【西伊豆町】レトロな雰囲気漂うバス案内所を宿泊施設に
2023/12/22
Mao Harada西伊豆西伊豆町
西伊豆町に2023年11月、バス案内所とバスを一体的にリノベーションした宿泊施設「ばすてい」がオープンしました。
「バスと過ごす」をコンセプトにした新たな施設についてご紹介していきます。
「バスにステイ」できる施設がオープン
周囲を海と山に囲まれ、のどかな雰囲気漂う西伊豆町宇久須。
海水浴場や温泉、ガラス工房などの観光スポットもある場所です。
木造の建物が多く残り、レトロさを感じさせる町並みのなかに、今回ご紹介する宿泊施設「ばすてい」があります。
「ばすてい」はバス案内所とバス車両が一体型になった、全国的に見ても数少ない施設。
「バスと過ごす(ステイ)」というコンセプトから、「ばすてい」と名付けられたのだそうです。
築73年のバス案内所は「宇久須駅」と呼ばれ、長年にわたり地元住民に親しまれてきました。
かつては鉄道との直通乗車券も販売していたそうです。
「東海自動車 宇久須駅」という木彫りの看板には年季が入っていて、歴史を感じさせます。
2022年3月にその役目を終え、この古民家である建物の良さを活かしたいという思いから、宿泊施設へと生まれ変わりました。
築73年の旧案内所をリノベーション
ではさっそく、気になる案内所の中をのぞいてみましょう。
当時の雰囲気を残しつつ、綺麗にリノベーションされています。
待合室だった場所はダイニングルームに。
バスの待ち時間に腰かける木のベンチに座り、食事ができます。
案内所のカウンターと事務室は、広々としたキッチンスペースに。
備え付けの調理器具もあり自由に使用できます。
倉庫として使用されていた部屋は、ベッドルームへ。
シングルベッド2台のツインルームは落ち着いた照明が配置され、ゆったり寛ぐことができそうです。
また、バスの待ち時間に読書を楽しんでもらうため置かれていた本棚も復元。
並んでいる本の中には、東海バスがモデルになった絵本もあります。
いろいろ手に取ってみるのも楽しそうですね。
バス車両でここでしかできない体験を
旧案内所のすぐ真横には、2023年4月まで伊豆半島の沼津・三島などを走っていた「いすゞ・ジャーニー」が停まっています。バス1台が目の前にあるとやっぱり迫力がありますね。
中に入ってみると、本物の運転席がそのままに…!
実際に座ってハンドルを握ったり、行先表示ボタンを操作したりできます。
バスファンには堪らないのではないでしょうか。
つい押したくなってしまう降車用の押しボタンも。心ゆくまで何度でも押すことができます。
さらに、バスの座席部分にはベッドが3台と座席を向かい合わせたボックス席があります。
バスで寝るなんてワクワクしますね。
海の幸が味わる食材セットも
事前の予約で、海や山で獲れた食材セットを注文することができます。
地域の民宿が協力し準備してくれる、嬉しいセットです。
ご家族や仲間でわいわい楽しみながら、キッチンで調理し味わう時間も楽しそうです。
西伊豆の歴史あるバス案内所とバス車両そのものを、思う存分楽しむことができる宿泊施設「ばすてい」。
バスファンの方々はもちろん、ご家族や仲間で、ここでしか体験できない思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
ばすていの基本情報
ばすてい
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須249-2
利用料金:1棟1泊34,000円(税込)~ 食材セットは別途料金
営業時間:チェックイン15時から/チェックアウト10時まで
駐車場:1台
URL:https://www.tokaibus.jp/business/bustay.html
アクセス:
三島駅より東海バス「特急 松崎」行きに乗車(乗車時間90分)、「BP(バイパス)宇久須」バス停下車徒歩4分
修善寺駅より東海バス「快速 松崎」行きに乗車(乗車時間70分)、「宇久須」バス停下車正面
この記事を書いた人
静岡県富士市出身。富士市の製紙会社で働きながら、「富士山経済新聞」で地元情報を取材している。静岡県東部の商店街と銭湯、ラーメン店巡りが趣味。
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西伊豆町に2023年11月、バス案内所とバスを一体的にリノベーションした宿泊施設「ばすてい」がオープンしました。
「バスと過ごす」をコンセプトにした新たな施設についてご紹介していきます。