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【多々戸浜】プライベートビーチ感あふれるエメラルドグリーンの海

2022/07/01
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Tomoya Tsuchiya下田市南伊豆
【多々戸浜】プライベートビーチ感あふれるエメラルドグリーンの海

多々戸浜は、全長450メートル、奥行き70メートルほどのビーチ。

太陽に照らされた海はエメラルド色に輝き、砕けた波が静かに広がっていく様子が美しい。

吉佐美エリアの他の海と同じく、海外のリゾートビーチにいるような感覚にさせてくれるし、一角に咲くハマユウも南国気分を味わわせてくれる。

海へ直行できるホテルもあり、プライベート感あふれるビーチである。また、サーフィンやマリンスポーツをする人々の間では特に有名なビーチで、ボディボード初級者からベテランサーファーまで幅広い支持を集めている。

 

両サイドのホテルから直行できるプライベート感

両サイドのホテルから直行できるプライベート感

多々戸浜

 

多々戸浜の両サイドには、ホテルが隣接している。東側には下田大和館、西側の山の上にはホテルジャパン下田が立つ。

どちらも、全室海に面したオーシャンビューの客室が人気の下田を代表するリゾートホテル。

どちらのホテルからも海に直行できるため、両ホテルの宿泊者にとってはプライベート感あふれる海となっている。

撮影している際も、どこぞの階段から、サーフボードを持った人たちがぞろぞろ出てくるのを見て、「どうなってるの?」「どういう仕組み?」と思っていたところ、どうやら下田大和館とビーチを直結する専用通路から出てきたというわけである。

筆者は近くに住んでいるため泊まるという発想はなかったが、大和館に泊まって宿からビーチへ直行できるプライベート感を味わってみたくなった(ホテルジャパン下田は会員制)。

 

秘境スポットにある白い洞窟

秘境スポットにある白い洞窟

ビーチの右端に向かって歩いてくと、岩場のところに江戸城で使われた伊豆石の石切場跡があり、ちょっとした探検気分が味わえる。

写真はそのあたりにある白い洞窟。

この中に入って海に向かって撮影すると、海外のリゾートにいるような風景の写真が撮れる。

この洞窟がフレームとなり、透き通るような海の青と、白い洞窟とのコントラストが景色を浮かび上がらせ、幻想的な雰囲気を醸し出すとともに美しさを際立たせている(写真は何年か前に撮影しに行った別のスタッフが撮影したもの)。

 

ネットでこの写真を最初に見たとき、全く知らなかったため「絶対行ってみたい!」という衝動にかられた。

早速、多々戸の浜を探し回ったが、ビーチの左側は吉佐美漁港だし、右側は岩場でそれ以上先に進めない雰囲気だったので(その時は海が荒れていて岩場に波がかかるような状態)、見つけることができないまま帰ってきた。

 

多々戸浜

後日改めて多々戸浜を訪れ、右側の岩場を散策してみた。

 

多々戸浜

この時はかなり潮が引いていたため、砂浜から岩場の裏へ。

 

多々戸浜

現在は洞窟の崩れが懸念されているため、立入禁止になっていた。

実に残念だ。

海水浴シーズン

海水浴シーズン

多々戸浜

海水浴シーズンになると、海岸の西側がサーフィンエリア、東側が遊泳エリアになる。

監視員やライフガードも常駐し、サマーベッドやパラソル、ボディボードのレンタルや食事処、更衣室にコインシャワー(温水)など、設備が充実。

美しい海で水遊びをするもよし、白い砂浜でゆったり日光浴をするもよし、家族でシュノーケリングを体験するもよし。子ども連れの家族も安心して楽しめるビーチだ。

近隣にはサーフショップがあり、アイテムのレンタルやサーフィン体験もできるため、サーフィンデビューにピッタリの海岸でもある。

例えば、子ども連れの旅行で、特別な体験をさせてあげたいということであれば、多々戸でのサーフィン体験はおすすめだ。

筆者は20年以上サーフィンとご無沙汰しているが、あらためてサーフィンをやるならここ多々戸浜で再デビューしたい(その際は、丘サーファーである後輩も連れて行こう)。

吉佐美エリアで最も人気のサーフスポット

吉佐美エリアで最も人気のサーフスポット

多々戸浜

 

