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【恋人岬】永遠の愛が叶う?! 駿河湾と富士山を望む絶景パワーポット

2022/02/18
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Ryoko Kawada伊豆市西伊豆
【恋人岬】永遠の愛が叶う?! 駿河湾と富士山を望む絶景パワーポット

恋人岬

 

駿河湾フェリーの土肥港から車で約10分、伊豆市小下田にある「恋人岬」。天気が良い日は、海の向こうに富士山を眺めることもできる絶景スポットだ。恋人岬の名前にちなみ、バス停の形はハート形になっている。岬の先端へは遊歩道とボードウォークが整備されており、景色を眺めながらゆったりと進むことができる。展望デッキにある「愛の鐘」は、愛しい人の名前を呼びながら3回鳴らすと愛が実ると言われている。

「福太郎」と「およね」の伝説

「福太郎」と「およね」の伝説

恋人岬の名前の由来となったのは、この地に伝わる「福太郎」と「およね」の恋物語。惹かれ合いながらも事情があり遠く離れて暮らしていた二人。ある日神様がおよねの元に現れ2つの鐘を渡し、その鐘を二人で一つずつ持ち合った。福太郎が漁船で沖を通る際に、およねが岬に立ち、お互いに3回ずつ鐘を鳴らして愛を確かめ合い、ついに結ばれて幸せに暮らしたそう。
展望デッキには「愛の鐘」と「アモーレ像」があり、写真を撮るための台座も設置されているなど、カップルへの心遣いが嬉しい。展望デッキの手前には「金の鐘」があり、これはグアム島の恋人岬と姉妹提携した記念に贈られたもの。はるか遠く、海でつながるグアム島を思いながら鳴らしてみよう。

「恋人宣言証明書」をもらおう

「恋人宣言証明書」をもらおう

遊歩道入口にある「恋人岬ステラハウス」では、かわいい“ちび猫ちゃん”が出迎えてくれる。多くの方に愛された名物ねこ店長“らぶにゃん”は2022年1月16日に永眠。数日間お別れ会場が開かれ、多くの方からお花やメッセージが送られた。らぶにゃん日記に引き続き、ちび猫ちゃん日記もブログとTwitterでほぼ毎日更新されている。愛らしいちび猫ちゃんの姿にほっこりしてしまう。
お土産や地元野菜の販売、カフェも併設されているので、展望デッキから帰ってきたあとに、ひと休みするのにおすすめ。お土産には、卵の黄身だけを使った濃厚な味わいの「君だけプリン」が人気だ。
カップルで訪れた人には「恋人宣言証明書」(500円)を発行してもらえ、二人が結婚すると祝電が届くなどの特典もある。花のサイプライズプレゼントも用意してもらえるので(有料)、記念日やプロポーズの演出にしてみては。さらに、恋人岬では結婚式を挙げることができるので、プロポーズが成功したら結婚式をここで挙げると想い出深い場所になるに違いない。

土肥桜や白びわなど季節ごとの楽しみも

土肥桜や白びわなど季節ごとの楽しみも

冬から春にかけては富士山が特に美しくに見える。1月下旬~2月上旬頃には早咲きの土肥桜に彩られ、さらに華やかで美しい景色に。5月下旬~6月上旬頃は第1駐車場近くの恋人岬白びわ園で、白びわ狩りを楽しむことができる。白びわは土肥地区にしかない稀少品種。果肉が白っぽく、甘みと酸味のバランスが絶妙で風味豊か。ほとんど市場に出回らないため、幻のびわと言われている。

「恋人岬」という名称から、カップル以外の人は躊躇しがちかもしれないが、家族でも仲間同士でも、一人でも、存分に楽しめるスポット。雄大な絶景を望むウォーキング気分で気軽に訪れてみよう。

 

恋人岬白びわ

収穫時期には恋人岬ステラハウスでも販売される白びわ

恋人岬の基本情報

恋人岬(こいびとみさき)
住所:静岡県伊豆市小下田3135-7

アクセス:伊豆箱根鉄道 修善寺駅より東海バス「松崎」行に乗車(乗車時間67分)、「恋人岬」バス停下車すぐ

TEL:0558-99-0270(恋人岬ステラハウス)
URL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2528

 

 

この記事を書いた人

Ryoko Kawada

福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。

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