COLUMN

【伊豆テディベア・ミュージアム】テディベアにかこまれたメルヘンの世界に癒される

2024/04/26
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Akari Enomoto伊東市東伊豆
【伊豆テディベア・ミュージアム】テディベアにかこまれたメルヘンの世界に癒される

幼少期、家族からテディベアのぬいぐるみをプレゼントされた経験がある方も多いのではないでしょうか。

伊東市にある「伊豆テディベア・ミュージアム」は、テディベアの歴史と文化を紹介するぬいぐるみの博物館。

アンティークベアや世界のテディベア・アーティストたちの限定作品を中心に数多くのテディベアを常時展示しています。

 

テディベアにかこまれたメルヘンの世界をご紹介します。

伊豆テディベア・ミュージアムとは

伊豆テディベア・ミュージアムとは

静岡県伊東市と栃木県那須町の2施設あるテディベア・ミュージアムは「日本におけるテディベアの故郷にしよう」という思いから設立されています。

特に、伊豆テディベア・ミュージアムは1904年にドイツのシュタイフ社が手掛けた「テディガール」を展示していて、その持ち主であった故ボブ・ヘンダーソン英国陸軍大佐の精神を尊重し、『こころの支えを必要としている人々にテディベアを贈る運動 =Good Bear of the World』の輪を広めることを目指しているそうです。

 

ヘンダーソン大佐は幼い頃からテディガールとともに過ごし、戦地に同行させるほど、テディガールが大きな存在であったように、テディベアの持つ癒しの力を感じることができる施設となっています。

館内のいたるところでテディベアがお出迎えしてくれるので、まさに「テディベアの家」。

生き生きとしたテディベアの表情をじっくりと観察してください。

貴重なテディベアの数々が展示された博物館

貴重なテディベアの数々が展示された博物館

まずは国内外のさまざまなコレクションを展示している展示館へ向かいましょう。

入口では、大きなテディベアが「ようこそ!テディベア・ミュージアムへ!」と日本語、英語など複数の言語でお出迎えしてくれます。

 

開館の所以でもあるテディガールや1900年初期からアメリカやドイツ、イギリスなど、各国で作られた貴重なテディベアが展示されています。

どの子も100年の月日が経過しているとは思えないほど綺麗な保存状態で、持ち主や伊豆テディベア・ミュージアムで大切にされてきたことがうかがえます。

 

その他にも、遊園地で遊ぶテディベアや列車で食事を楽しむ様子など、ドラマチックな世界観と素敵なお洋服に身を包んだテディベアを見ることができます。

 

アメリカ開拓時代の工場を再現した「テディベア ファクトリー」では、甲斐甲斐しく働くテディベアたちが展示されていて、棚から本を探したり、裁縫をしたりと動くテディベアたちに目が奪われてしまいます。

 

このほかにも、アンティークベアも数多く展示されているので、ぜひお気に入りのテディベアを探してみてはいかがでしょうか。

 

展示館から2階へと上っていくと、特別企画展「となりのトトロのぬいぐるみ展パート3」が開催されています。

大きなクスノキの中でめいちゃんと出会うシーンや手押しポンプで洗濯をするシーンなど、映画のワンシーンをぬいぐるみで再現した複数のセットが展示されています。

 

奥に進むと大きな猫バスもお出迎えしてくれるので、ふわふわの猫バスの触り心地を体験してください。

フォトスタンドも設置されているので、ぜひ写真撮影もお忘れなく!

テディベア・ファクトリーで大人気のぬいぐるみづくり!

テディベア・ファクトリーで大人気のぬいぐるみづくり!

猫バスを進んでいくと、ワークショップ「テディベア・ファクトリー」に到着します。

こちらでは、スタッフの方々がぬいぐるみづくりに取り組む様子や予約制でテディベアかトトロのぬいぐるみづくりに参加することができます。

 

10時、13時、15時の3回(最大人数12名)開催されて、制作時間は約60分。

とっても人気なワークショップなので、事前予約もおすすめです。

◆予約はこちら

 

どちらのぬいぐるみを選んでも同じ回で説明を受けられるので、お友達や家族、恋人と一緒に参加できるのも嬉しいポイント。

 

まずは、ワゴンから作りたいぬいぐるみを選びます。

テディベアは3種類のお顔から3色ずつ選ぶことができるので、どの子にしようかな…。

今回は一番人気のメロディちゃんを作ることにしました。

 

ぬいぐるみが決まったら、ぬいぐるみに着せるお洋服(Tシャツorエプロン)を選びます。

トトロのぬいぐるみを選んだ方は、葉っぱや手に持たせるパーツを選ぶことができます。

今日のお洋服にあわせてストライプのエプロンにしようかな…。

 

お洋服が決まったら、いよいよぬいぐるみづくりがスタート。

はじめに、ぬいぐるみにペレットと綿を詰めて、形を整えていきます。

基本的にぬいぐるみづくりでは、綿を詰める作業が主になり、ぬいぐるみの触り心地や重さ、そして、何より見た目に関わっています。

お手本で飾られているテディベアたちは大体220グラムの綿が入っていますが、硬めの触り心地がお好みの方は綿のおかわりも自由。

綿が足りなくなったらスタッフの方に声をかけましょう。

 

耳や手足など細い部分に均等に綿を詰めていくのは少し苦戦しますが、作業台に用意してもらっている棒などを使って、すみずみまで行きわたらせます。

 

綿が詰め終わったら、背中にある綿詰め口を縫製します。

縫製方法は大きな模型で説明してもらえますし、背中の縫製が難しい方はスタッフの方のサポートも受けられるので、手先が不器用な方でも安心ですよ。