多々戸浜

多々戸浜は、地形も比較的安定してコンスタントに波があり、多くのサーファーが訪れる。

初級者からベテランまで幅広い支持を集めており、サーフィンの全国大会等も行なわれ、2020年の東京五輪・サーフィン競技会場の誘致も行なっている。

波のサイズが大きくなれば別だが、遠浅でやさしい波のブレイクは、初心者サーファーでもサーフィンがしやすい環境。

また、年間を通じて利用可能な温水シャワーも充実しているため、サーフィンやマリンスポーツを楽しむ方には大変嬉しい環境だ。

サーファーに大人気なのもうなずける。

多々戸浜でサーフィンをするときに気をつけたいローカルルールは、海岸から見て左側がロングボード、 右側がショートボードとエリアが決まっていること。

空いているからといって違うエリアでサーフィンをするのはバッドマナーとなるため注意が必要だ。

また、当然共通するルールやマナーも守る必要がある(筆者は若かりし頃、前乗りしたら怒られた経験があるため注意が必要)。

多々戸での思い出

多々戸での思い出

結論から言うと、筆者は多々戸の海に撮影用カメラを落としてしまったことがある。

叔父の船に乗り、多々戸浜を撮影している最中、手が滑ってしまったのだ。

落とした時は、多々戸の海の限りなく透明に近いブルー以上のブルー(憂鬱)を感じた。

そして、多々戸の海はグレーに見えた。

季節は冬であり、そのまま飛び込む勇気もなかったため、叔父に数十年前のウエットスーツを借り、落としてしばらくしてから海に潜った。

しかし、波が荒かったこともあり水中は全く見えない。加えて、古いウエットスーツなので海水が入りまくり極寒状態。

カメラは見つからず、落胆し帰路につく。

 

翌日、後輩とともに海に潜ることを計画。編集長も同行することとなった。

幸い、丘サーファーの後輩は、最新のウエットスーツを2着持っていたため、筆者は1着を借り2人で潜る。

やはり、最新のウエットスーツは数十年前のものと比べ非常に暖かく、疲れは別として、寒さを感じることなく潜ることができた。

しかし、この日も波は荒く、水中も見えにくい。

冷静に考えれば分かることだが、落とした日は、海がかなり荒れていたため、カメラは流されているに決まっている。

そんなことを考える余裕もなく必死に探した。

浜の方から、編集長の怒号が。「もういいから戻ってこい!!」。

 

当然カメラは見つからず、2人で落胆しながらコインシャワーを利用。

まさかサーフィンをやらない筆者が、ここの温水シャワーを利用することになるとは思ってもみなかった(しみじみ、設備が充実していることを実感)。

サーファーが海辺でウクレレを弾いていたが、その音色は切なく、愁いを帯びていた……。

 

 

 

そんな設備も充実している多々戸浜へ、今年の夏には是非。

多々戸浜の基本情報

多々戸浜の基本情報

住所:静岡県下田市吉佐美47
水質・ビーチの規模: AA / 浜の長さ・・・450M 奥行き・・・70M
駐車場:110台・2,000円/1日 8:00~17:00
開設時間:8:00~16:00
サーフィンエリア:あり。海水浴エリアと分かれている。
トイレ:あり
シャワー:有料(300円)年間通して利用できる。
更衣室:なし
TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)
URL: https://www.shimoda-city.info/tatado

アクセス:伊豆急下田駅より東海バスで約7分、「多々戸」バス停下車 徒歩約3分

 

 

 

この記事を書いた人

Tomoya Tsuchiya

南伊豆町在住。"「Izu Letters」編集部のトラベルフォトグラファー。 SNS総フォロワー20万人以上のインフルエンサー。"になりたいと思っている。
最近、ドローン担当の後輩の下剋上が激しいため、どうやって距離をおこうか考案中。

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