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【熱海梅園】日本で最も早く梅が咲き、最も遅い紅葉が楽しめる

2022/10/25(2024/02/01)
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Shigenori Umebara北伊豆熱海市
【熱海梅園】日本で最も早く梅が咲き、最も遅い紅葉が楽しめる

JR来宮駅(きのみやえき)から、歩いて緩やかな坂道を上がること10分。広大な敷地を有する「熱海梅園」がある。「熱海梅園」の歴史は古く、開設は1886(明治19)年。130年以上の歴史を誇る。樹齢100年以上の古木から近年植樹された木まで、手入れが行き届いており、見ごたえ十分。足湯につかりながら梅を愛でることができます。(写真提供:熱海市観光協会)

「熱海梅園梅まつり」は1月上旬~3月上旬に開催される

 「熱海梅園梅まつり」は1月上旬~3月上旬に開催される

熱海梅園 梅の花

約14,000坪と言われる広大な敷地に色とりどりの梅が咲き誇る「熱海梅園」。日本で最も早咲きの梅として知られており、毎年1月上旬~3月上旬にかけては「熱海梅園梅まつり」を開催。多くの観光客が訪れる。
驚かされるのが種類の豊富さだ。60品種、469本あり、それぞれ開花時期が少しずつ異なる。1月上旬~3月上旬と比較的長い期間開催されるのは、それだけ種類があるからで、存分に梅の花を楽しむことができる。

「熱海梅園梅まつり」は、熱海市観光協会主催のイベントで、足湯や土産店もオープン。日曜・祝日には甘酒や梅茶の無料サービスのほか、大道芸などの多彩な催しものが行われる。
ちなみに温暖な気候の熱海とはいえ、寒い日が多く、防寒対策は万全で訪れてほしい。

「熱海梅園もみじまつり」は11月中旬~12月上旬に開催される

 「熱海梅園もみじまつり」は11月中旬~12月上旬に開催される

「熱海梅園」というだけあって、梅の花は広く認知されているが、実は紅葉も楽しめる。
毎年11月中旬~12月上旬にかけては、「熱海梅園もみじまつり」が開催され、紅葉樹380本が出迎えてくれる。まつり期間中にはライトアップも行われ、幻想的な空間を演出。園内には初川(はつかわ)が流れており、その上に5つの橋が架けられ「梅園五橋」と呼ばれている。橋の上から愛でる紅葉は格別。5つの橋全てから紅葉を楽しんでいただきたい。(写真提供:熱海市観光協会)

新緑

新緑

熱海梅園 新緑

5月~6月は新緑の季節。オフシーズンのため、広大な敷地内を心ゆくまで堪能できる。のんびりと春風を受けながら新緑を楽しみたい。(写真提供:熱海市観光協会)

梅園6名木や足湯も

梅園6名木や足湯も

熱海梅園 石割り榊

熱海梅園には梅園6名木がある。1.三つ子樟(みつごくす)2.腰掛欅(こしかけけやき)3.石割榊(いしわりさかき)4.根なし梅 5.供養梅 6.貫一・お宮の梅。それぞれに趣があり、散策の際は、ぜひ探していただきたい。(写真提供:熱海市観光協会)

 

熱海梅園 足湯

熱海といえば温泉。豊富な湯量から、源泉かけ流しによる足湯が楽しめる。梅まつり、「熱海梅園もみじまつり」期間限定とはなるが、園内の緩やかな坂の上にあるため、ひと休みにはもってこいの場所となる。(写真提供:熱海市観光協会)

澤田政廣記念美術館

澤田政廣記念美術館

熱海梅園 澤田政廣記念美術館 ステンドグラス

熱海梅園 澤田政廣美術館

熱海梅園に隣接する「澤田政廣記念美術館」。熱海市出身の文化勲章受章芸術家、澤田政廣(さわだせいこう)先生の作品を展示。熱海梅園へお越しの際は、ぜひ立ち寄りたい。(写真提供:熱海市)

熱海梅園の基本情報

熱海梅園(あたみばいえん)
住所:静岡県熱海市梅園町8-11
TEL:0557-86-6218(熱海市公園緑地課)
URL:https://www.ataminews.gr.jp/spot/105/

 

熱海市立 澤田政廣記念美術館(あたみしりつ さわだせいこうきねんびじゅつかん)
住所:静岡県熱海市梅園町9-46
TEL:0557-81-9211
営業時間:9:00~16:30
入場料金:大人380円、中高生250円、小学生以下無料
URL:https://www.ataminews.gr.jp/spot/118/

 

アクセス:来宮駅より徒歩約10分、または熱海駅より伊豆箱根バス「相の原団地」行に乗車(乗車時間15分)、「梅園」バス停下車すぐ

 

 

この記事を書いた人

Shigenori Umebara

伊東市在住。「Izu Letters」編集長。子煩悩であり、伊豆の観光施設へ子どもを連れて月5回以上は足を運ぶ。ビールをこよなく愛する男。

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