サイクリング体験に必要なものは?服装は?
「MERIDA X BASE」内の売店ではしゃぐ「先輩T」
「MERIDA X BASE」でサイクリング体験をするにあたり、自転車やヘルメット等の必需品は基本的にすべてレンタルできるため、必要なものは特にない。
ただし、カメラや貴重品等を持ち歩きたい場合はリュックサック等の背負えるタイプの荷物入れを用意しよう。リュック等を忘れてしまった場合でも、「MERIDA X BASE」内の売店で購入することができる。また、サイクリング中はたくさん汗をかくので、汗拭きタオルやスポーツドリンク等の水分を忘れずに用意しよう。
服装については、筆者達は動きやすいジャージ等の服装であったが、自転車の種類によってはお尻の部分にパッドのついたサイクルパンツ等のサイクルウェアの使用もおすすめ。サイクルウェアは基本的に吸汗速乾性の高い素材で作られており、快適にサイクリングが行えるため、本格的なサイクリング体験をしたい人はあらかじめ用意することをおすすめする。もちろんサイクルウェアについても、「MERIDA X BASE」内の売店で購入することができる。
筆者の体験談
今回ガイドをしてくれるのは「MERIDA X BASE」のスタッフ「村井杏寿沙(むらいあずさ)」さん。本日は彼女と筆者、そして先輩Tによる「E-BIKEガイドツアー」の体験をお伝えする。
まず、「MERIDA X BASE」で乗車する自転車を選ばせていただいた。ここでは展示されている自転車はどれもレンタル可能とのこと。中には100万円を超える高価なロードバイクもあり、「この高いのにする!」と小学生のように興奮する先輩Tであったが、「普段足トレをサボっている“チキンレッグ(足トレをしない貧弱な足)ニキ”が何を言ってるんだ。自転車を20年以上乗っていない40歳越えのおじさんは無理しないで初心者でも優しいモデルがいいと思いますよ!」と先輩T(以降は“チキンレッグニキ”と言う)を説得し、今回は2人でともにE-BIKEをレンタルすることにした。後にこの選択がチキンレッグニキ先輩だでなく著者にも大正解であったことに気づく。
先輩だけでなく、100万円以上するロードバイクを見てもれなく大興奮の筆者
使用する自転車を選んだあとは、E-BIKEの操作についてレクチャーを受け、今回体験するガイドツアーのコースを村井さんと相談して決めた。今回は彼女がおすすめする沼津内浦方面へのサイクリングコースとなった。
早速筆者達はE-BIKEに乗り込み、村井さんとともにサイクリングを開始した。まずXベースを出て狩野川沿いのサイクリングコースへと向かった。この日は天気も良く、青空が広がり、絶好のサイクリング日和だ。
狩野川沿いのサイクリングコース
狩野川沿いの道は、歩行者・自転車用に整備されておりとても走りやすい道であった。筆者もチキンレッグニキも、青空の下を自転車で走る爽快感にテンションが上がりまくり、小学生のようにはしゃいでいた。
「気持ちいーーー!」と叫ぶチキンレッグニキ。
「ですねぇぇぇ」と返す筆者。
傍から見れば大分変な大人であったが、思わず感情が声に出てしまう程の爽快感であった。「ずっとこの道を走っていたい」。そんな風に思いながら狩野川沿いのサイクリングロードを疾走する筆者とチキンレッグニキであった。
城山を背景に記念写真
ハイテンションでサイクリングロードを走り終えた筆者達は沼津市の内浦を目指した。
伊豆の国市と沼津市内浦の間は峠が隔てている。つまり内浦に行くには峠を攻略しなくては行けないのだ。だが、呑気な筆者とチキンレッグニキは今回の体験が初心者コースということだったので「内浦へはトンネルを抜けて行く」と思い込んでいた。しかし峠の麓に到着しても、トンネルの姿は見えなかった。
