【下田・とんかつ むら中】志村けんも愛した名店が再出発 麻布十番と変わらぬ味提供
2025/08/22
Kojiro Takamoto下田市南伊豆
志村けんさんが愛した麻布十番の名店として知られた「とんかつ むら中」。
そのお店が今、下田で営業しているのをご存知でしょうか?伊豆急下田駅から歩いて4分ほど。国道414号から少し入った静かなエリアにお店はあります。
下田で再出発した名店
店を切り盛りするのは、村中康宣(やすのぶ)さん。東京・麻布十番で55年続いた店を2022年に閉めた後、同年9月に家族と共に下田へ移住しました。
移住のきっかけは、2019年から先に下田で暮らし始めていた次男の勇太さんの誘い。「お父さん、下田でまたお店やってみたら?」という言葉に背中を押されました。
実は村中さん自身も若い頃から何度も下田を訪れていて、ゆったりとした空気と自然の美しさにずっと惹かれていたのだとか。家族みんなで話し合い、「とんかつ むら中」は海のまち・下田で再出発することになりました。
もともとの店は、村中さんの叔母が開業したもの。渋谷・宮益坂で出会ったお気に入りのとんかつ職人をスカウトし、当時はまだ珍しかった「とんかつ専門店」を麻布十番にオープン。女手一つで築き上げてきた店を受け継ぎました。

落ち着く純和風の店内
もともと飲食店だった物件をリノベーションした同店。座敷スペースはなんと家族で力を合わせてDIYしたそう!
12席の和風空間は、どこか懐かしくて、気持ちまでホッと落ち着く雰囲気です。以前の麻布十番の店はシックで洋風な作りでしたが、ガラリと雰囲気を変えた空間を作りました。

素材にこだわり二度揚げで仕上げるとんかつ
看板メニューはもちろんとんかつ。村中さんが惚れ込んだ「平田牧場の平牧三元豚」を使い、高温でサッと揚げてから、低温でじっくり火を通す二度揚げで、旨みをしっかり閉じ込めます。
その肉質については「ゆでてもアクが出ないんですよ。豚肉のイメージが変わると思います」と、村中さんも太鼓判を押します。
「ロースかつ定食」「ヒレかつ定食」「特製ポークソテー定食」などのメニューに加えて、月に数日だけ限定販売するメンチカツも見逃せません。 歯切れの良い肉のジューシーさは、一度食べたらやみつき!販売情報はインスタグラムで発信されているので、要チェックです。
定食に付くデザートの手作りシャーベットには、地元のかんきつを使っています。
さらに夜は完全予約制で、「とんしゃぶ鍋」も提供。上質の豚肉を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。



実際に訪れていた地元の女性は、「塩とレモンで食べるとんかつ、初体験でした!下田で老舗の味を楽しめるなんて…感激です」と、嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
「昔の麻布十番みたいに、このお店が『社交場』のような場所になれば嬉しいですね。地元の方も、旅で立ち寄った方も、若い人も、気軽に来てくれたら」と、村中さんも優しく話します。
とんかつ むら中の基本情報
とんかつ むら中
住所:静岡県下田市東本郷1丁目13-14
営業時間:ランチ:11:30〜15:00(L.O.14:00)
ディナー:17:00 〜20:00(ディナーは予約制)
休業日:日曜日と平日に週に一日(インスタグラムで要確認)
駐車場:あり
アクセス:伊豆急下田駅から徒歩4分

この記事を書いた人
大阪府出身、南伊豆町と東京都の2拠点生活を送る会社員。伊豆下田経済新聞のライターとして伊豆半島南部の魅力を発信しています。
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志村けんさんが愛した麻布十番の名店として知られた「とんかつ むら中」。そのお店が今、下田で営業しているのをご存知でしょうか?伊豆急下田駅から歩いて4分ほど。国道414号から少し入った静かなエリアにお店はあります。