【中伊豆】河津の見どころを巡る、旧天城トンネル&河津七滝めぐりのハイキング旅
2024/11/27
Wakana Tsutsumi中伊豆河津町
「河津七滝温泉」バス停から、目的にあわせてバスに乗ろう
このバス停があるエリアは町営駐車場になっており、ここに車を停めて初景滝や大滝を見に行く人が多いようだ。
しかし、初景滝から釜滝まで歩くと、登り階段が多く大変。
もっと気軽に滝を楽しめる方法は無いものか…。
そんな願いを叶えてくれるのが、河津七滝温泉バス停付近でも掲示されている「らくらく滝めぐり」。
この案内通りに「河津七滝遊歩道上入口(かわづななだるゆうほどううえいりぐち)」バス停までバスを利用すると便利だ。
河津駅方面から路線バスを利用した場合、車が通る道を横断する必要があるが、釜滝から初景滝まで楽々見学ができる。
(実際に行く際は、怪我や事故のないよう十分に気を付けていただきたい)
旧天城トンネルも観光したいという人は更にその先にある「水生地下(すいしょうちした)」バス停で降りるのが良い。
道に迷いづらいルートとはいえ軽めのハイキングのため、予め飲み物やお菓子などの準備をしておくのが吉。
天城湯ヶ島と河津町をつないだ「旧天城トンネル」
水生地下バス停から最寄りの駐車場の階段を下りて、40分程緩やかな上り坂を歩く。
所々地面がへこんでいたり、大きな石が転がっていたりするため、歩く際は要注意。
多くはないとはいえ車も通ることができる道のため、徒歩で向かう際は思わぬ事故につながらぬようにしたい。
道中には、川端康成の記念碑が設置されている。
記念碑近くの階段に苔が生えており滑りやすくなっているが、肖像画と「伊豆の踊り子」のとある場面の文章が彫られているので、近づいてぜひ見てほしい。
旧天城トンネルの中は、ひんやりと涼しい。
トンネル内は灯りのおかげで歩きやすく、話し声や足音が響き渡る様子が面白い。
「伊豆の踊り子」の世界観に浸って、トンネルを歩いてみるのはいかがだろうか。
旧天城トンネルから河津七滝遊歩道を歩く際は、国道を横断する箇所もある。
車の往来には十分注意して、七滝めぐりや旧天城トンネルをめぐる旅を楽しんでもらいたい。
実際に横断した道路。
カーブが大きく見通しはあまり良くないと感じるので、車が近くに来ていないことを確認してから渡ろう。
七滝だけじゃない、河津の滝めぐり
河津には、実は七滝以外にも滝が存在する。
この写真は、旧天城トンネルを通り抜けた先にある「二階滝(にかいだる)」。
二段になった滝がその名前の由来で、木々に遮られているところはあるが、展望台から水が落ちる様子を見ることができる。
この滝は平滑の滝(ひらなめのたき)。
七滝方面への道から外れ少し寄り道をすることにはなるが、急がない旅なら寄り道して滝を見るのも良いだろう。
近距離で見られる滝と、水の激しく流れる音にきっと驚くはずだ。
踊子歩道は、整備されてはいるものの、草木が生い茂っている自然あふれる道が続く。
平滑の滝付近は特に虫が多く居る印象だったため、虫よけスプレーや、万が一を考えて応急処置ができる装備を整えておきたい。
滝以外にも水が流れている箇所は、通り過ぎると涼しい風が吹くことも。
虫嫌いの人はもしかしたら癒しどころではないかもしれないが、普段来ることがない場所のため、こんなところもあるのかと驚きの連続だった。
平滑の滝から歩いていくと、杉が並んだ道に。
道中はトイレや休憩できる場所もあるので、安心して山歩きができるのも良いポイントだ。
踊子歩道を歩き、七滝めぐりへ
平滑の滝からしばらく歩いていくと、いよいよ七滝めぐりへ。
吊り橋は、最初はそんなに揺れないかも?と思うが、二人以上で歩くとかなり揺れる。
苦手な人はゆっくり歩くか、誰も歩いていないタイミングを狙って歩くと良いかもしれない。
実物をぜひ一度は見てもらいたいため、滝の写真は抜粋してご紹介。
釜滝は遊歩道に水がかかるほどの迫力。
河津七滝の上流にある落差22mの滝で、七滝の中では2番目に大きい。
展望台になっている行き止まりの手前でも、水しぶきが体にかかるほどの勢い。
涼しいから、水しぶきが冷たいから、と長居をしてしまうと、服がずぶ濡れになってしまうかもしれない。
初景滝は写真で見たことがあるという人も多いのではないだろうか。
七滝めぐりに来たら、「踊り子と私」の石像と初景滝をぜひ写真に収めたい。
また、初景滝と蛇滝の間の渓流では、水の中に入っている人たちと、渓流とその人たちを眺めている人たちの姿も見られた。
キャニオニングと呼ばれるアクティビティがあるようで、渓流や滝の流れに身を任せて楽しむようだ。
眺めたり、歩いたりするだけではなく、なんと入っても楽しめる河津七滝。
気になった人はぜひ調べてみてほしい。
路線バスを活用して楽しい河津の旅を!
今回は、旧天城トンネルから河津七滝を歩いた様子を紹介した。滝以外にも魅力たっぷりな河津七滝・旧天城トンネル。
路線バスや車、そして自分の足で、自然を体感してみてほしい。
(2024年11月現在)
河津七滝温泉バス停付近の駐車場は現在工事中。駐車スペースが少なくなっているため、休日を中心に混雑が予想される。
混雑を避けたい人は、河津駅や修善寺駅から路線バスに乗るのも手だ。
DATE
旧天城トンネル
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島国道411号(下田街道、天城街道)
アクセス:河津駅より、東海バス「修善寺駅」行に乗車(乗車時間45分)、「水生地下」バス停下車、徒歩約40分
修善寺駅より、東海バス「河津駅」行に乗車(乗車時間40分)、「水生地下」バス停下車、徒歩約40分
河津七滝めぐり
駐車場:河津七滝温泉バス停付近(工事中、2024年11月現在)
アクセス:河津駅より、東海バス「修善寺駅」行に乗車(乗車時間35分)、「河津七滝遊歩道上入口」バス停下車
修善寺駅より、東海バス「河津駅」行に乗車(乗車時間54分)、「河津七滝遊歩道上入口」バス停下車
この記事を書いた人
西伊豆町出身(伊東市在住)。サウナとライブ参戦のために外出するインドア派。先月行ったライブハウスで、知らない人に抱えられクラウドサーフをした。好きな食べ物は下田バーガー。
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河津駅からバスで25分、ループ橋の下をくぐった先にある滝の名所、河津七滝温泉。ループ橋を越えれば、有名な文学作品の舞台にもなった旧天城トンネルや人気演歌の歌詞にも名前が出てきた寒天橋の近くへと行くこともできるため、それぞれの作品が好きな人には嬉しい観光名所が多いのも特徴だ。
七滝めぐりは点在する7つの滝を遊歩道から眺めることが出来できる名所で、夏は避暑地として、秋は紅葉スポットとして楽しめる人気のスポットだ。
今回は、河津に来たら訪れたいスポットを、路線バスを活用してより便利に、楽しく歩ける方法を紹介したい。