【魚町蔵ノ上】仲間で宿泊したいゲストハウスで沼津の歴史に浸る
2023/07/03
Mao Harada北伊豆沼津市
沼津駅南口から10分ほど歩いた狩野川沿いにある、沼津市魚町(うおちょう)—。
かつては魚市場や問屋街があり、「伊豆の玄関口」として賑わっていた中心地だ。
そんな沼津の歴史を感じることができるゲストハウス、「魚町蔵ノ上」におじゃましてきた。
一軒家をまるごと貸し切り
「魚町蔵ノ上」は読んで字のごとく、蔵の上にあるゲストハウス。
築37年の趣を感じる建物だ。もともとは表通りにある乾物店の蔵で、かつて下の蔵は乾物の倉庫として使用され、上の民家には先代の店主が暮らしていたという。
この民家の部分を改装して宿泊施設にしている。
<リンク>
沼津に宿泊施設「魚町蔵ノ上」 地域資産生かした拠点づくり目指す(沼津経済新聞)
横の階段を登っていくと、入口が。この日はスタッフの新津さんが出迎えてくれた。
<「いらっしゃいませ」と笑顔の新津さん>
狩野川の眺めを見渡せる、リバーサイドバルコニー
では、建物の中を見ていこう。「昔ながら沼津を感じてもらえたら」と、当時の雰囲気は極力残したままにしているそうだ。
玄関を入って階段を上ると、6畳の居間と8畳の寝室。
<居間>
<寝室>
まるで田舎の「おばあちゃん家」を思わせるような落ち着いた雰囲気で、取材中つい長居してしまいそうになる。
窓際の廊下には座椅子が置かれ、狩野川の流れを一望できる“リバーサイドバルコニー”こと縁側が。
日中は日差しが入って暖かく、夜はライトアップされた橋が綺麗だという。
<ゆったりとした狩野川の流れに癒される>
キッチンもあり、食材の持ち込みができるので、沼津漁港で買った魚をさばいて調理することも。
備え付けの冷蔵庫や食器は自由に使用できる。
お風呂はタイルの模様が懐かしい昔ながらの造り。きれいに清掃されていて、旅の疲れを十分に癒すことができそうだった。
<当時の雰囲気を残した暖かみのあるお風呂>
居心地が良いと連泊する人や外国人観光客の利用も多いそうだ。
沼津のクラフトビール、クラフトジンが楽しめる
宿泊者には「ウェルカムドリンクチケット」が渡される。
沼津で作られたクラフトビール、クラフトジンを提供するお店で利用できるチケットだ。
宿泊人数分、好きなドリンクを1人1杯注文できる。
<ドリンクチケット>
チケットが使えるお店は2店舗。1店舗目は、宿から狩野川沿いに5分ほど歩いたところにある、クラフトジンの専門店「THE CHAMBER」。併設した蒸留所で作っていて、静岡県東部や伊豆半島の素材を使った5種類の香りのジンを取り揃える。
<沼津のクラフトジンが楽しめる「THE CHAMBER」>
2店舗目は「沼津クラフト」。柿田川の湧き水で作られたクラフトビールを提供。柔らかくまろやかな味わいのものから、チョコレートモルトを使ったコクのあるものまで5種類。タップから注ぐ新鮮なビールを味わえる。
店に向かいながら、沼津の街中を散策するもよし。店員さんも気さくに話してくれるそうなので、お酒を楽しみながら、おすすめスポットを教えてもらうのもいいだろう。
おすすめの過ごし方 サイクリングや温泉も
<狩野川沿いをサイクリングしても気持ちいい>
スタッフの新津さんにおすすめの過ごし方を聞くと、「宿から漁港までは自転車で20分ほどなので、沼津の街並みを感じながら、漁港で海鮮を楽しむのがいいですよ」と話してくれた。レンタサイクルは宿近隣のリバーサイドホテルで貸し出しているそうだ。
また、新津さんおすすめの海鮮料理店は、漁港内にある「にし与」だそう。「新鮮な海鮮を手頃な価格で楽しめます。おすすめはアジフライ定食。サクサクの食感がたまりません」と新津さん。
DATA
魚町蔵ノ上(うおちょう くらのうえ)
住所:静岡県沼津市魚町2
利用料金:一棟貸し切り8,000円~、清掃料2,500円
営業時間:チェックイン15時~、チェックアウト11時
駐車場:なし(近隣パーキングを利用)
問い合わせ:一般社団法人lanescape
mail:lanescape.ne@gmail.com
アクセス:沼津駅より徒歩約11分
THE CHAMBER
住所:沼津市上土町8
営業時間:7時~9時、17時~21時
定休:土日祝
沼津クラフト
住所:沼津市千本緑町2-8-10
営業時間:16時~18時(土日は20時頃まで)
定休:不定休
この記事を書いた人
静岡県富士市出身。富士市の製紙会社で働きながら、「富士山経済新聞」で地元情報を取材している。静岡県東部の商店街と銭湯、ラーメン店巡りが趣味。
伊豆 観光,伊豆 観光,伊豆観光,伊豆 旅行,伊豆 旅行,伊豆旅行,伊豆,伊豆半島,IzuLetters,イズレターズ,静岡観光,静岡,観光情報,旅,旅行,国内旅行,週末旅,週末旅行,家族旅行,撮影旅行,癒しの旅 女子旅,大人女子旅,自然,フォトジェニック,景色,風景,温泉,宿,宿泊,魚ノ蔵,沼津,クラフトビール,サイクリング
沼津駅南口から10分ほど歩いた狩野川沿いにある、沼津市魚町(うおちょう)—。かつては魚市場や問屋街があり、「伊豆の玄関口」として賑わっていた中心地だ。そんな沼津の歴史を感じることができるゲストハウス、「魚町蔵ノ上」におじゃましてきた。