伊東八景にも選ばれている秘境「巣雲山」
2022/06/03
Takeshi Kusakabe伊東東伊豆
巣雲山は伊東市、伊豆市、伊豆の国市の3市にまたがり、標高は581mの山である。大室山と同じく伊豆東部火山群のスコリア丘(火山の噴火により形成されるお茶碗を逆さまにしたような形の丘のこと)に属しており、約13万年前の火山活動によってできたといわれている。伊東市が選定した優れた景勝地「伊東八景」にも選ばれおり、山頂からは東に相模湾、北に富士山と、360度の大パノラマ風景を楽しむことができる。
山頂からは海・山の絶景が広がる
“巣雲(すくも)”という山の名前は、稲の籾殻のことを意味しているという。昔、巣雲山の西麓に豪農がいて、この地にたくさんの籾殻を捨て、それが積もって塚となって山になったという伝承が残っている。なお、巣雲山は、別名牟礼山(むれやま)ともいわれている。
山頂からは富士山から相模湾、大室山、天城山までの眺望を楽しむことができる。山頂には少し変わった形の展望台が設置されており、不思議な空間を演出している。展望台に上がり景色を楽しむだけでなく、大自然の中にある展望台の写真を撮るのも良いだろう。
巣雲山登山にオススメな時期
巣雲山を訪れるのにオススメな時期は、5~6月の初夏の時期だ。この時期は草木が青々と生い茂り、緑で溢れる登山道が癒しを与えてくれるだろう。
11~12月の時期もオススメだ。この時期は山頂付近がススキに覆われるため、黄金に輝くススキと海のコントラストを楽しむことができる。また、この時期は宇佐美の名産品「みかん」が旬を迎えており、道中のみかん畑にはたくさんのみかんが実っている。近隣で露天売りしているみかんがあれば、登頂中の疲れに備えて、購入しておくのも良い。ただし、買いすぎは荷物になるので注意を。水分とあわせてビタミン補給をすることで疲れも癒されるはずだ。
遊歩道の道中にはベンチ等も設置されている。ハイキングの際はお弁当やおやつを用意し、休憩しながら登頂するのが良いだろう。
巣雲山道中にある大丸山の山頂には、宇佐美や伊東の町並みを一望することができる場所にベンチが設置されている。ここで休憩をしながら食べるお弁当は格別の味になるだろう。
山頂までの道のりは人それぞれ
JR宇佐美駅から山頂までは、ハイキングコースが整備されており、約2時間半(徒歩)で登ることができる。ハイキング以外にも、伊豆スカイライン道中に駐車場が用意されているので、そこから歩いて10分程で巣雲山山頂へ向かうことも可能だ。
ハイキング上級者なら往復とも徒歩で、ビギナーなら往路をタクシーを利用し、復路は景色を楽しみながら歩くことをおすすめする。
筆者はハイキングビギナーであったため、5年以上前に登頂する際、後者の方法を選択した。巣雲山が伊東八景に選ばれていることは知っていたものの、それまで登頂した経験がなく、見える景色もあまり期待をしていなかった。しかし、山頂からの美しい絶景に、言葉を失ったことを今でも鮮明に覚えている。
JR宇佐美駅から登頂した場合は、その達成感から山頂からの景色もより美しく見えることだろう。筆者も次回登頂する場合は、ぜひ麓のJR宇佐美駅から歩いて登頂にチャレンジしたい。
巣雲山の基本情報
巣雲山(すくもやま)
住所:静岡県伊豆市下白岩
URL:https://itospa.com/spot/detail_54170.html
この記事を書いた人
伊東市在住。丘サーファー。「Izu Letters」ドローン担当。優先順位は、筋トレ、プロテイン、ゴルフ、ゲーム、ドローン、サーフィン。筋肉を活かしたゴルフは圧巻の飛距離!記録よりも記憶に残る300ヤードマグナムの男。
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巣雲山は伊東市、伊豆市、伊豆の国市の3市にまたがり、標高は581mの山である。大室山と同じく伊豆東部火山群のスコリア丘(火山の噴火により形成されるお茶碗を逆さまにしたような形の丘のこと)に属しており、約13万年前の火山活動によってできたといわれている。伊東市が選定した優れた景勝地「伊東八景」にも選ばれおり、山頂からは東に相模湾、北に富士山と、360度の大パノラマ風景を楽しむことができる。