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副業で寿司職人!?下田に誕生した話題の立ち食いずし店「寿しらぼ三◯二」

2025/10/03
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Kojiro Takamoto下田市南伊豆
副業で寿司職人!?下田に誕生した話題の立ち食いずし店「寿しらぼ三◯二」

寿しらぼ三〇二 外観

 

下田の観光スポットとして知られる「了仙寺」(下田市三丁目)の駐車場前の売店エリアに、ちょっとユニークな立ち食い寿司店が登場しました。お店の名前は「寿しらぼ三〇二(すしらぼみまつ)」。2024年11月のオープン以降、地元の人たちや観光客の間で話題になっています。

下田で活躍する"副業寿司職人"という新しいスタイル

お店を運営するのは、下田の老舗寿司店「美松」の4代目で、ケータリングやイベント出張でも活躍する植松隆二さん。クラウドファンディングで137人から300万円以上を集め、「寿司業界に新しい風を吹き込みたい」との思いでこの店を立ち上げました。人口減少や職人不足といった課題に対して、ここを"新しい職人を育てる研究所"のような場にしたいと語ります。

「寿しらぼ三〇二」の一番面白いところは、板場に立っているのが"副業寿司職人"たちということ。会社員やフリーランス、移住者など、本業はさまざまですが、植松さんのもとで修業を積み、晴れてカウンターに立ちます。仕入れや仕込み、接客のサポートは植松さんが裏方に回ってしっかりと支え、副業職人たちは堂々とお客さんの前でにぎりを披露しています。

店名の「らぼ」は英語の「laboratory=研究所」から。植松さんは「寿司を通して自分の可能性を実験してほしい。ここは挑戦を楽しむ場所であり、お客さまとのつながりを広げる場所にしたい」と話します。

実際に副業寿司職人として活躍する齋藤ちひろさん(2024年に東京から下田へ移住)は「自分でにぎる楽しさにハマってしまった」と笑顔で語ります。板場での会話や接客も大きな学びになるそうです。

 

寿しらぼ三〇二 齋藤さん

 

寿しらぼ三〇二 店内の様子

新鮮な地魚を使った寿司をリーズナブルに

店内は白を基調とした清潔感のある空間で、L字カウンターの立ち食いスタイル。定員は10人ほどとコンパクトで職人との距離が近く、一貫300円という分かりやすい価格設定も魅力の一つ。おまかせ3貫セットや5貫セットなどで、新鮮な地魚を気軽に楽しめます。下田ならではの"下田ブルー"ブランドの玉子も味わうことができます。

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

寿しらぼ三〇二 たまご

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

寿しらぼ三〇二 寿司

女子旅にも人気!寿司にぎり体験ですし職人デビュー

さらに話題なのが「寿司にぎり体験会」。レンタル割烹着を着て本格的な指導を受け、約20貫を自分でにぎってその場で味わえます(要予約)。持ち物も不要で、誰でも気軽に"寿司職人デビュー"できる特別な体験です。女子旅や友達同士の思い出づくりにもぴったりで、SNS映えも抜群!

 

寿しらぼ三〇二 寿司にぎり体験会のようす

 

寿しらぼ三〇二 寿司

 

伝統と新しい挑戦が交わる「寿しらぼ三◯二」。下田観光の合間にふらっと立ち寄れば、きっと特別な時間と新しい発見に出会えるはずです。

寿しらぼ三◯二の基本情報

寿しらぼ三◯二

住所:静岡県賀茂郡下田市3丁目12-12

営業時間:11:30〜14:30

営業日:金曜日〜日曜日(詳細はインスタグラムで告知)

駐車場:あり

アクセス:伊豆急下田駅から徒歩10分

伊豆急下田駅から東海バス「海中水族館」行に乗車(乗車時間5分)、「了仙寺」バス停下車、すぐ

 

寿司握り体験

料金:5500円

開催日:インスタグラムにて要確認

申し込み:インスタグラムDMにて受付中

 

 

 

この記事を書いた人

Kojiro Takamoto

大阪府出身、南伊豆町と東京都の2拠点生活を送る会社員。伊豆下田経済新聞のライターとして伊豆半島南部の魅力を発信しています。

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