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【西伊豆・土肥】「世界一の花時計」がリニューアル。公園内に新設の「テラッセオレンジトイ」も楽しむ

2026/07/22
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Nazugrass中伊豆伊豆市
【西伊豆・土肥】「世界一の花時計」がリニューアル。公園内に新設の「テラッセオレンジトイ」も楽しむ

静岡県の西伊豆エリアの海沿いにある「松原公園」が、2024年にリニューアルオープンしました。

公園内には、その大きさでギネス登録された「世界一の花時計」があり、今回のリニューアルで花時計も新たに生まれ変わりました。

今回は、「松原公園」で新たな姿を見せてくれる「世界一の花時計」と、新設された施設「テラッセオレンジトイ」をご紹介します。

西伊豆の海沿いにある「松原公園」。そのシンボル「世界一の花時計」

西伊豆の海沿いにある「松原公園」。そのシンボル「世界一の花時計」

「松原公園」は、西伊豆エリア・伊豆市土肥の海沿いにある公園です。樹齢400年以上の松の木が100本ほど立ち並ぶ公園内には、土肥にゆかりのある歌人・若山牧水や島木赤彦の歌碑や彫刻などがあり、その先には砂浜が広がります。ダイナミックな駿河湾の水平線に沈む夕陽は、思わず息をのむ美しさ。一年を通して見ることができる絶景は、波の音とともに、大自然に包まれるような穏やかなひとときを与えてくれます。

 

夏には、公園内の特設会場で、西伊豆最大のサマーイベント「土肥サマーフェスティバル海上花火大会」が開催されます。例年、各日約2000発の趣向を凝らした花火が打ち上げられる、迫力満点の花火大会です。

冬には、早咲きの桜として知られる「土肥桜」を楽しめる「土肥桜まつり」が芝生広場で開催されます。

 

そんな、季節を楽しみながら潮の香りを感じられる公園にあるシンボルが、「世界一の花時計」です。

「花時計」全体の大きさはそのままに、スタイリッシュで洗練された雰囲気に

「花時計」全体の大きさはそのままに、スタイリッシュで洗練された雰囲気に

「世界一の花時計」は、1991年に完成し、翌年1992年にギネスブックに「世界最大の花時計」として認定されました。

リニューアル前は、直径31メートル、長針の長さ12.5メートル、短針の長さが8.8メートルの大きさで、時計の盤面部分は海をイメージしたブルー系のタイルが敷き詰められたデザインでした。その圧倒的なサイズと、時計を縁取るように咲き誇る花々の美しさが、地元の人や観光客を楽しませていました。

 

2024年、松原公園の園内整備にともなってリニューアルした現在の「花時計」も、また新しい魅力があふれるデザインになりました。

全体の圧倒的なサイズは変わらずそのままに、ブルー系のタイルだった部分は、花時計の周囲に立ち並ぶ松林や芝生広場に溶け込むような、落ち着いたベージュ系の「インターロッキング」という素足にやさしい素材に入れ替え、デザインもスタイリッシュで現代的なイメージにブラッシュアップされました。

花時計を縁取っていた花壇は、中央1か所に。大きな長針と秒針は役目を終え、デジタル化されました。夜間のライトアップも始まり、夜もやさしい明かりが灯る花時計という新しい見どころが生まれています。

花時計の中央部分の花壇には、リニューアル時に「土肥こども園」の園児たちが花を植えたそう。花時計の真ん中で花が咲き誇る様子は、まるで子どもたちの笑顔があふれるようで、温かくほっこりした気持ちになれます。

 

「世界一の花時計」のギネス登録はリニューアル後も維持されており、変わらず土肥の観光スポットのひとつとして地域を華やかに彩っています。

 

松原公園 遊歩道

 

花時計の周囲には木製の「健康歩道」が設置されていて、歩きやすいよう配慮されているのも嬉しいポイントです。

遊歩道の終点は、園内の新しい施設「テラッセオレンジトイ」の足湯へと繋がっているので、海を眺めながらゆったりと旅の疲れを癒すことも。

遊歩道は夕暮れにライトアップされるので、オレンジ色に染まっていく土肥の海と風を肌で感じながら、静かな散策に赴くのも素敵ですね。

 

テラッセオレンジトイ 足湯

 

公園内に新設の「テラッセオレンジトイ」。観光施設の魅力はもちろん、防災施設の役割も

公園内に新設の「テラッセオレンジトイ」。観光施設の魅力はもちろん、防災施設の役割も

松原公園全体のリニューアルにより、防災と観光を兼ねた全国初の津波避難複合施設が新設されました。

その名も「テラッセ オレンジ トイ」。

4階建ての「テラッセオレンジトイ」は、土肥の特産品を販売するショップをはじめ、カフェや食事処、土肥の眺望を楽しめる吹き抜けのフリースペースや展望フロアなどがある複合的施設です。

