【浄蓮の滝】力強さに圧倒!日々の疲れを吹き飛ばす浄蓮の滝
2022/02/25
Akari Enomoto中伊豆伊豆市
「浄蓮の滝(じょうれんのたき)」は木々が生い茂る天城の山にある。高さ約25m、幅約7mの大きな滝で「日本の滝100選」にも選ばれている。遊歩道を下り、滝に近づくと、その力強さに圧倒される。日常の疲れを吹き飛ばしてくれるような勢いだ。滝の飛沫がミスト状に広がり、夏でもひんやりと涼しい場所。(写真提供:伊豆市)
あの有名な「天城越え」の譜面が書かれた碑には苔がびっしりと生えており、なんとも味わい深い。実はちょっぴり怖い「女郎蜘蛛伝説(じょろうぐもでんせつ)」が残る地でもある。雄大な自然を感じたい方はもちろんのこと、妖怪好きの方にも必見なのだ。
柱状節理や浄蓮の滝近くのわさび田
滝が流れる崖は玄武岩(げんぶがん)という火山岩の一種。滝からまわりに目を向けると、溶岩が冷えて収縮するときにできる柱状の岩「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」や、崖に群生する天然記念物「ハイコモチシダ」を見ることができる。
天然記念物だからそんなに生えていないだろうと思っていた筆者は、わさわさと茂っている様子に驚いてしまった。(写真提供:伊豆市)
滝の近くにはわさび沢もあり、栽培しているところを間近に見ることができる。このわさび沢は滝の下からの湧水を利用しており、自然や水の豊かさをこの場所だけで体感できるだろう。(写真提供:伊豆市)
いつでも釣りが楽しめる
「天城国際鱒釣場(あまぎこくさいますつりじょう)」では、いつでもニジマスやアマゴ釣りができる。釣り竿の貸し出しや餌(イクラやブドウ虫)、お持ち帰り用の発泡スチロールの販売もしているので、気軽に楽しめる。釣った魚はその場で食べられるので、ぜひ頑張って釣ってほしい。
浄蓮の滝を眺めながら自分の釣った魚を食べる。なんて贅沢なのだろう。学生のときに家族で訪れ釣りをしたが、筆者は枝しか釣ることができなかった。そのときは祖母が筆者の分まで釣って食べさせてくれたが、次こそは自分の手で釣りあげた魚を食べてみたいものだ。(写真提供:伊豆市)
展望デッキも整備されている
背の高い木々に覆われた浄蓮の滝は、以前まで駐車場から見ることができず、階段状の遊歩道を降りなくてはならなかった。車いすの方や足の不自由な方は滝を見ることを断念せざるを得なかったのだが、2020(令和2)年春に駐車場の先に展望デッキが整備された。
駐車場から高低差がなく、車いすの方も安心して進むことができるようになった。小さなお子さま連れにも嬉しいポイントだ。家族みんなで滝の雄大さを感じてほしい。
浄蓮の滝の基本情報
浄蓮の滝(じょうれんのたき)
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島 892-14
TEL:0558-85-1125
URL:http://www.j-taki.com/
駐車場:あり(無料)
アクセス:伊豆箱根鉄道 修善寺駅より東海バスで40分。「浄蓮の滝」下車
この記事を書いた人
河津町在住。「Izu Letters」編集担当。大の猫好き。趣味は伊豆のオシャレなカフェめぐりと言いたいところだが、休日はだいたいお昼まで寝ている。最近、早起きをして行ったカフェは、伊豆高原にある「ねこカフェ にゃおん」。
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「浄蓮の滝(じょうれんのたき)」は木々が生い茂る天城の山にある。高さ約25m、幅約7mの大きな滝で「日本の滝100選」にも選ばれている。遊歩道を下り、滝に近づくと、その力強さに圧倒される。日常の疲れを吹き飛ばしてくれるような勢いだ。滝の飛沫がミスト状に広がり、夏でもひんやりと涼しい場所。