そして村井さんから「この峠を上っていきますよー」と告げられた。
その言葉に筆者とチキンレッグニキは絶望した。
今にも泣きだしそうな2人を見かねて、村井さんから「E-BIKEなので、初心者の方でも全然大丈夫ですよ」と励まされ、E-BIKEの可能性を信じ、峠道へ向かう筆者とチキンレッグニキであった。
峠へ差し掛かるとE-BIKEのアシストモードの電源を入れ、坂道を上りだした。上りだしてすぐに、ペダルの軽さに驚愕した。そして、自転車もスイスイと坂道を登っていく。「E-BIKEだとこんなにも坂道が楽なのか」と、再びハイテンションの2人。
「E-BIKEすげーーー!」
と叫びながら坂道を攻略していく筆者達であった。
峠道をE-BIKEで“楽しむ”筆者とチキンレッグニキ
峠を攻略した筆者達は、沼津市の内浦地区に到着した。
内浦地区での景色は、さっきまでの山の景色とは一変し、目の前には海が広がっていた。そして富士山も目の前に望むことができた。海越しに見る日本一の山「富士山」。伊豆ならではの景色だ。
峠を攻略した記念撮影の筆者と先輩チキンレッグニキT(富士山をバックに)
気づけば時間もお昼ごろになり、お腹もペコペコであった筆者と先輩チキンレッグニキTは、内浦にある村井さんおすすめの磯料理のお店「駿陽荘 やま弥」さんへと向かった。
<Izu Lettersコラム>
【やま弥 みかんご飯】旅人たちに愛される民宿の定食屋。魚と一緒に食べる「みかんご飯」の香りを堪能
やま弥さんに到着した筆者と先輩チキンレッグニキT
腹ペコの筆者達は、やま弥さん名物のミカンご飯と鯛の「鯛丼定食」を注文した。峠を越えてきた達成感からか、ミカンご飯を使った鯛丼は今まで食べてきたどの海鮮丼よりも美味しく感じた。(もちろんいつ来てもやま弥さんでのごはんは美味しいのだが・・・!今回取材3回目だし!)
やま弥さん名物のミカンご飯と鯛の「鯛丼定食」
昼食を取り終えた筆者達は、内浦の海岸沿いの道を進んでいった。この日は天候にも恵まれていたため、内浦地区を自転車で走っている道中は、常に富士山を望むことができた。また、すぐ隣にある海も、海水が透き通るほど綺麗であった。富士山を見ながら、海沿いの道を進む。伊豆ならではの贅沢なサイクリングを楽しむ筆者とチキンレッグニキTであった。
海沿いの道を進む筆者とチキンレッグニキT
内浦でのサイクリングを楽しんだ筆者とチキンレッグニキTは、最後に「伊豆パノラマパーク」にも立ち寄った。
旅の疲れをいやすため、たくさんのスイーツを食べるためだ。
<Izu Lettersコラム>
【伊豆パノラマパーク(碧テラス)】空中散歩で水盤を使った絶景山頂リゾートへ
「伊豆パノラマパーク」では山麓施設内には「トラットリア伊豆パラディーゾ」が、「山頂施設」には、「かつらぎ茶寮」や「葛城珈琲」といったショップがあり、スイーツを楽しむことができる。また山頂にある「碧テラス」は、富士山が望める絶景スポットで、若者やカップルに人気の施設となっている。ぜひ山頂に行きたいところではあったが、「40歳過ぎのチキンレッグニキと山頂に上るのは・・・」と考え、山麓施設の「トラットリア伊豆パラディーゾ」でスイーツを堪能した。「ティラミス」や「カッサータ」等のイタリアンスイーツを満足いくまで堪能した筆者とチキンレッグニキTは「MERIDA X BASE」に向けて、E-BIKEを進めた。
今回体験したコースは川の景色、山の景色、海の景色と伊豆の自然を存分に満喫することができた。そして何よりE-BIKEでの体験であったため、普通の自転車だと大変な坂道であっても楽々と越えることができ、気軽にサイクリングを楽しめた。次回は伊豆を一周するような上級コースを体験してみたいと思う筆者であった。もちろんE-BIKEを使って・・・