また、観光施設としての新たな魅力だけでなく、海沿いのまちならではの安全も与えてくれます。

 

この施設は、土肥エリアが2018年に津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン)に指定されたのを受け、観光のまちである土肥に住む皆さんが話し合い、『観光と防災を複合的に、ポジティブに捉えて発展させていこう』と想いを込めて官民連携で作り上げました。

18.8メートルの4階建て、3階以上は海抜14メートル以上となっています。約1,230人分の避難スペースがあり、津波の最大想定10メートルを上回る高さへの避難を可能としています。水や食料、簡易トイレや非常用発電機などの防災備品も備え、避難階段は観光客でも一目でわかるように建物外周に配置するなどの細やかな配慮がなされています。

松原と駿河湾の壮大な景観を楽しみながら、いざという時の安心も確保してくれる、訪れる人たちにやさしく寄り添ってくれる場所になっています。

 

「テラッセオレンジトイ」は、ビーチと松原公園の間に建設されたので、駿河湾へつながる「門」のようなイメージもあるそうで、大自然と構造物が融合した新たな松原の風景を創り出していて、新たな写真映えスポットとしてもぴったりですね。

 

また、公募で選ばれたこの施設の名称には、土肥を愛する人たちの想いが詰まっています。

「Terrasse(テラッセ)」は、絶景を楽しめるテラス、災害時には灯台のように生命を守り照らせる、伊豆市の観光や未来を照らせるという意味が込められています。「Orange(オレンジ)」には、土肥の海に映る美しい夕陽、全国初のオレンジゾーン施設、土肥の名産であるミカンの暖かいイメージが。「toi(トイ)」には、「土肥」だけでなく、ヨーロッパのおまじない「toi toi toi(トイトイトイ)」で幸運を祈る、応援するという意味があります。

ひらがな表記すると「てらっせ」は、土肥の方言の「こらっしゃー(来なよ)」や「おらっち(私の家)」と響きが似ていることから、「私たちの土肥にいらっしゃい」、「地元の人からも親しまれるように」といった思いも込められています。

 

「テラッセオレンジトイ」の背景を知ると、土肥の人たちの地元への思いに触れるようで、人の温かさを感じられるような気がしますね。

 

テラッセオレンジトイ 入口

 

「テラッセオレンジトイ」で楽しむ、土肥の特産市やカフェ、食事。展望フロアからは美しい土肥の絶景も

「テラッセオレンジトイ」で楽しむ、土肥の特産市やカフェ、食事。展望フロアからは美しい土肥の絶景も

ここでは、「テラッセオレンジトイ」で楽しめるお店や絶景を見られる場所などをご紹介していきますね。

 

1階にある土肥特産市「ありがとう」は、地元の新鮮な野菜や、干物・かまぼこなどの魚介類の加工品、地酒などを販売しています。わさびやしいたけ、白ビワといった土肥の特産品も買えるので、土肥らしい旅のお土産を買うのにおすすめのお店です。

 

テラッセオレンジトイ 土肥特産市「ありがとう」

 

テラッセオレンジトイ 「マジックアワーカフェPorto 101」

 

同じく1階にあるカフェ「マジックアワーカフェPorto 101」は、「伊豆牛乳」や「君だけプリン」で知られる大木乳業が運営しているカフェです。色とりどりのソフトクリームや手作りのパンを使用したサンドイッチを楽しめますよ。また、土肥では唯一となるモーニングメニューもあります。土肥の海を見ながら、ゆったりと朝食をとってみるのもいいですね。

 

カフェメニュー

 

テラッセオレンジトイ 吹き抜けスペース

 

2階は、吹き抜けのフリースペースになっています。ベンチが設置してあるので、腰掛けてひと息ついたり、ゆっくりと眺望を楽しんだりも。日陰にもなるので、陽射しが強い日や蒸し暑いときに利用すると、風が通って涼しく過ごせますね。

 

テラッセオレンジトイ 食事処「ありがとう」

 

3階にあるのは、地域の食材を楽しめる飲食店「海と夕陽を奏でる食事処 ありがとう」。季節の地魚や地物、希少な土肥産の本わさびを使った料理を中心に、創作料理なども提供しています。地魚海鮮丼や「土肥わさび丼」、地魚刺身定食、にぎり寿司など、土肥の美味しさを味わえるメニューが充実しているのも嬉しいポイントですね。

