界でも大変珍しく、感動すること間違いなしの必見のショーだ。
「スマイルシップ」は、係の人がアザラシについて紹介しながら進むガイド形式のショーとなっている。キスやハグするアザラシの姿は可愛らしく、自然に笑顔があふれてくる。ショー中には、アザラシがプールを飛び出して挨拶するなどのサプライズも!ショー終了後には、記念撮影やアザラシに触ることもできるので、ぜひ一緒に写真に収まろう。
「ペタペタマーチ」では、オウサマペンギンがステージからダイビングする様子や、フンボルトペンギンが空中散歩をする様子など2種類のペンギンの共演を見ることができる。こちらもショー終了後には記念撮影ができ、また、館内散歩(夏期除く)をする様子を見るができる。ペンギンたちの息遣いを感じられるほど間近で見られるのが何よりも魅力的。ペタペタと歩くペンギンたちの姿は、本当にかわいくていつまで見ていたくなる。
「ディスカバリーオーシャン」は、「アクアドームペリー号」という自然の入江に係留された水族船で開催される。伊豆の海を再現した水量600トンもの船内にある大水槽で、50種1万点の伊豆近海の生物を展示しており、ダイバーが水槽のガラス前まで魚を連れてやってきて、餌付ショーを披露する。注目すべき点は、なんとダイバーがコスプレして餌を与えていることがあるのだ。節分の時期には鬼の格好をするなど、実におもしろい。
伊豆近海の海中を模した大水槽の中に住む様々な魚の紹介や、数千尾のイワシの乱舞などを楽しませてもらえる。たかが餌付けと侮ってはいけない。特にエイの食事は一見の価値あり!
イルカとの触れ合いといえば、イルカショーや餌やりなどが一般的だが、「下田海中水族館」は一線を画している。同じイルカショーでも遠くから見るものとは違い、入り江に棲むイルカが観覧者の頭上を飛び越えるという企画もあるのだ。それが「下田海中水族館」のショーのメインでもある、自然の海の中で行われる海上イルカショー「ワンダーオーシャン」だ。バンドウイルカが自然の海をのびのびと泳ぎまわるエリアで開催されるため、イルカたちを間近に見ることができる。
ショーステージの両側に、箱型の浮き船になっているショー観覧専用席「アメージング・シート(有料)」を設置。海抜0mの視線から至近距離で、イルカたちの表情や仕草を感じることができる。目の前を超高速で駆け抜け、大ジャンプするイルカたちからは水しぶきが飛び散り、頭上を飛び越えるサプライズプレゼントも体験できる。(※1)。イルカを身近に感じ、そしてより愛しく感じさせてくれるオリジナルな企画だ。自然の海ならではの唯一無二の迫力と感動を、この機会にぜひ体験してみよう。
※1 頭上ジャンプはショー中に2~3回程度。イルカの体調、気候等により、頭上の飛び越え種目は変更となる場合がある。
イルカの学校では、海上でトレーニングをするイルカたちを至近距離で見学することができる。また、トレーナーからの説明や質問タイムなどもあり、イルカについてたくさんのことを学ぶことができる。
「ふれあいの海」の波打ち際では、人懐っこいイルカたちとふれあうことができる。個性が違うバンドウイルカたちとのふれあいをぜひ楽しんでみよう。
ドルフィンフィーディングでは、イルカ達に直接エサをあげたり、握手やジャンプなどの合図を出すことができる。トレーナー気分を味わえるため、子どもも喜ぶこと間違いなしだ。
ドルフィンスノーケルでは、水中マスクとスノーケルにフィンをつけてイルカたちと一緒に泳ぐことができる。水中マスクとスノーケルにフィンをつけて泳ぎ出せば、人懐っこいイルカたちが周りを回ったり脇を泳いだり、一緒に楽しい時間を過ごしてくれる。
東伊豆・西伊豆・南伊豆の海の生き物が大集合した伊豆の海の生物館「うみめぐり」では、ライティング効果による水のゆらぎや、魚やサンゴなどが持つ特徴色を間近に観賞することができる。展示館自体も幻想的な空間になっており、ゆっくりと「うみめぐり」を楽しめる環境となっている。深海生物の水槽から、伊豆の海の味覚を見ることができる「漁業水槽」まで、子どもから大人まで楽しみながら学ぶことができる。
「下田海中水族館」では、イルカの体験プログラムの他にも、様々な体験を用意している。アシカ触れ合い体験や、カワウソ、アザラシ、ウミガメ、ペンギンなどに直接餌をあげられる餌やり体験など、子どもに大人気のプログラムが盛りだくさんだ。その他、ネコザメに触れる体験やドクターフィッシュの体験もできる。
実は筆者も何度かドクターフィッシュを体験したことがあるのだが、これが非常に面白い。水槽に手を入れると、ドクターフィッシュが肌に付着している角質を食べてくれるのだ。角質を食べられるなど初めての経験のため、最初は水槽に手を入れるのを少しためらってしまったが、恐る恐る手を入れてみると、一気にドクターフィッシュが寄ってきて手をつついてくる。多少恐れてはいたものの、全く痛みはなく、むしろくすぐったいような感覚になる。子どもたちも水槽に手を入れると大はしゃぎで、なかなかそこを離れようとしない。その日はドクターフィッシュの順番待ち状態。「下田海中水族館」を訪れた際は、ぜひドクターフィッシュを体験してみて欲しい。
「レストラン The Dish」では、深海ザメバーガーやキンメコロッケなど、「下田海中水族館」ならではの食事・喫茶が楽しめる。海上ステージで繰り広げられるイルカたちのショーを眺めながら、一流のレストランに負けない味・サービスを提供。カップル・家族連れから団体まで、大人数を収容できるスペースがあるのも嬉しい。
「下田海中水族館」では、こんなにも生き物たちを近くに感じることができる。筆者は何度も子どもと一緒に「下田海中水族館」を訪れているが、いつ来ても子どもたちは飽きることがない。子どもが保育園の遠足か何かでディスカバリーオーシャン(ペリー号大水槽の魚の餌付けショー)を見たときには、コスプレをしながら餌付けショーをしていたようで、「サンタの格好をしながらエサをあげていた!」ととても楽しそうに語っていた。「下田海中水族館」は、そんなスタッフたちの工夫と努力を感じるおもしろい水族館なのだ。下田を訪れる際には、そんなサービス精神旺盛な「下田海中水族館」をぜひ訪れてみてはいかがだろう。
下田海中水族館(しもだかいちゅうすいぞくかん)
住所:静岡県下田市3-22-31
駐車場:無料(駐車台数/乗用車200台・バス10台)
TEL:0558-22-3567
アクセス:伊豆急下田駅より東海バス「海中水族館」行に乗車(乗車時間7分)、終点「下田海中水族館」バス停下車すぐ
URL: https://shimoda-aquarium.com/
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