沼津産の米を、土鍋で炊いたおむすび

2025年9月に沼津市下香貫にオープンした「おむすび結(ゆい)」。
沼津市産のお米を土鍋を使って丁寧に炊き上げ、お米の甘みと粒立ちを引き出しています。
福岡県の辛子明太子メーカー「みやちか」の明太子や、静岡県焼津市の「TUNALABO(ツナラボ)」のツナを使ったツナマヨなど、具材にも徹底的にこだわっています。

沼津市下香貫に2025年9月にオープンしたおにぎり専門店「おむすび結」。
土日だけオープンするこのお店は、沼津産の米を土鍋で炊いたおむすびを提供しています。
高校生以下の子どもには3個まで無料でおにぎりを配布するという取り組みも。
この記事では、地域企業の協力で、日常の食とやさしさを結ぶ取り組みを行う「おむすび結」についてご紹介していきます。

2025年9月に沼津市下香貫にオープンした「おむすび結(ゆい)」。
沼津市産のお米を土鍋を使って丁寧に炊き上げ、お米の甘みと粒立ちを引き出しています。
福岡県の辛子明太子メーカー「みやちか」の明太子や、静岡県焼津市の「TUNALABO(ツナラボ)」のツナを使ったツナマヨなど、具材にも徹底的にこだわっています。

店頭には、常時9種類ほどのおむすびがずらりと並びます。
具材は定番を中心に、地域性のあるものも取り入れていますよ。
主なメニューは以下の通り。

週末にだけ出合えるおむすびだからこそ、「今週はどれにしよう」と楽しみに足を運ぶ人も少なくありません。
限定販売の極上の“高価格帯”のおにぎりも用意されることもありますよ。
そして、最近ではグルテンフリーのトマトチキンカレーもメニューに加わりました。

おむすびを購入したお客さんには、みそ汁が1杯提供されるといううれしいサービスも。
錦町「マルト工藤水産」のかつお節でおだしをとって、焼津市「カネジュウ食品」の「大御所みそ」を使って仕上げるというこだわり。
どこまでも手を抜かず、お客さんの喜ぶ笑顔のために、妥協しない姿勢を貫いています。
「おむすび結」の大きな特徴が、高校生以下の子どもを対象にした無料提供です。
これは静岡県内の企業が協賛し、子どもたちの食事代を負担するという仕組みで、
店内に掲示されている「優しい風チケット」を利用することで、高校生以下の子どもは、一人3個までおむすびを無料で受け取ることができます。(おむすび3つ、ではなく「トマトチキンカレー」を選ぶことも可。)
利用にあたっては、参画企業への「ありがとう」の気持ちとして、チケットを利用する子どもたちがチケット提供企業にお礼のメッセージを書きます。
特別な申請や事情説明は不要で、誰でも自然に利用できる形が整えられています。
食と地域をつなぐ「やさしい風プロジェクト」は、
沼津市教育委員会の後援のもと、地域の企業や大人たちが子どもたちの食事を支える仕組みづくりに挑戦しています。


「やさしい風プロジェクト」のメンバーで、レシピ開発を担当する鈴木慎也さんは、取り組みの背景についてこう話してくれました。
「沼津市内には子ども食堂が27カ所ありますが、多くは月1回程度の開催です。日々の食事に困っていても、子ども食堂に行くことを友達に知られるのが恥ずかしくて行けない子どもがいる、という課題を知りました。」
そこで、「特別な場所」ではなく、おにぎり屋として日常に溶け込む形で、子どもたちが食事を受け取れる場をつくろうと考えたということです。

「おむすび結」は、子ども専用の店ではありません。
一般の来店客には、通常どおりおむすびを販売しています。
食材にこだわったおむすびを購入することが、結果的に店の継続や地域の循環につながる。
「おいしいおむすびを買う」という日常的な行動が、間接的にこの仕組みを支える形になっています。
(社会貢献したくても何をしたらいいかわからない・・・)
そんな人のためにも、
おいしいおにぎりを楽しみながら、社会貢献もできる。
それが「おむすび結」の形です。

運営メンバーは5人。
それぞれ本業を持ちながら活動しているため、現在の営業は毎週土日の11時〜15時となっています。
今後は、定休日以外も営業できる体制づくりや、キッチンカーで学校・学童を訪問し、食育授業を行う構想もあるのだそうです。

土日だけ開く、土鍋炊きおむすびの小さなお店「おむすび結」。
こだわりの具が並ぶ店先で、高校生以下は「優しい風チケット」で3個まで無料に。
日常の一口が地域の優しさへとつながっていきます。
おむすび結
住所:沼津市下香貫前原1480
営業時間:11:00~15:00
営業日:毎週土曜・日曜
駐車場:あり
アクセス:JR沼津駅から東海バス「江梨/木負農協/下香貫循環」行に乗車(乗車時間10分)、「西村町」バス停下車、徒歩約2分
静岡県函南町出身。「沼津経済新聞」で地元情報を取材し、地元コミュニティーFMのラジオパーソナリティを務める。興味あるジャンルは、地場産のおいしいものとクラフトビール。伊豆半島の隠れた魅力を発信していきます。
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