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【下賀茂温泉】伊豆半島最南端にある、青野川沿いに広がる静かな温泉地

2022/02/01(2022/02/09)
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Tomoya Tsuchiya南伊豆南伊豆町
【下賀茂温泉】伊豆半島最南端にある、青野川沿いに広がる静かな温泉地

静岡県賀茂郡南伊豆町の中心地にある「下賀茂(しもがも)温泉」は、青野川沿いに広がる静かな温泉地。湯煙がところどころから立ち上がり、旅情あふれるのどかで懐かしい風景を見ることができる。

温泉の歴史は古く、1560(永禄3)年に、川の至るところから湯が湧いていたところを掘り、石で囲み河原の湯として利用したのが始まり。現在は110余りの源泉があり、噴出温度が100度を超える自噴泉は10数本も存在する。宿泊施設は、青野川沿いを中心に立ち並び、豊富な温泉を利用した露天風呂付きの客室を持つ宿も多い。また、南伊豆町特産の伊勢海老などの魚介類を使った料理も堪能できる。

河津桜が咲き誇る「みなみの桜と菜の花まつり」

河津桜が咲き誇る「みなみの桜と菜の花まつり」

下賀茂温泉に流れる青野川沿いには、約2kmにわたって約800本もの早咲きで知られる河津桜の桜並木がある。2月中旬頃から、青野川沿いをピンク色に染め上げ、ひと足早い春の訪れを感じさせてくれる。桜のピンクと河川周辺に植えられた菜の花の黄色が、鮮やかなコントラストを描き、訪れた人を魅了する。また、開花時期に合わせ、「みなみの桜と菜の花まつり」が1カ月に渡って開かれ、期間中は夜桜のライトアップも行われる。同じ時期に河津町でも河津桜まつりが開催されているが、そちらとは異なる景色が楽しめるのでぜひ訪れてみてほしい。

黄色の絨毯が広がる「日野の菜の花畑」

黄色の絨毯が広がる「日野の菜の花畑」

河津桜の開花に合わせて一緒に訪れたいのが、 「日野の菜の花畑」。休耕地を利用してつくられている菜の花畑で、河津桜が咲き始める頃に見頃を迎える。約3ヘクタールという広大な敷地が一面黄色の絨毯(じゅうたん)となり、辺り一帯が菜の花の香りに包まれる。遊歩道も設置されているため、花畑の中でフォトジェニックな写真もばっちり撮ることができる。「みなみの桜と菜の花まつり」とあわせて訪れる人も多く、人気スポットになっている。また、この菜の花畑では、毎年1組限りの結婚式が執り行われ、一面の菜の花畑の中で純白のドレスが映える様子も見ることもできる。

ちなみに、この菜の花畑や結婚式は、地元ボランティアや子どもたち、観光関係者などが管理・運営をしており、著者の大先輩もボランティアとして運営に携わっている。この時期に菜の花畑の前を車で通ると、会場の設営のために汗を流している姿を度々見かける。地域の人々が協力しあい、ここまで多くの観光客が訪れるまでとなった菜の花畑。そのストーリーに思いを馳せるとグッとくるものがある。先輩私も手伝います!!

温泉熱を利用した温泉メロンもおすすめ

温泉熱を利用した温泉メロンもおすすめ

南伊豆町は、日本で初めて温泉熱を利用してメロンが栽培された場所。高温の温泉熱を室内に引き込み栽培されたマスクメロンで、通年を通して購入することが可能。糖度は14%以上と非常に甘く、町内ではこの温泉メロンを利用したメロンパフェや最中などのお菓子も販売している。特にメロンパフェは、ボリュームがあり、食べ応えがある。ともかく甘いので、南伊豆町を訪れたら、ぜひいただいて欲しい。

道の駅「下賀茂温泉 湯の花」

道の駅「下賀茂温泉 湯の花」

観光客や地元住民の休憩の場・道の駅「下賀茂温泉 湯の花」は、伊豆半島南部を連絡する国道136号線上の弓ヶ浜(ゆみがはま)、石廊崎(いろうざき)、波勝崎(はがちざき)などの観光地を結ぶ中間地である南伊豆町下賀茂に位置する。駅内には観光案内所があるほか、採れたての地元野菜を販売している直売所や地元の芸術家による展示館も併設。また、下賀茂温泉の湯を利用した足湯も設置されている。

筆者は「下賀茂温泉 湯の花」の直売所に新鮮な野菜を月に3、4回ほど買いに訪れるが、子どもたちはこの直売所にある喫茶コーナーを目当てに筆者の買い物についてくる(実にあざとい奴らだ)。

喫茶コーナーには、南伊豆町で採れた「あきひめ」「紅ほっぺ」などの新鮮ないちごを贅沢に使ったいちごジュース(12月末~5月頃までの販売)や、ニューサマーオレンジジュース(6月頃~8月頃)など、ここでしか飲めないジュースをいただける。

白い湯煙が上がる温泉櫓が目印の「銀の湯会館」

銀の湯会館

銀の湯会館

下賀茂温泉にある「銀の湯会館」は、国道136号線沿いにあり、白い湯煙が立ち上る大きな温泉櫓(やぐら)が目印。風呂は男女別の露天風呂が各3つと、大浴場が各1つずつ、サウナは高温とスチームとがあり、男女が一日交替の入れ替え制となっている。

内湯の大風呂はかなり広く洗い場にも余裕があり、込み合う時期でも窮屈さを感じない。大風呂を通り抜けてガラス戸を開けると、露天風呂の大風呂、源泉かけ流しの露天寝湯、季節によって種類の替わる四季の湯があり、湯船からは緑豊かな山を望むことができる。そのほか、館内には食事のみでの利用も可能な食事処、裸足で歩く健康遊歩道、広々とした休憩室も備えられている。

筆者は多いとき、月に4回以上ここを訪れ、日々の疲れを癒している。そんな心も体も温まる「銀の湯会館」に、ぜひ浸かりに行ってみては。 

下賀茂温泉の基本情報

下賀茂温泉(しもがもおんせん)

住所:静岡県賀茂郡南伊豆町

TEL:0558-62-0141(南伊豆町観光協会)

URL:https://www.minami-izu.jp/

 

この記事を書いた人

Tomoya Tsuchiya

南伊豆町在住。「Izu Letters」編集部の駄々っ子担当。編集長の悩みの種。最近フットサルを始めたが、全く周りについていけず体力の衰えを痛感。Izu Letters編集部の筋肉マンである後輩に、筋トレを伝授してもらっている最中。ちなみに、お昼は筋肉マンと一緒にプロテインを飲む。

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