テーブル席のほかに、海を目の前に臨めるカウンター席もあるので、土肥の景色を眺めながら山海の恵みを楽しめますよ。

また、夕方17時30分からはバー&レストランになるので、夕暮れから夜へと変わっていく美しい景色「マジックアワー」や、洋酒や地酒類など、お酒をさらに楽しみたい人におすすめです。

 

食事処「ありがとう」席

 

テラッセオレンジトイ 4階テラス席

 

4階は、自由に使えるテラス席になっています。旅のひと休みに絶景をぼんやりと眺めながら、ゆっくりと過ごす時間を満喫したい人におすすめですよ。

近隣の観光スポット

花時計のある「松原公園」の近隣には、ほかにもぜひ訪れてほしい観光スポットがあるので、いくつかご紹介しますね。

 

・土肥海水浴場(といかいすいよくじょう)

 

トイ海水浴場

 

今回ご紹介した「松原公園」から徒歩約4分のところにある、西伊豆エリア最大の海水浴場です。

松林と芝生の緑が映える弓状のビーチが有名で、波が静かな遠浅の海で水質も良好なので、毎年たくさんの海水浴客で賑わっています。

こちらの記事もぜひ参考に

【土肥海水浴場】西伊豆エリア最大の海水浴場。松林と芝生の緑が映える弓状のビーチ

https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=253

 

・土肥温泉(といおんせん)

 

土肥温泉

 

土肥といえば温泉のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。共同浴場や足湯などを楽しめるスポットがありますよ。

こちらの記事もぜひ参考に

【土肥温泉】庶民的な宿からハイクラス宿まで。富士山も夕陽も見える温泉地

https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=39

 

・土肥金山(といきんざん)

 

土肥金山

 

「松原公園」から徒歩5分ほどの場所にある「土肥金山」は、金山の坑道見学や砂金採り体験など、金にまつわる展示やグッズも楽しめる観光スポットです。

こちらの記事もぜひ参考に

土肥金山で楽しむ歴史と体験!伊豆旅行の新たな魅力

https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=551

 

・恋人岬(こいびとみさき)

 

恋人岬

 

「松原公園」から車で15分ほどの場所にある「恋人岬」は、「誓いの鐘」がある愛の聖地として知られています。西伊豆の海や富士山を臨む眺望も人気の理由です。

こちらの記事もぜひ参考に

愛の聖地「西伊豆・恋人岬」完全ガイド|誓いの鐘・富士山・夕陽の絶景

https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=85

 

 

今回は、西伊豆・土肥にある「松原公園」、「世界一の花時計」、「テラッセオレンジトイ」をご紹介しました。

土肥の美しい景色に心を震わせ、まちを愛する人たちの温かみを感じながら、地物の美味しい山海の恵みを味わう旅。足湯や温泉も安らぎのひとときを与えてくれます。

ぜひ一度、魅力あふれる土肥の地へ、訪れてみてはいかがでしょうか。

松原公園の基本情報

松原公園(まつばらこうえん)

 

住所:静岡県伊豆市土肥2657-6 (「世界一の花時計」、「テラッセオレンジトイ」は公園敷地内)

 

「テラッセオレンジトイ」の営業時間

「土肥特産市ありがとう」9:00~17:00(年中無休/夏季繁忙期は延長営業)

「マジックアワーカフェPorto 101」8:00~17:00(季節により変動/年中無休)

「海と夕日を奏でる食事処ありがとう」ランチ11:00~15:00(ラストオーダー14:00)/ディナー17:30~21:00(ラストオーダー20:00)/年中無休/天候等による休業の場合あり(貸切の場合あり)

 

駐車場:あり 「松原公園駐車場」入庫後120分無料。120分を超えるごとに60分300円、当日1日最大1,200円。夏季は当日1回1,200円。

 

アクセス

<電車・バス>伊豆箱根鉄道「三島駅」から「修善寺」行に乗車(約36分)、東海バス「修善寺駅」バス停から「松崎」行に乗車(約50分)、「土肥温泉」バス停下車、徒歩すぐ。

<車>東名高速道路:「東名沼津IC」から国道1号線経由で国道136号線へ出て伊豆縦貫道へ進み、「月ヶ瀬IC」より再び国道136線へ、舩原峠を過ぎ、土肥温泉へ。新東名高速道路:「沼津・長泉IC」を降りて伊豆縦貫道へ進み、「月ヶ瀬IC」より国道136号線へ、舩原峠を過ぎ、土肥温泉へ。

 

 

 
 

 

この記事を書いた人

Nazugrass

静岡県東部エリア在住。「Izu Letters」ライター。美術館や神社仏閣を訪れたり、きれいな風景を写真に撮ったりするのが好き。家にいるときは推しの舞台や配信を観ている。ひとりでまったり和めるカフェを探し中。

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